熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

基礎研究が危機に

2018-12-11 09:50:16 | Weblog
ノーベル賞受賞が決った京都大学の本庶佑教授は、「果実は後進を育てることに使いたい」と、賞金を大学に寄付する考えを表明しました。

基礎科学の研究費が限られている現状を心配していて、「ライフサイエンスに投資しない国は未来がない」と警鐘を鳴らしています。

歴代のノーベル賞受賞者も「研究環境が年々悪化している」「日本の科学が空洞化する」と言ってきていました。

科学ジャーナリストの寺門和夫さんは「受賞者は80年代から90年代の研究で受賞しています。しかし、いまは研究が弱り、研究者が育たない。基礎研究にどうカネを回すかが問題です」と話していますが、同感ですね。

私は、企業と大学との共同研究のコンサルティングをしていて、大学の研究者と話す機会が多いのですが、研究費の削減は大きな問題だと皆さん仰います。

文科省の大学の研究への予算が大幅に減少しているのに、防衛省の予算は増大する一方。

その防衛省から大学に対して、武器に使用される可能性がある研究の資金援助が増大しています。

これは、大学に兵器の研究をさせるための罠ではないかと思いますね。

基礎研究にお金をかける、正しい判断ができる政権に後退してほしい。

早くしないと手遅れになります。







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