今年は立春を過ぎてから氷柱が見られるようになった。今朝も-5℃を記録して、なかなか春が来ない。寒気が厳しいと屋根から落ちる水滴は途中で氷って氷柱になる。氷柱をつたう水滴はまた氷るから氷柱は次第に成長する。
軒氷柱煮炊きの用を軽んずる 井上 雪
光禅寺の境内は雪が積もったままである。足を踏み入れてない雪の溶けたものが、今朝の冷え込みで固雪になった。この固雪を踏む感触は春を思わせる。子供のころ春先に固雪を踏んで遊んだり、近道をして通学したことを思い出すからだ。固雪の上の空は決まって青空だ。朝日が固まった雪をきらきらと光らせる。カメラを携えてその雪を上を歩くのが楽しい。
庭に回ると、池はすっかり雪に覆われている。葉に積もった雪が竹を半円にまでしなわせている。もう少しで折れそうだが、梅の木に支えられてかろうじて姿勢を保っている。
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