テレビのニュースで50年間虐待を受け続けた象のことが報道された。ネットで検索すると、このニュースのネタ元はネットへの投稿であったようだ。50年間鎖で繋がれ、人間の命令を聞かせるための槍が傍らに置かれていた。写真に撮られた象を見ると、身体中に槍で突かれた傷あとが生々しい。虐待された象を解放するため、野生動物の救助団体がこの象のもとを訪ねると、象は痩せて衰え、目から涙のような液体を流した。足にはめらてた鎖をとりはずして解放すると、今度はうれし涙を流したという。
野生動物で感情表現で涙を流すのは象だけだという証言が、動物園で象を飼育している人からのものが多くあるらしい。動物園で象使いが死んだ葬式を、象の檻の前で営んだところ、この光景を見ていた象たちが悲しみで涙を流したという話も紹介されていた。餌をもらう動物がうれしそうな表情を見せることは珍しいことではないが、悲しみやうれしさの感情を涙で表すのは見たことがない。
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