常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

象の涙

2014年07月15日 | 日記


テレビのニュースで50年間虐待を受け続けた象のことが報道された。ネットで検索すると、このニュースのネタ元はネットへの投稿であったようだ。50年間鎖で繋がれ、人間の命令を聞かせるための槍が傍らに置かれていた。写真に撮られた象を見ると、身体中に槍で突かれた傷あとが生々しい。虐待された象を解放するため、野生動物の救助団体がこの象のもとを訪ねると、象は痩せて衰え、目から涙のような液体を流した。足にはめらてた鎖をとりはずして解放すると、今度はうれし涙を流したという。

野生動物で感情表現で涙を流すのは象だけだという証言が、動物園で象を飼育している人からのものが多くあるらしい。動物園で象使いが死んだ葬式を、象の檻の前で営んだところ、この光景を見ていた象たちが悲しみで涙を流したという話も紹介されていた。餌をもらう動物がうれしそうな表情を見せることは珍しいことではないが、悲しみやうれしさの感情を涙で表すのは見たことがない。


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収穫

2014年07月15日 | 農作業


収穫の楽しみはもちろん食べることにあるが、その採れたもの形の美しさも忘れてはならない。作家の武者小路実篤は好んで野菜の絵を色紙に描いた。カボチャとタマネギを並べて描き、「君は君、我は我也 されど仲良き」とい言葉を添えた。カボチャや野菜の絵に、「我は野菜を愛す」と書き入れた色紙も残っている。写真のようなカボチャを見ていると食べてしまうのが惜しく、飾り棚に入れて飾って置きたいような気がする。

臍繰りに似し菜園や南瓜蔓 大畑 義昭

南瓜の姿が和風であるのに比べると、マンゴウは南国の風情がある。今年も藤枝の親戚から木で熟したマンゴウが届いた。こちらも食べてしまうのが惜しい美しさである。こんな南国の果物が静岡県で収穫できるのは、やはり日本が熱帯に似た気象条件になってきたからであろうか。



わが家の家庭菜園に今年はプリンスメロンを植えた。蔓は順調に伸び、拳より少し大きい実をつけて熟すのを楽しみしていたが、台風の影響による大雨で実が割れた。やむを得ず収穫して試食してみたが、実が固く熟す少し前でも、甘い実で、完熟すればもっともっとおいしかただろうと、雨を恨んだ。実の割れないものが完熟するのを待つことにする。


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