農作業に出かけて野菜の収穫をしたり、雑草を取ったりして時間を過ごしていると、色んな発見がある。蒔いた枝豆の種が芽を出した瞬間を狙っているのは鳥である。豆の芽が無残に食いちぎられているのだが、どの鳥が犯人なのかは特定できない。8時ごろ日が高くなってくると、畑と雑木の林を飛んでいる鳩を見かけた。嘴に枯れ枝のようなものを咥えている。しばらくすると鳩はまた畑の方にやってきて、やはり小さな枯れ枝のようなものを咥えてまた林に戻っていく。一体何回運ぶのか、数え切れないほどの回数をくり返した。
葭切の巣は草の穂を綴りたる 十牛
鳩を犯人とする証拠はないが、これほど頻繁に畑の上を飛び回っているだから、枝豆の芽を荒らしたのはこの鳥の可能性が一番高いような気がする。3年ほど前、トウモロコシに実が入ったころ、実を食い破られていたことがあった。この時は、その犯人は雀であった。十数羽の雀が、一つのトウモロコシを群れをなして、協力しながら実に穴を開けていた。その後にネット張ってこの被害を免れた。
カラスもこの季節に巣を作り、そのなかで卵を産む。しばらくすると、巣に雛が孵るのだがこの時期は鴉が人を襲うことも稀ではない。人は気づかずに鴉の巣に近づくのだが、巣を守るために大きく鳴き叫び、人の頭上を掠めるようにして飛ぶ。都会の街路樹や電信柱などに営巣している場合は、襲われることがあるから特に注意が必要だ。
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