常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ズッキーニのオムレツ

2014年07月24日 | グルメ


ズッキーニの最盛期が過ぎた。木は大きくなって花も咲いているが、最盛期に比べて実が大きくなるのが遅い。もう少し経ってから収穫しようとすると、翌日にはとんでもなく大きくなっている。それでも、味が極端に落ちるわけではない。ラタトイユや炒めものやソテーのほかの食べ方を探していたら、丸元淑生のレシピでオムレツを見つけた。

調理は至ってシンプル。2、3ミリの薄さに切ったったズッキーニに塩味をつけ、タマネギの薄切りと一緒にオリーブオイルを敷いた厚鍋で弱火で熱する。ズッキーニに火が通ってから、6個ほどの卵を全体にまわしかけ、弱火で熱し続ける。卵がいい具合に固まってきたところへ細かく刻んだパセリを振りかけ、卵があまり固まり過ぎないうち火を止めて完成。塩味だけのシンプルな味付けは、この料理を上品なものにしている。腹にもたれず、ヘルシーな食感は、はまりそうな味だ。ズッキーニの利用の幅を広げられる。


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向日葵

2014年07月24日 | 


昨年であったか、道の駅村山の駐車場の前の畑に向日葵を栽培している畑があった。その花は大きな木でないが、一斉に咲き揃ってみごとであった。だが、ひとつ不思議に感じたことがあった。その花は太陽が出る反対、つまり西向きに花を開いていた。向日葵は日ざしに向かって咲くのではないのか。鉢植えの花が窓の方を向いて咲くので、くるっと廻して室内に向くようにしても、気がつけば花は窓を向いている。向日葵もそうだとばかり思い込んでいたが、とんでもない誤解であることが分かった。

牧野富太郎の『植物知識』の「向日葵」項に、日まわり日には廻らずとして書いている。
「ヒマワリの花はそく側方に傾いて咲いてはいれど、日に向かっていっこうに動かないことは、実地についてヒマワリの花を朝から夕まで見つめていれば、すぐにその真相がわかり、まったくくたびれもうけにおわるほかはない。」
中心で成長しつつある種は、びっしりと重く、とても自力で動かすことなどできないのだ。

ヒマワリがキク科の植物で、花盤の上の小花と回りにある舌状小花が役割を分担して受精がたくみに行われ、結果として地上の植物でもっとも進歩したものだという知識も教えてくれる。花盤の実が成長しているのは、少しそこを見ただけで分かる。実に神秘的な営みである。


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