常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

2015年08月06日 | 日記


猛暑日が5日も続いている。今日だけで、熱中症で死亡した人は5人を数えている。そんな猛暑のなか、日陰もない公園で百日紅の花が咲いている。人が熱中症で死亡するのに、直射日光に晒された草木は熱中症にならない。この時期活動している草木たちは、暑いところで生まれている。百日紅は中国南部が原産だし、ムクゲやハイビスカスはインド原産である。

太陽の強い光を受ける葉は水を蒸発させて自らの身体を冷却する能力を持っている。さらに樹木は地下に広く根を張ることで、地中の水分を吸い上げる力がある。夜に間に水をたっぷりと吸い上げ、朝の光を受けると元気に光合成をして身体に養分を蓄える。

早朝、畑にいくと、雑草も野菜も夜露に濡れている。葉には水滴がたまっている。これは夜吸い上げた水分が余って溢れている。乾燥は野菜の収量を減らすが、枯死しないのは、こうした夏の暑さに対抗できる能力を備えているからだ。
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