常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

緑のカーテン

2015年08月10日 | 日記


西側のベランダにゴーヤを植えて、西日除けにしている。数は少ないが実が成って、夏負け予防のゴーヤチャンプルーが食べられる。7月の一ヶ月の間の野菜の成長はすごい。一気にベランダの天井まで伸び、脇枝が縦横に張って二重三重の日よけができる。立秋を過ぎて、気温こそ35度前後と高いが空に変化が現れている。朝方、刷毛で刷いたような絹雲が現れて、その後薄い雲が広がった。

雑草の陰で、コウロギ鳴き声を聞いた。古来日本人は、こんな自然の微妙な変化を鋭敏に捉え、季節の移ろいに注目した。

秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる 藤原 敏行

ゴーヤの実が成ると、日は西窓を離れて直接部屋に入らなくなる。緑のカーテンの役割はもうじき終わる。西瓜やメロンに代わって、ぶどうや桃が美味しくなる。猛暑の季節も、もうじき終わる。
コメント (2)
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