木槿
2015年08月11日 | 花
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ムクゲの花がどこの庭にも咲いている。この花はよほど好む人が多いらしい。真夏の庭に、朝次々と花をつける様子は好ましい。紅紫色の花が一般的であるが、白い花もある。京都では、祇園会(7月)のころから咲き始めるので、祇園守りと呼ばれるとことを何かの本で読んだ記憶がある。
今年は日韓国交正常化50周年に当るが、これを記念して記念切手が発行されている。和服を着た日本の女性とチマチョゴリを着た韓国の女性があしらわれたものと桜とムクゲの花をあしらったものの2種類である。桜が日本の国花で、ムクゲは韓国の国花である。朝に咲いて夕べに萎んでしまうので「小人槿花の心、朝在って夕には存せず」(白氏文集)などと詠まれ、移り変わりが早いことの例えに用いられている。
秋あつき日を追うて咲く木槿かな 几 董