常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

向日葵

2015年08月07日 | 詩吟


今日、3ヶ月ぶりで尾花沢に行った。この前、もやしのようなヤーコンの苗を持参して植えたが、みごとな樹勢になっていた。ことしも、ヤーコンの収穫は不安はない。庭先にみごとな向日葵が咲いていた。前田夕暮が詠んだ向日葵がそこにあった。私の背丈よりも高い茎の先端に、太陽が燃え盛るように咲いていた。

向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ 夕暮

金の油とは、太陽のぎらぎらする灼熱の陽光を、花一面に浴びるという大胆な捉え方である。この向日葵に目をこらすとき、太陽の方が小さく見えてしまう、という自然観照。夕暮の独壇場である。優秀吟の課題吟であったので、この歌を数え切れないほど読み、詩吟の調べにあわせて声に出したのは、もう2年も前のことである。
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