久しぶりに春めいた陽気。空の雲にも表情がある。戸外に出るが、田や畑はにはまだ人の手が入らない。一番に咲くイヌフグリが日を受けて、いっぱいに花びらを開いている。庭先で、花壇の手入れを人に挨拶をする。しっかりと草を取って、春の花が咲くのを待ちかねている様子である。空は写真に撮ると青空だが、陽ざしと微妙な微粒子が、いくぶん白んで見える。その先に、面白い形の雲が、遊んでいるように浮かんでいる。
鳥声を呑んで地に有春の雲 暁 台
孫たちが高速道を北上中。ラインで刻々と車中の様子を知らせてくる。流山から高速で6時間、昼過ぎにには元気な顔を見せる。