常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

2018年10月25日 | 日記

この季節になると、方々から柿をいただく。

渋を抜いて食べるばかりになった柿。木から

もいだばかりの渋柿。干し柿にする紅柿。生

食で、干し柿で、柿は実においしく、しみじ

みと秋を感じさせる。

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡 子規   

子規は柿が大好物であった。明治28年の秋、

松山へ帰郷していた子規は、東京へ帰る途次

奈良に泊まり、法隆寺に参詣した。そこの茶

店で、好物の柿を食した。柿を見ると、何故

かこの句を思い出す。それほど、長く、多く

の人の口端に登った句である。 

コメント
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