常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

キングサリ

2019年05月15日 | 

おや、黄色い藤と思うくらい、花の形は藤に似ている。だが、この花は蔓ではなく、普通の木に咲いている。図鑑で調べるとキングサリという花であることが分かった。原産はヨーロッパ中部である。英名はゴールデンチェーン。マメ科の植物である。日本古来の藤も、マメ科であるから、出生は違っても同種の植物のために同じ形の花をつけるのであろう。この花の花ことばを検索してみると、「淋しい美しさ」とある。木いっぱいに咲いている姿を見ると、にぎやかであまりぴったりとする花ことばではない。知らなかった花の名を探すのは楽しい。この春、またひとつ新しくキングサリの名を覚えた。

昨日、夕方からから雨。ときおり雷鳴も聞こえた。乾燥続きの畑の野菜たちにとっては、待ち望んでいたお湿りである。おかげで、朝の水やりは行かなくて済んだ。もう一週間ほどで24節季の「小満」、麦に実がつく季節になる。南宋の詩人の詩に「子規声裏 雨煙の如し 郷村四月閑人少なり」と詠われているが、この季節はこの国でも、人は畑に出て忙しくたち働いた。

 

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