今朝、えんどう豆を初摘みした。ほんの一掴み、朝、味噌汁に入れて食べたかった。去年の秋から、畑を手入れし、種を蒔き、雑草を採ってやっと今日を迎えた。今年、初めてのサヤエンドウを口にする、たったそれだけのために、随分と時間を手数を費やしている。しかし、口の中に広がるサヤエンドウのかすかな甘みと、香りに今年も出会うことができたと思うと、そんな苦労も吹き飛んでしまう。まさに、野菜作りのだいご味である。一緒に春キャベツを一個収穫した。外側の葉は青虫に食われて、穴だらけであったば、結球した部分のしまり具合、葉の状態、見ただけで食欲が出る。
びしょ濡れの豌豆摘むやほととぎす 石田 波郷
ホトトギスもカッコウもまだ鳴かない。摘み残したコリアンダーの背が伸びて、可憐な花を咲かせた。芽を出したズッキーニの根元に、刈りとった草を敷きつめる。暑さ対策である。ここ数年、ズキッキーニの手入れが行き届かなったせいか、収穫する収量落ちている。定番のナス、トマト、キュウリ、ピーマンはそこそこ順調な生育である。今年はバジルの種を多く蒔いた。収穫した葉を子どもたちに送るつもりだ。畑の雑草との格闘の日々が続く。