常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

弥生尽

2022年04月01日 | 日記
三月を終え、今日から四月。年が明けて、年の1/3が過ぎたことになる。いよいよ待っていた陽光と花の季節が始まる。学校では新学期が始まる。先月の末から、スマホ教室にエントリー。年老いた身の新学期が始まる。応用マップ、入門カメラ、応用キャッシュレスの3科目。手足の衰えを補うツールとしてスマホをもっと使いこなすことが4月の目標になる。

四月始まる豁然として田がひらけ 相馬遷子

春は眠い。晩酌を止め、導入剤を止めて睡眠が深くなっている。あまり早く眠りに就くと、6時間後にはどうしても早く目が覚める。これは高齢になったことの証しであろうか。今朝は3時に目が覚めて、枕元に置いた河合隼雄『日本人とアイデンティティ』を開く。心理学の分野では、欧米で発達心理学が盛んになってきて、中年を過ぎても人間は死に至るまで発達を続けることに目が向けれれているという。しかし、東洋には『論語』、インドの四住期などの考えが古くからあり、古くから老いていくことを成熟へ道として捉えていたと指摘している。

「我十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順い、七十にして心の欲するところに従えども矩を越えず」

改めて孔子のこんな言葉に触れて感慨が深かった。自己実現ということが、古今の聖人や学者に注目されていることが興味深く朝まで本を置くことができずに読み続けた。
コメント
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