ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

人生の幸福

2024年05月16日 10時52分35秒 | 社会

先日、朝日新聞デジタルに

ハーバード大学の興味深い研究の記事が。

同大学のwell beingの研究によると、

幸せな老後を迎えられるかどうかは

現役時代からの人間関係の良しあしが影響し、

一方で「慢性的な孤独」は幸福度を下げ、

健康状態の悪化や死亡率の上昇も招くらしい。

 

〈エゴノキの花はよく見るととっても可愛い〉

 

具体的には、「良い人間関係」は

心臓病、糖尿病、関節炎の発症を抑制し、

「慢性的な孤独」は死亡率を26%アップ。

結論としては、「幸福」の二大予測因子は

パートナーや友人など他者と過ごす、

「時間」と「質」なのだとか。

例えば愛情の薄い喧嘩ばかりの結婚生活は

離婚より健康に悪影響を及ぼす、とも。

 

 

リタイヤ後のこれからの人生を彩るのは

人間関係だとは何となく感じてたけど

権威ある大学の研究結果として提示されると

やっぱりそうだったか、と深く納得しました。

夫や家族、新旧の友人、知人との時間を

これまで以上に大切にしていかなければと

改めて思わせてくれた記事でした。

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朝の挨拶と鷹揚な運転

2023年10月30日 13時33分57秒 | 社会

こちらに来て気づいたり驚いたことが2つ。

まず一つめは、朝の散歩の際に歩く陶彩の径では

見知らぬ人とでも互いにあいさつすること。

誰であれ、人とすれ違ったり、追い越す時、

まるで登山の時のように挨拶を交わすことが多く、

最初は戸惑ったけど、今はそれが気持ちがいい。

高齢の方が多いけど、顔見知りも何人か出来て、

今日も頑張ってらっしゃるなと励まされています。

 

 

もう一つは、信号機のない横断歩道や

横断歩道すらない車道を渡るとき、

車がかなり前から停車して待っててくれること。

自分がこのまま歩き続けても、止まることなく

車が先に通り過ぎるなと思うような状況でも

車が停まって待ってくれてるものだから、

頭を下げて、小走りすることもしばしば。

何でも信号のない横断歩道での一時停止率は

岐阜県は65.4%で全国5位だというから、納得。

 

 

52.0%で17位の兵庫県や、34.6%で36位の京都府、

26.7%で44位の大阪府に慣れてた身にとっては

最初はちょっと驚くというか、恐縮するというか。

大阪市なんて、横断歩道があろうがなかろうが

歩行者も運転手も、1対1の仁義なき戦いあるのみ。

ある種、自己責任で突っ切ってたものなあ。

 

地方都市には、過疎化やシャッター街など

問題もたくさんあるのは事実だけれど、

こうした美徳もいっぱいあることを

日々気づかせてもらっているところです。

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これからの社会

2021年10月16日 11時10分00秒 | 社会
コロナ禍になって1年半以上が経ち、
在宅勤務生活は、今も継続中。
でもジムや美容院、病院に通る頻度も同じ。
外食する頻度も微減した程度で
テラス席や座席間隔の広いお店を
選ぶようになったくらいで、
コロナ禍や緊急事態宣言下でも
あまり大きな変化はなかったかも。



一番大きかったのは考え方の変化かな。
行かないと出来ないと思っていたことが
行かなくても出来ることも意外に多くて。
以前なら参加出来なかったイベントにも
家からリモートで参加出来るし、
職場じゃないと出来ないと思ってた仕事も
やってみたら結構家でも出来たりして。

この変化は勿論わたしだけじゃなくて
社会全体で起きてることだけど
コロナ禍の後の社会はどう変わるのか
わたしにはまだまだ見えてはこない。
欧米はコロナ前に戻りつつあるようだけど
ただ元通りに戻るだけなのかなあ。

出来ればそうじゃないといいなと願ってる。
とても快適とは言えない通勤電車や、
ほとんど儀礼的な挨拶まわりや、
顔つなぎだけが目的の出張などは、
なくてもちゃんと社会は回ることが
コロナ禍で折角分かったのだから。
そこから、誰にとってももっと優しくて、
意味のある社会になるといいなと
社会の片隅でひっそりと祈っています。
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便利なのに不安な日本人

2020年10月24日 13時25分00秒 | 社会
金木犀が街のあちこちで香る季節。
読書の秋にかこつけて読んだのは、
日本人漫画家と結婚した、
AFP通信社勤務の仏人女性が書いた
不便でも気にしないフランス人、
便利なのに不安な日本人
」という本。
タイトルを見た瞬間、妙に納得して。

(近所の金木犀の生垣)

例えば日本では大学、専門学校を
その年に卒業したほぼ全員が
在学中に内定をもらっているのに
「自分の将来に明るい希望がある」と
アンケートに答えたのは6割ほど。

一方フランスでは殆どの学生が
在学中に内定をもらうことはなく、
卒業してから職探しが始まるのに
83%以上が希望があると回答。
失業率は日本の3倍もあるのに。

(私の朝のジョギングコース)

交通機関などの公共サービスも
日本は比類なき正確さを誇るけど
フランスの電車(SNCF)は
時間通りに来ないし、運休も頻繁。
ストライキもしょっちゅう。
パリのメトロに至っては
時刻表そのものがないのだとか。

それで成り立つ社会もすごいけど
それでハッピーなフランス人には
色々考えさせられてしまって。
「幸せになるのに、そんなことは
どうでもいいこと」なんだろうな。
随所でクスっと笑わせられながらも
幸せや生き方、社会のあり方を
結構考えさせてくれる本でした。
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日本人の国民性

2020年05月08日 18時00分00秒 | 社会
緊急事態宣言の延長に伴って
私の在宅勤務も当面延期。
仕事前に引き続きせっせと
河川敷を歩いています。



日本もPCR検査を増やさなければ
大変なことになるかもと危惧したけど
どうやら杞憂に終わりそうな気配。
結局日本政府のやり方は
あれはあれでアリだったのかなあ。

でも、やっぱり釈然としない。
韓国並みに徹底してくれた方が
国民としては安心できるし
そういう政府の方が信じられる。

新規感染者がこれだけ減ったのは
やはり政府の手腕などではなく
日本人の国民性による気がする。
良くも悪くもきわめて均一的で
自己抑制の効いた社会だから。
今回は少し誇りに思っていいかも。

とはいえ、いまだ収束には遠く、
今後ぶり返すかもしれないから
のんびり誇りに思ってないで
気を引き締めていかなければね。
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