17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
ゆづ(羽生結弦)の記者会見後の騒動も
最近やっと落ち着いてきた感じ。
唯一無二の存在感のあるアスリートだけに
反響はやはり大きかったなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/ea/a74dfd52764a96896be8ea5ef850a6bb.jpg)
「来るべきものが来た」として
私は冷静に受け止めたけど
プロになっても、ただ楽しませるだけの
ショーに留まることなく、
まだまだ道を極める気まんまんの姿勢には
驚いたというか、やっぱり、というか。
ゆづは「引退」するつもりではなくて、
単に競技からショーに場を変えるつもりなんだな。
得点やルールに囚われることなく、
自分のやりたいことに集中するために。
自分のやりたいことを極めるために。
やっぱり求道者なのだと思いました。
あまりにも「羽生結弦」が大きくなりすぎて
今はもう「熱烈なファン」は卒業したけれど
プロとして道を極めようとするゆづを
これからは静かに見守っていこうと思います。
母の供養になればと思い、
週末にお写経をしました。
子どもの頃の思い出や
母の声などを思い出しながら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b9/9fc755fa835730e33e5b24f99d88a70f.jpg)
親を見送ってしまうと、
これから迎える老いの時期を
どう過ごすかを、つい考えます。
「あっという間だからね」と
写真の中の母は微笑む。
死を意識することは
確かに怖いことだけど
だからこそ今この瞬間を
大切に、丁寧に生きなきゃと思う。
前から思ってはいたことだけど
より切実にそう思うのです。
先日、母が他界しました。
ステージ4のガンが判明してから1年2か月、
年齢と心臓の持病から手術は諦め、
抗がん剤は1年程は驚くほど良く効いたものの、
やがて効かなくなり、最後は認知症状も出てきて、
緩和ケアを経て、閉じた86年の生涯。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/7a/70c5173f03d858b418989a28216679a2.jpg)
最期を看取ってくれた姉によると、
眠ったまま、穏やかな旅立ちだったとのこと。
とりわけ、それを願っていた私にとっては
悲しみの中でも、大きな救い。
もう実家に電話をしても出てくれる人はなく、
お母さんと呼んでも答えてくれる人がいない。
そう思うとたまらなく心許ないけれど、
もう母が苦しむこともないと思えば、
ほっとした思いにも満たされるのも事実。
今は七十二候の「蓮始開(はすはじめてひらく)」。
母の戒名にも「蓮」の一文字がありました。
合掌。