17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
先日、市内の暑さを避けて、
六甲山サイレンスリゾートで
BBQランチをしてきました。
深い緑の木立の中にあって
欧州のロッジのような佇まい。
改修後に訪れるのは初めて。
(ストラスブールっぽい外観)
油蝉が席巻する街中と違って
六甲山ではミンミンゼミと
カナカナと鳴くひぐらし。
神戸の街と海を眺めながら
気持ちのいい、静かな午後。
コロナのせいで人も少なくて。
(画像はサイトからお借りしました)
1959年版の映画「細雪」では
雪子のお見合い場面のロケが
行われたのがまさにここ。
阪神間モダニズムを感じさせる、
レトロな内装がなかなか素敵。
(ついつい座りたくなるソファー)
今はまだ宿泊施設はないけれど
数年後には円形の建物を建てて
ホテルとしても開業するみたい。
泊まりに来る機会はないだろうけど
またお茶だけでもしに来たいな。
さすがにこの1週間ほどは
厳しい猛暑と仕事が忙しくて
朝のジョギングはお休み。
「災害級の暑さ」と連呼されると
外に出ることもためらわれる。
それでも蝉も梅雨明けの頃の
耳をつんざく声と比べると
ずいぶん勢いを失った感じ。
こんな暑さの中でも
夏はゆっくり去りつつあるのかな。
おかげさまでこのところ
みいみも食欲を取り戻し
元気にしてくれています。
どうやら無事に夏を越せそう。
とにかく一日一日を大切に。
ちょっと変わった経歴の尼僧、
塩田妙玄さんの本を読みました。
このビデオも繰り返し見ています。
とても体得するには遠いけど
大切に心に刻んでいます。
動物たちの言葉を感知できて、
多くの野良猫や犬の保護活動や
その看取りもしている妙玄さんは
一匹一匹に溢れんばかりの愛情を注ぎ
ブログでハースという死にゆく子に
こんな言葉をかけていました。
「いいよ、いいよ。
それでも、大好き!
ハース!大好き!
一直線に、逝け!
駆けて逝け!
止めないから
立ち止まらず逝け!
ハース!」
ハースは数日後に静かに他界。
すごいなあ。私には真似できない。
いっぱいいっぱい感謝してるし
十分に愛をもらったと思っていても
やっぱり止めてしまいそう。
修行が足りないのは間違いないけど
これも私の修行と心得なければ。
みいみは相変わらず一進一退だけど
週末に病院で治療してもらってからは
少し元気になってくれてうれしい。
ご飯ちょうだいってせがまれることが
こんなに幸せで嬉しいことだなんて。
朝走る前には近所の神社にお詣り。
手水場にはお花が浮かべられていて
いっぷくの涼と癒しを頂いています。
「頑張れ、みいみ」なんて書いたけど
ずっと元気でいてもらいたい、
一日でも長く生きていてもらいたい、
なんて言うのは私のエゴだなあ。
十分この世での役割を果たしたのだから
みいみはもうこれ以上頑張らなくていい。
頑張らないといけないのは、私の方。
病状にいちいちうろたえないで、
心が揺らがぬよう軸をしっかり持って、
ただただ、ありがとうの思いだけで
みいみに寄り添って行かなくちゃ。
そう何度も自分に言い聞かせながら
一日一日を過ごしています。
みいみの体調は一進一退。
7月下旬は本当に悪くて
ほとんどごはんも食べず
夏が越せるか気をもんだけど
ここ数日急に元気になって
食欲モリモリに逆戻り。
本当にうれしくて涙が出る。
朝のスロージョギングは
お天気と体調が許せば
3ヶ月になる今も続けてるけど
ダイエットには全くならず、
むしろお百度参りに近いかも。
暑くてもしんどくても苦しくても
私なりに頑張って走るから
その分みいみが元気になるように。
その分みいみが長生きするように。
そんな願掛けのようなジョギング。
今のところはこの願掛けが
叶えられてる気がするだけに
やめたくてもやめられない。
頑張れ、頑張れ、みいみ。
頑張れ、頑張れ、わたし。