17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
日に日に朝晩の冷え込みが厳しくなり
季節は晩秋から初冬へと移ろう頃。
散歩に出かけた近所の公園では
銀杏が散り敷いて、黄金色のじゅうたん。
こちらは色とりどりに色づいた、
すずかけの木の落ち葉。
実際は息をのむほどきれいだったのに
写真に撮ると何だか普通なのが残念。
仕事では怒涛の年末モードに入り、
家でもバタバタすることばかりで
心が電池切れになりそうだけど
こうして穏やかな自然に包まれて
ベンチで温かなミルクティーを飲み、
ゆっくり呼吸をしているうちに
少しずつ充電される気がします。
朝晩が冷えるようになって
秋もすっかり深まり
紅葉の美しい季節になりました。
散歩道の土手の二本の桜も
深い秋の色に染まってきれい。
近くの公園では、銀杏が黄金色。
散り敷く落ち葉のかたわらで
サッカーに興じる子どもたちの
元気な声が響いていました。
もみじもずいぶん赤く色づいて
秋もいよいよクライマックス。
来週にはまた一段と冷えるらしいから
冬物のコートを出さなくちゃ。
そう言えば、河川敷を散歩していたら
川辺の木の枝につるされた小さな短冊に
「携帯を拾っていただいて
ありがとうございました」の文字が。
ひょっとして先日拾った携帯の持主?
だったら、とてもうれしいなあ。
なんだか心がとても温かくなりました。
このところのわたしの日々に
決定的に「ねこ」が足りない。
みいみがいなくなってから、
日々嫌と言うほど思い知るのが
猫のいない人生の味気なさ。
だからといって、すぐに次の子、
という気にはまだなれないから
その穴をこんなモノで
埋めようと虚しい努力をしています。
これは猫の形の紅茶ティーバッグ。
パッケージがかわいいから
取っておいた頂き物だけど、
中身はもっとかわいかった。
ティーバッグになった胴体は
マグカップの熱湯に浸し、
前足が取っ手を抱え込む形。
後ろから見ると、こんなふう。
ちゃんと後ろ足もしっぽもあって
かわいすぎる演出がたまらない。
思わずネットで探してみたら、
ちゃんと
ここにありました。
他の種類のも見つけたよ。
かわいいティーバッグと
美味しい紅茶にしばし和みつつ、
私を励まそうと送ってくれた人に
改めて感謝しながら頂きました。
今年はなぜか色々拾う年らしく、
春にお財布を拾ったのに続き、
先週は免許証の入った携帯を拾い、
先日は河川敷で鍵を拾いました。
それも同じ日に相次いで2つも。
どちらも、どう見ても家の鍵。
お昼休みに警察に届けてきたけど
ちゃんと持ち主に戻るといいなあ。
先週拾った携帯は連絡先が分かるから
多分すぐに戻されたと思うけれど
鍵だから手掛かりは何もなさそう。
家の鍵をなくすのは結構痛いはず。
私もこれまで携帯や定期を落としたり、
鍵を置きっぱなしにしてしまったり、
いろいろやらかしてきただけに、
その時のショックはよく分かる。
でもその都度誰かの善意のおかげで
無事に手元に戻ってきたから
今回、その恩返しになるといいなあ。
こういう時はお礼なんていらないから
巡り巡って、次に私がやらかした時に
また誰かに助けてもらえますように。
そんな風にお互いの小さな善意が
社会の中でずっと繋がりますように。
思わずそう祈った出来事でした。