ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

夏の使者

2008年06月30日 21時56分03秒 | 花・自然
普段の通勤路の一本横の道を通ってみたら
早くも満開のたくさんの朝顔に出会いました。

夏にはどこにでも咲く
雑草のような花だけど
こうして近くで見ると
青から紫、ピンクへのグラデーションが
なんてきれいなんでしょう。
雨のしずくも、なんとも涼しげ。



夏の使者のような朝顔をみていると
重く垂れ込めた梅雨空の向こうに
待ちかねた真夏の太陽を予感させる。



6月も今日で終わり、
そしていつのまにか、今年も半分の折り返し。

日常生活に追われて
バタバタと日々は過ぎてゆくけれど
心までバタバタ余裕なく過ぎてしまわないように
生活のディテールを大切にしながら
もっと一日一日をていねいに過ごすそうと
思いつつ迎える、7月です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カモの親子発見

2008年06月28日 17時37分31秒 | 花・自然
散歩道にある小さな小川で
かわいいカモの親子を発見。
生まれて間もないふわふわのひよこが
母鳥の後をちょこちょこと泳ぐ様子は
本当に愛らしい。



小雨がぱらつく空模様でしたが
いつまでたっても見飽きない光景でした。

猫好きのわたしが言うのもなんだけど
どうか野良猫などにやられることなく
元気に育ってくれますように。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続続・高野山

2008年06月27日 00時14分13秒 | 友人・仲間
そういえば先週、
職場の上司のお宅に招かれ
同僚の結婚祝いのお食事会がありました。
歴代のインターン卒業生さん等が集まってくれて
総勢12-13名の大同窓会に。

望み通りの仕事に就けて頑張っている人
まだ道を探している人、
人間関係に頭を悩ませている人、
様々だけど、みんな喜んで来てくれた、
そのことが、うれしくて。

この職場に来て6年。
一体何人の若い人たちを見送ってきたかしら。
いつまでたっても馴れなくて
なんて淋しい役回りかと思うことも。

わたしはといえば、
何年経っても、相変わらずの毎日。
同じ仕事を繰り返すだけで、
時の流れに取り残されてる気分になることも。

でも先日、高野山で
静かな雨の音に心をひたしていた時、
それもわたしの役目の一つなのかも、と
ふと心に浮かんだのでした。
・・・ああ、そうなのかもしれない、と。



旅立っていった彼らが
それぞれに帰りたくなったり
話を聞いてほしくなった時に
変わらずそこにいる誰か、
帰ることの出来るどこかが、必要なら。

嬉しい知らせ、
悲しい知らせ、
迷いや苦しみ、相談事、
抱えてくるものが、何であっても。

変わりゆくものを見守る
変わらない毎日。
たくさんの船出を見送り、
また港に迎える、小さな灯台みたいに。

そんな役目も悪くない、と気付かせてくれたのは
高野山の雨だったのでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・高野山

2008年06月26日 23時01分00秒 | 家族
先週末はお見舞いに行けなかったので
今週は平日に行ってきました。
休みなしの母に代わり
半日余りを父のもとで過ごしました。

考えてみたら大人になってから
父と二人きりで過ごしたことって
1時間でもあったかしら。

その間にも入れ替わり立ち代り
看護婦さんや先生がいらしたので
ゆっくり話す時間はわずかだったけれど。

そのわずかな時間に
高野山に行った話をし、
病気平癒のお札を貰ってきたことを伝えると、
父は真剣なまなざしでわたしを見たまま
良く回らぬ舌で、何度も何度も
名古屋の叔父の分も拝んでやってくれと
懸命に繰り返すのです。

名古屋の叔父というのは母の長姉のご主人で
何年も前から脳梗塞や痴呆、糖尿病等を患い
今も入院中なのですが
少なくとも父より体は元気で
確か、歩くことも食べることも出来たはず。

父は、自分は寝たきりで食事も摂れない体で
その叔父の心配をしていたとは。



わたしはその時、
自分と家族のことしか考えなかった
自分自身を恥じました。

わたしが今まで知らなかった、
父のそんな一面に驚きつつも
父から尚教えられるものがあることを
それに気付けたことを
謙虚によろこびたいと思うのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高野山

2008年06月22日 00時31分58秒 | 健康・癒し
日常に戻るとは言ったものの
戻るのは少しだけ先延ばしにして、
高野山にお参りに行ってきました。

しっとり濡れた木立に包まれた参道は
しんと静まり返り、
滴るような緑の中
清浄な空気に包まれて。



サーサーと降る雨の音だけが聞こえる
静かな静かな景色。
そんな雨の音を写せないかと
シャッターを押してみたのだけれど。



お茶を頂きながら心を静かにしていると
時折、言葉にならない思いが波紋のように広がる。
でもそれも、やがて静まって、
ただただ心地良い、雨の音。



帰る頃には、急に霧が垂れ込めてきて、
見ていると吸い込まれそうな、神秘的な光景。
何十年も、何百年も生きてきたかのような木々の
まっすぐな生命、そして静けさ。



父のための病気平癒のお札を頂きに来たのに
わたしもたくさんの癒しをいただいて
穏やかな気持ちと共に帰ってきたのでした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする