15歳の自分と今の自分の手紙のやりとりという形の
アンジェラ・アキさんの「手紙」という歌を聴いたら
15の頃の自分を思い出してしまいました。
15の今頃は、ちょうど中学を卒業し
高校入学を控えていた頃。
実家の辺りでは公立高校がいわゆる進学校で
当時は、3校あった学校間のレベルの標準化を図るため、
学校単位ではなく1群、2群、3群という群受験制度。
わたしは、父と姉の母校でもありずっと憧れていた、
伝統あるK校に当然入れるものと思って、受験。
なのに同じ群を受けた、仲の良かった友達たちは、
ほとんどK校に振り分けられたのに
もう一人の友達とわたしだけが、
なぜか思ってもみない、設立7年目のH校。
K校に決まって、笑いさざめく友達たちが
キラキラ輝いて、幸せそうに見えて。
「わたしだけどうして」と沈んでしまって。
さみしさ、ねたましさ等の暗い思いをもてあまし、
誰にも言えず、人前では笑顔で隠しながら
庭の花の苗をいじるふりをして、
ひとり泣いていたのを思い出す。
その15のわたしに、もし出来るなら、
伝えたい、たくさんのメッセージ。
その後、新設校ならではの自由で活気ある空気の中で
楽しくのびのびした高校生活をおくること、
その後何十年も連絡をし続けるような
素敵な友達に、いっぱい出会うことになること。
その後も、思う通りにいかなくて
辛く苦しい思いをすることはたくさんあるけれど、
その都度、何とか乗り越えていけること。
そしてそのどれもが
「あの時、思い通りにならなくて良かった」と、
「あれは必要なことだったんだ」と、
必ず、後になって思えるようになること。
すべて自分の思い通りになっていたら、
わたしは間違いなく、今の自分にたどり着いていなかった。
すべての失敗は、失敗ではなく、
ここにたどり着くために、必要なステップだった。
だから何があっても、
必要だからそうなったんだって
すべてが幸せへの道だって、
諦めることなく、信じていてほしいこと。
何十年か後のあなたは、迷いも苦しみもあるけど
ささやかだけどたくさんの
小さな幸せに囲まれて暮らしているから。
それらをみんな、心から笑えずにいた15のわたしに
そして、あの頃のわたしのような15歳の人たちに
伝えることが出来たなら。
きっとそれは、わたしだけじゃないと思うから。
とは言え、わたしも人生の道半ば。
今の親の年になったわたしは、今のわたしに、
何を伝えたいと思うのでしょうか。
アンジェラ・アキさんの「手紙」という歌を聴いたら
15の頃の自分を思い出してしまいました。
15の今頃は、ちょうど中学を卒業し
高校入学を控えていた頃。
実家の辺りでは公立高校がいわゆる進学校で
当時は、3校あった学校間のレベルの標準化を図るため、
学校単位ではなく1群、2群、3群という群受験制度。
わたしは、父と姉の母校でもありずっと憧れていた、
伝統あるK校に当然入れるものと思って、受験。
なのに同じ群を受けた、仲の良かった友達たちは、
ほとんどK校に振り分けられたのに
もう一人の友達とわたしだけが、
なぜか思ってもみない、設立7年目のH校。
K校に決まって、笑いさざめく友達たちが
キラキラ輝いて、幸せそうに見えて。
「わたしだけどうして」と沈んでしまって。
さみしさ、ねたましさ等の暗い思いをもてあまし、
誰にも言えず、人前では笑顔で隠しながら
庭の花の苗をいじるふりをして、
ひとり泣いていたのを思い出す。
その15のわたしに、もし出来るなら、
伝えたい、たくさんのメッセージ。
その後、新設校ならではの自由で活気ある空気の中で
楽しくのびのびした高校生活をおくること、
その後何十年も連絡をし続けるような
素敵な友達に、いっぱい出会うことになること。
その後も、思う通りにいかなくて
辛く苦しい思いをすることはたくさんあるけれど、
その都度、何とか乗り越えていけること。
そしてそのどれもが
「あの時、思い通りにならなくて良かった」と、
「あれは必要なことだったんだ」と、
必ず、後になって思えるようになること。
すべて自分の思い通りになっていたら、
わたしは間違いなく、今の自分にたどり着いていなかった。
すべての失敗は、失敗ではなく、
ここにたどり着くために、必要なステップだった。
だから何があっても、
必要だからそうなったんだって
すべてが幸せへの道だって、
諦めることなく、信じていてほしいこと。
何十年か後のあなたは、迷いも苦しみもあるけど
ささやかだけどたくさんの
小さな幸せに囲まれて暮らしているから。
それらをみんな、心から笑えずにいた15のわたしに
そして、あの頃のわたしのような15歳の人たちに
伝えることが出来たなら。
きっとそれは、わたしだけじゃないと思うから。
とは言え、わたしも人生の道半ば。
今の親の年になったわたしは、今のわたしに、
何を伝えたいと思うのでしょうか。