ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

17歳半のグローリー

2012年11月26日 01時46分00秒 | フィギュアスケート
昨夜、自宅に戻ってテレビをつけた途端
NHK杯でゆづが優勝したことを知り、
旅の疲れも寝不足もぶっ飛んでしまって
また深夜の1時過ぎまで録画を観て大興奮。
全くおちおち出張もしてられないんだから。

それにしてもSPはもはや永久保存版。
17歳には難しいと思われるブルースを
あそこまで自分のものにしてしまうとは。
FSはまたスタミナ不足が出てしまったけれど
アメリカ杯と比べると目覚しいばかりの成長。



オリジナルのミュージカルを見た今では
ゆづが時にエスメラルダとなって軽やかに舞い
時に彼女を慕うカジモドの恋心そのものになって
恋い焦がれ、嘆き、叫んでいるように見える。

ちなみにこれがプログラム最後の曲。
自分が恋した男によって処刑された、
哀れなエスメラルダの遺体にすがって
もう一度歌っておくれ、踊っておくれと
胸も張り裂けんばかりに歌いながら
彼女の後を追って天に召されるカジモド。



アイスダンスのディビス・ホワイトペアも
今回ノートルダム・ド・パリを演じるから
その違いを見比べるのも楽しみのひとつ。
片思いではあるけれどラブストーリーだから
ペアのほうが表現しやすいのは確かだけど。

それにしてもすごい選手になっちゃったな。
今や押しも押されもせぬトップスケーター。
いずれこうなるとは確信していたけれど
まさかこんなに早く来るとは思ってなくて。
17歳半のグローリーの想像以上のまぶしさに
この先どこまで驚かされるのかわくわくしつつ。
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バンコクを去る朝に

2012年11月24日 09時03分00秒 | 出会い
6日間のバンコク滞在を終え
まもなく飛行機に乗るところ。
昨夜はこちらで知り合ったタイの友人が
自宅での夕食に招いてくれたから
いろいろ意気投合して話しこんでしまって、
寝たのが1時過ぎになってしまった。
それでも5時過ぎには起きねばならず
中途半端な睡眠時間は少々つらいけど
飛行機の中で寝ればいいから大丈夫。

日本を離れるたびに思うのは、
日本はどこか空気がやわらかい感じがする。
日本は、良い意味でも悪い意味でも
やはりどこか、大きな「村社会」。
たくましいというよりお互いに頼りあって
村社会の一員として暮らしている気がする。



バンコクはアジアとは言え国際都市で
さまざまな文化と民族が交差して
混沌としたハーモニーを醸していて。
人々はたくましく、街も有機的で
食べ物やごみの匂いが漂い、
コンクリートで囲まれた大都会なのに、
アンコールワットの熱帯の木々のように
人々の生活はたくましく根をおろしている。

ここにくるたびに私は自分が温室育ちの
苦労知らずの甘ったれだと気づかされる。
それなりに苦労はしてきたつもりでも
ここで出会った人たちの話を聞いていると
恥ずかしくなるくらいの苦労知らず。
それに気づけただけでも来た甲斐があるのかも。
こうした小さな気付きがわたし自身を
なにかほんの少し、変えてくれる気がします。
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みみにゃん、その後

2012年11月19日 23時24分00秒 | ねこ
みみにゃんは、木曜日に病院行って以降
調子良かったからほっと安心していたら
日曜日の夕方になって、極度の頻尿&血尿。
これはいけない、と再び日曜の夜に
あわてて動物病院へ駆け込みました。

でも嬉しいことに尿の中の結晶は消えていて
細菌も見つからず、精神性の膀胱炎との診断。
こんなに早く結晶が消えたのはびっくり。
普通嫌がる療養食をもっともっととおねだりし、
4日間で200gも太っただけのことはある。
でも精神性の膀胱炎となると抗生剤も効かない。

ストレスって、つまりわたしの責任。
出張の準備でばたばたしていただけでなく
心配で夜も眠れないほど気に病んでいたことが
みみにゃんに伝わってしまったに違いない。
それがみみにゃんを不安にさせてしまった。
そんなみみにゃんを置いて今はバンコク。
心配オーラ出しまくりの私がいないことが
逆にみみにゃんの心の安定になりますように。

(バンコクもクリスマスのイルミネーション)

じっとしてるとみみにゃんのことが心配になって
海を越えて心配オーラを送ってしまいそうだから
夜の街でスパイシーなタイ料理を食べてきました。
お店の人が辛くないと言うのを信じて注文したら
おいしいんだけどやっぱり私には辛くて
味覚芽が総攻撃に遭って、涙目になりながら。
もうタイは5回目なのに、まだ学習しないわたし。

気が付くと心はみみにゃんの元へ飛んでいく。
さみしがってやしないか、痛がってやしないか。
でも、このネガティブな念がいけないんだよね。
どうせ想いを飛ばすなら、楽しいよ、大好きだよ、
必ず元気になるから大丈夫だよ、でないと。
大体今のわたしに出来ることはそれだけなのに。
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みみにゃん、再発

2012年11月16日 21時12分00秒 | ねこ
仕事で急遽バンコクに行くことになって
その間にやろうと思っていた仕事の調整やら
フライトやホテルの手配やら
既に入れていた予定の調整でバタバタしていたら
よりにもよってみみにゃんの結石症が再発。

帰宅後嫌がるみみにゃんと大バトルを繰り広げて
双方負傷しながらも無理やりケージに押し込み、
タクシー飛ばして行きつけの動物病院へ。
家の近所にも幾つかあるのだけれど
検査機器が充実していて年中無休の隣町の病院だと
万一の時に助かるので、みみにゃんはずっとここ。



怖がって泣き叫ぶみみにゃんをなだめながら
レントゲンやエコーや穿刺検査で再発を確認後
点滴と注射をしてもらって帰ってきました。
鳴き過ぎてお腹がすいたみみにゃんは
フガフガ言いながらごはんをモリモリ。
私はみみにゃんをケージに入れる格闘で
毛だらけ、傷だらけ、汗だくの、くったくた。

フードを療養食に切り替え、しばらくは経過観察。
とはいえ月曜にはバンコクに飛ばなければならないから
病気のみみにゃんを託す人には、ただただ申し訳なく
怖い思いをさせ、痛い思いをさせただけでなく
淋しい思いまでさせることになるみみにゃんにも、
心配しながら、ごめんねと悔やむことしか出来ない。
この大事な時にそばにいてやれない役立たずの私、
後ろ髪ひかれまくりの重い心で、行くしかなくて。
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ノートルダム・ド・パリ

2012年11月11日 18時28分00秒 | 音楽・アート
このところわたしに何かとご縁があるのが
ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」。
ゆづの今シーズンのFPの曲というだけじゃなく、
フランス人と「ロミオとジュリエット」の話をすると
なぜか必ず「ノートルダム・ド・パリ」の話に。
「ロミオとジュリエット」はフランスの
大ヒットしたミュージカルだけど
その後にさらにヒットしたのがこれらしい。

折角だから観てみたくてYouTubeで探したら
英語の字幕入りのものを発見。
冒頭のイントロの曲がゆづがFPで使ってる曲
"Le Temps des Cathédrales"(大聖堂の時代)。
この曲には歌があったんですね。



C'est une histoire qui a pour lieu
Paris la belle en l'an de Dieu
Mil quatre cent quatre-vingt-deux
Histoire d'amour et de désire

Nous les artistes anonymes
De la sculpture ou de la rime
Tenterons de vous la transcrire
Pour les siècles à venir

Il est venu le temp des cathedrales
Le monde est entré
Dans un nouveau millénaire
L'homme a voulu monter sur les étoiles
Ecrire son histoire
Dans le verre ou dans pierre (続き)

内容は今から語られるこの物語の時代背景。
人々が空の高みを目指して上へ上へと
ゴシック様式の大聖堂を盛んに建築した時代、
それを語り部の詩人が朗々と謳い上げるもの。

ミュージカル自体も素晴らしい内容で
見始めたらやめられなくて一気に最後まで。
姿は醜くても純粋で一途なカジモドの
胸を締め付けるような悲痛な絶唱に
涙が止まらない、悲しぎる結末だけれど。
ゆづはこの物語をどう演じるのかしら。

他にも"Le Roi du Soleil"(太陽王・ルイ14世)や
"La Révolution Française"(フランス革命)等の
ミュージカルの演目があるらしく、興味しんしん。
まだしばらくフランス・ミュージカル熱は続きそう。
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