よく晴れたけれど、最高気温8度の冷え込み。
午前中には一時、雪もちらちら。
そんな中、
マイ桜が一輪花を咲かせ始めていて。
被災地にも、桜が残っていることを願いつつ。
阪神大震災をわたしは大阪で経験したものの
部屋の中がぐちゃぐちゃになり電話が止まった位。
ただ、震災後しばらくしてボランティアとして
カナダから来たメンタルヘルスの専門家チームに
神戸で4日間、随行したことがありました。
被害の甚大さから、直接個々のケアをするより
市民カウンセラーを大勢養成しようということになって。
通訳しながら学んだのは、震災直後は誰しも
正義感や連帯感で、気分も高揚するけれど
時が経つにつれ、各々が各々の現実と向き合い始め、
深い悲しみや、絶望に沈む時期がくるということ。
その時に、周囲の人が出来る一番のことは、
ただ傍にいて、うんうんと話を聞くこと、
そして共に痛みを感じ、共に涙を流すことなのだとか。
これ以上頑張れないほど辛い思いを耐えているのだから
「頑張って」等の無邪気な励ましの言葉は、
むしろ「もっと頑張らないといけないのか」という
心理的負担を与えてしまうこともあるのだとか。
被災地から遠く離れた場所にいるわたしには
うんうん、と話を聞いてあげることも出来ず、
ニュースや新聞記事に、涙することしか出来ないけれど。
頑張らなくていいから、弱音をいっぱい吐いていいから
ただ、生きて下さい、生き続けて下さいと祈っています。