ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

17年目に

2010年08月29日 09時37分00秒 | 仕事・職場
今月、この業界に転職して丸16年を迎え
ついに17年目に突入しました。
正直、よくここまで来られたなあ、という思い。
何せ1年毎の契約更新で、更新は予算次第。
予算削減の嵐を、何度もくぐりながら。

この組織に入った時は、本当に夢みたいで、
こんな良いことがずっと続くわけがないと思っていた。
今年が最後か、来年いっぱいか、と思いながら
1年、1年と数えながらここまで来られた。
それだけでも十分に、ありがたいことだなあ。

(夜には虫の音がさやかなのに、日中の暑さは衰え知らず)

この先、どこまで行けるかはわからない。
でもそれがあと半年でも、1年でも
行けるとこまでは、よろこんで行こう。
これまでも、ただ波に身を任せて漂ってきたから。
今も予算削減と、組織再編の大嵐の最中だけど
同じようにただただ、波に身を任せていよう。

どこにたどり着くのか分からないというのが
不安もあるけれど、なぜか不幸に思えなくて。
どこかで私の能天気が、だいじょうぶと囁くから。
どうせなら、漂いながら楽しみにしていよう、
始まったばかりの、わたしの17年目の辿り着く先を。

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ホメオパシー騒動

2010年08月26日 00時08分00秒 | 健康・癒し
昨日の朝日新聞の第一面には
「ホメオパシー効果否定」の大きな文字が。
日本学術会議がその効果を全面的に否定して
医療現場からの排除を呼びかけたのだとか。
最近、英国議会でも論争が繰り広げられ、
このところ、何かと話題になっていいて。
結構女性の間では流行っているみたいで、
確か友達も一人、やっていたような。

わたしも、ちょっぴり興味はあったけれど
なぜだか今ひとつ、ピンと来なかったのと
ちょっと試すにしては高い相談料のせいで
西洋医学や漢方でもどうにもならなくなったら
一度試してみようか、程度に思っていて
幸い、そんな事態は訪れることがないまま。

(涼しげに咲く、芙蓉の花)

単なる興味で、英国の科学技術委員会の勧告書と
政府の回答書を、ざざっと斜め読みしてみたら
委員会の論文の決然とした論調に比べると
政府の回答書は、お茶を濁しているような印象。
ホメオパシー協会がロビーイングでもして
圧力でもかけたかと、勘ぐってしまうような。
まあ政府が言えることは、こんな程度なのかも。

個人的には、やりたい人は自己責任でやればいいし、
プラセボ効果だろうと何だろうとそれで効くなら、
全否定するほどのことでもないように思うけれど、
ただ、それを医療行為として行ったり、
税金を使って保険適用するとなると、話は別。
やっぱり、きちんと検証してもらわないと。

これがきっかけになって、他にもいっぱいある、
代替医療の有効性や限界が検証されることを願い、
関心を持って見守ってゆきたいなあと思うのでした。

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処暑のねこ

2010年08月23日 00時20分00秒 | ねこ
暦の上では処暑とはいえ、一向に衰えぬこの暑さ。
どんなに暑くても、全身に毛皮をまとったみみにゃんは
家中の涼しいところを探しては、
あっちでころん、こっちでころん。
机の隣の書棚の上に仰向きで転がってみたり・・・



それでも暑いと、両手を伸ばしてみたり・・・



それでも暑い時は、やっぱりここ。
玄関のたたきの、ひんやりした人造大理石の上。
おかげでこの季節は、玄関もひんぱんに雑巾がけ。



けれど、どこで寝ててもお腹はいつもむき出し。
あんよはいつも、おっぱらぱー。
暑いのは分かるんだけど、猫として・・・どうなの?

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ゲゲゲな息抜き

2010年08月21日 15時54分00秒 | 生活
タダ券をもらったので、昨日は仕事帰りに
職場の近くの美術館で、ちょっこし息抜き。
「ゲゲゲの女房」にハマりついでに
「水木しげる・妖怪図鑑」展を見に。

少女漫画派だったわたしには
彼の絵はおどろおどろしくて、苦手だけど
でも「ゲゲゲの女房」で言われていた通り、
確かに背景は、驚くほど精緻な点描画のよう。
たかが背景に、あそこまで手を抜かないとは
やはりこれは、本物のプロの仕事だと感心。
点々担当のアシスタントの菅ちゃんが
目を回して倒れたのも、うなづける。

(入り口では、一反もめんがお出迎え)

毎朝楽しみにしている「ゲゲゲの女房」も
タイトルバックの、2人の自転車のシーンも
走る道が、初めは細いあぜ道だったのが
いつしか広い道となったと思ったら、
最近では2人の子供も加わって4人で走っていて。
今週は、戦時中の話に涙ぐみながら出勤する日々。

水木しげるは、自らの戦争体験を描くために
生かされ、漫画を描き続けてきたんだろうな。
左腕を失ってなければ、仲間と共に玉砕してたから、
生きのびて、戦争の本当の姿を伝えるためには
左腕に被弾することも、必要だったのだろうな。
そしてご本人もそれを充分、分かっていらしたみたい。

水木しげるの描く、たくさんの妖怪の絵を見ながら
人の「使命」について、思いを馳せた夕べでした。

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熱帯夜知らず

2010年08月19日 12時41分00秒 | 生活
セミの朝鳴きはすっかり勢いを失ったものの、
お盆を過ぎてから、ここ数日の暑さといったら、
暑いとか暑くないとかでなくて、とにかく「熱い」。
空気も、風も、道も、家具も、触れるものすべてが。
街行く人も、蒸しあがったシューマイみたいに
湯気が立ち上がりそうな、上気した顔をしていて。

少し前までは、日中は同じくらい暑くても
朝晩には、爽やかな涼しい風があったのに。
暑さに強いわたしでも、さすがに暑いなあ。



とはいえ私には、冷房がいるほどの暑さではなく。
北に3箇所、南に3箇所ある窓を開け放てば
昼は南から、夜は北から風が家中を通り抜けてくれる。
寝る時も、南の窓を半分ほど開けておきさえすれば
寝室の窓は、ほんの2-3cmで大丈夫。

実は、西宮に引っ越してきてからというもの
わたしの辞書に「熱帯夜」という文字は消えたまま。
温度的には、もちろん十分熱帯夜なのだけれど
冷房や扇風機なしでも、寝苦しさを感じることは殆どなくて。
その上、寝る直前までフランス語の勉強をしていたりしたら
すでに勉強中から、絶え間ない眠気との戦いだから、
ベッドに入れば、30秒以内にコロリと熟睡。
恐るべし、フランス語?それとも、わたし?

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