ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

チャーミングな台風

2009年07月31日 21時53分00秒 | 友人・仲間
先日、以前うちでインターンをしてくれていた
アルゼンチーナのマリアン(仮称)が
いつものように、突如として職場に登場。
そしてわたしを見つけるなり両手を広げて
がっしと、身動き出来ないほど力強くハグハグして、
両方のほっぺに熱烈な、ちゅー、ちゅー。

そして目の前に座り込むや、20分くらい立て続けに
自分の近況やら何やらをしゃべりまくり
ちゃおー、と手を振って嵐のように去って行ったけど。

さらには仕事帰り、駅に向かって歩いていると
今度は後ろから、突如として自転車で現れ、
ふたたび羽交い絞め状態で、ぎゅー、と、ちゅー。
そして駅まで延々、先ほどの続きをしゃべりまくり、
またしても、ちゃおちゃおー、と
笑顔と愛情をたっぷり振りまいて、消えていきました。



彼女は在任中から「マリアン台風」と呼ばれていたけれど
それは今もまったく変わらないみたい。
わたしが言うのもなんだけど、彼女もかなりとっ散らかった人で
彼女のまわりでは絶えず、あり得ないことが起こって、
まわりにいる者はみな、巻き込まれて大騒ぎ。
泣いたり、笑ったり、怒ったり、彼女の感情にはてらいがない。
明るくて、感情豊かで、愛情に満ちて、繊細なところもあって、
まちがいなく、世界で一番チャーミングな台風だから、
どれほど巻き込まれて大変な思いをしても、
みんな彼女のことが、大好きなのでしょう。

以前会った時は、いろんなことがうまく行かなくて
ちょっと湿っぽい熱帯低気圧だったけど
今回はカテゴリー5のハリケーン並みに戻って
笑顔と元気と愛情パワーに、なぎ倒されそう。

ハグやキスには馴れない、ド・日本人のわたしでも
心からうれしさがあふれ出したような
彼女のぎゅー、や、ちゅー、には、いつも幸せな気持ちになる。
彼女みたいな人が2人も3人もいたら大変だけど
でも彼女の人柄に、どこか憧れを感じるのです。

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続・翼を与える人

2009年07月29日 14時01分00秒 | 仕事・職場
翼を与えられた彼女の話の続報。
彼女は翼を与えられただけではなく、
重い責任も、一緒に与えられていたみたい。

彼女のお母さんは様々なボランティア活動もしていて
バングラディッシュなどでは
1万円で100人の人が1日生活できるのだとか。

「あなたを大学と大学院にやるためのお金で
本来、何十万もの人が助けられた筈なのだから、
あなたにはこの先、その何倍もの人を助けるようなことを
やっていく責任というものがあるのよ。」



わたしは、親に恩返しすることは考えても
恥ずかしいことに、そんな風に考えたことはなかった。
でも同じ責任は、わたしにもあるはずだから、
せめて、これまでに自分が受けてきた愛情や支援を
それらを必要とする方々に、返していくことを考えなければ。

わたしが親からもらった翼はそのためにあることを
気付かせてもらった、厳しくも素敵な言葉でした。

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梅雨も開けぬのに

2009年07月26日 11時46分00秒 | 生活
おとといは、イギリスへ旅立つインターンさんの送別会と
2ヶ月前に卒業した元インターンさんの遅れに遅れた送別会、
それと、1ヶ月前から来てくれているインターンさんたちの
これまた遅れに遅れた歓迎会を兼ねて、三宮の上司のお宅で、
女性ばかり8人の賑やかなホームパーティ。

6時から始めたのに気が付けば、あっという間に11時40分。
台湾旅行から帰って、関空から直接来た人や、
徹夜明けで、いつの間にか床にころがって寝てる人や、
なんだかもう、訳の分からない状態だったけど、
よく食べ、よく笑い、よくしゃべった楽しい夜でした。

そして昨日は、曇りがちのお天気ながら
日暮れから、芦屋浜の花火大会へ。
以前住んでいた芦屋のマンションからは
窓いっぱいに見られた、懐かしい花火。



おバカなことに、カメラが電池切れで
折角持って行ったのに、結局一枚も写せずじまい。
イベントサイトからお借りした画像で
せめて少しでもその様子をお伝えできれば、と。

梅雨開けを待たずに見た、今年初めての花火。
きれいで、ちょっと切なくて、花火はやっぱりいいものです。

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第九・始動!

2009年07月25日 18時21分00秒 | 音楽・アート
先日佐渡さんにお会い出来たおかげか、
わたしの運がまだ尽きていなかったのか、
今年も一万人の第九における最大の激戦区である
アルトパートの、厳正なる選考の結果(うそうそ)
抽選の結果、勝ち残ることが出来ました。(やった~!)
佐渡さんと一緒にあの舞台に立てるよろこびが、再び。


(雨に濡れる枇杷の実)

というわけで、今年も早くも来月から第九が始動。
2年目となる今年は、ただ歌うのに必死だった去年より
もう一歩踏み込んだところまで行けるといいな。

今秋には仏検準1級に再挑戦するし、
父のことも出来る限りのサポートを続けながらという、
あわただしくも楽しい、3足のわらじ生活を、
今年も、年末まで続けることになりそうです。

コメント (5)
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翼を与える人

2009年07月23日 22時46分00秒 | 仕事・職場
この夏、わたしの職場には日本人の女の子ばかり3人、
インターンさんが来てくれていて、とてもにぎやか。
うち1人の子は、お父さんの仕事で海外暮らしが長く、
しかもメキシコにいた高2の時に、
親から「あなたのことはしっかり育ててあるから、
今後アメリカの大学に行くか、日本の大学に行くか、
メキシコに残るのか、自分で決めなさい。」
と言われて、1人でアメリカへ渡ったのだとか。

彼女の独立心もあっぱれながら、
17の娘にそう言いきった、親御さんもあっぱれ。
欧米では、子育ての最大の目標は、
自立した人に育てること、と聞いたことがあるけれど、
自然界でも当たり前のことなのに、
日本では、むしろ自立を阻んでいるケースが多いような。


(大暑も過ぎたけど、梅雨明けはもう少し先)

本当の愛なら、愛する者に自由な翼を与えるもので、
足かせや纏足で自立を阻むものではないはずなのだけど。

そのくせ自由な翼を持つ彼女は、家族と疎遠になるどころか、
この夏は、老人ホームに入居中のおじいさんの留守宅で
関東から手伝いにきたお母さんと2人で暮らし、
週末ごとにおじいさんを連れて帰って、在宅介護。
平日はフルにインターンをし、週末はフルに介護をし、
若いのに、遊びに行く時間もまったくない、夏休み。
そして「ぶらぶらしてるくらいなら、おじいちゃんと一緒がいい」と。

わたしもツメのアカを煎じて飲まないといけないみたい。
ちゃんと、彼女と彼女の親御さんの姿から学ばなくちゃ。
わたしの翼がさびついてはいないか、見直すと同時に、
愛する者に翼を与える人に、少しでも近づくために。

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