17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
今日は午後から須磨離宮公園へ。
ここは中央に噴水を配したフランス風庭園があり
「華麗なる一族」のモデルとなった邸宅跡もあって、
海も臨め、四季折々のお花がきれいなところ。
今、180種4,000株のバラが咲き誇るお庭は
バラの香りに満たされて、地上の楽園のよう。
ベンチに座って、ただただ美しい景色の中に身をひたし、
何時間でも、そこにたたずんでいたくなる。
バラの花って、ひとつひとつみんな色も形もちがうけれど
どれが一番好きと選べないくらい、どれもきれいでかわいらしい。
自然が生み出す、美の見事さには、
人は到底かなわないな、とため息をつきながら。
入梅間近の貴重な晴れ間の、美しい休日。
梅雨になったら、紫陽花や花菖蒲を見に来れたらいいな。
って、何かと思うでしょうけれど
実は何のことはない、Harry Potterのフランス語読み。
あれから少しずつ、フランス語版を読んでいます。
まず面白いのは、フランス語への訳し方。
読み方は違うだろうけど、Harry Potterは英語のそのままだし
育ての親のMr. Dudleyも、Monsieur DudleyではなくMr.のまま。
それなのに、なぜかホグワーツ魔法学校は
英語のHogwartsとはかすりもしない、Poudlard(プドラール)。
なぜロンドンのキングズ・クロス駅から電車で行く学校が
思いっきりフランスっぽい、プドラール?
わたしには、「ハリーはロンドンから電車に乗って、
天王寺魔法学校に行きました」というくらいの違和感が・・・
確かに英語のhogとフランス語のlardには
豚、という共通のイメージがあるにしても。
他の翻訳では、日本語版でもドイツ語版でもスペイン語版でも
Hogwartsはすべて、そのままだというのに。
(川辺に咲いていた、ひなげし、つまりポピー)
さすがというか、恐るべし、フランス。
世界共通語に近いコンピュータの関連用語でさえ
すべて自国語に訳し直す国だけのことはある。
隙あらば自国語にしないと気がすまないみたい。
ただでさえ、結末まで分かった上で読み返すと
途中や最終巻で重要な意味を持ってくるものが
すでに第1巻の至るところに散りばめられているのに気付いて
それだけでも、うなっちゃうくらい面白いのに、
その上、こんな翻訳上の驚きや面白いこともいっぱいあって、
アリー・ポテール、ますます楽しめそう。
先日、人間ドックの受診結果が届いたのだけど、
なんだか拍子抜けするくらい、殆どすべてが標準。
唯一経過観察が必要とされたのが、低血圧と低BMI。
どこまで信じていいものか、謎だらけだけど。
だって体重も、家で計るのより2キロも少ない結果。
朝ごはん抜きだけでそんなに減ると思えないから
ペラペラの検査着を1kgとして差し引いたのじゃないかしら。
おまけに自宅で計るのより6%も低い体脂肪率の謎。
それに腱鞘炎なんかになっちゃって
筋肉なんてありそうにない、細い腕の筋肉量はなぜか標準で
逆に少し固くなってきたと、自信を持っていた立派な足は
体脂肪率が高く、筋肉量が少ないとの悲しい判定。
ま、これは、以前はもっと脂肪だらけだったということね。
(近所にあるお気に入りの、木漏れ日の散歩道)
ただ以前は、標準より低いと判定された骨密度が
同世代の女性の103%だったことだけは
間違いでないとうれしいな。
決して威張れるような結果ではないし、
首をかしげるような謎な結果もあったりするけれど、
謎でも何でも、ひとまず問題がなかったことを素直に喜び、
この数値を過信したり、それに振り回されることなく、
頑張ってくれている自分のからだに感謝しつつ
一日一日、大切に使わせてもらうことにしよう。
この週末から休校や休園が解除となったところが多くて
街中、一斉に子供や中高校生があふれ始めたみたい。
わたしなどは自宅で一週間軟禁されても
食料さえ届けてもらえれば、全然平気だけど、
子供たちには、さぞつらい一週間だったことでしょう。
それにしても、なぜ神戸なのかしら。
考えても無駄なこととは思いつつも、繰り返し考えてしまう。
都市直下型の大地震が襲ったのも、
関東でも中部地方でもなく、神戸。
14歳の少年による連続児童殺傷事件が起きたのも神戸。
そして今また、新型インフルエンザ。
神戸には繰り返し繰り返し、試練が訪れる。
単に「不運な街」で片付けることも出来るけど、
ここまで繰り返し訪れるのは、もはや偶然ではなく、
ひょっとしたらそこに何かの意味があるのかも。
そう思ったほうが、神戸が救われるような
気がしてるだけかもしれないけれど。
震災は、それは大きな大きな試練だったけど、
そのおかげで、神戸だけでなく日本全体が
とても大切なことを、いっぱい学んだ。
ただ残酷なだけに思われる、連続児童殺傷事件でさえ、
それまで気付かずにいた多くの問題に気付かされ、
それに向き合うことの必要性を、学んだ。
わたしたちが抱える、でも気付かずにいる問題を
自らの身を犠牲にして示す、そんな役割。
美しい景色の一方で、神戸とはそういう街なのかも。
今回もきっと、神戸や関西のこの試練から
わたしたちは何か大切なことを、きっと学ぶのでは・・・と。
それは、祈りみたいなものかもしれないけれど。
先週は、2人という最悪の事態は避けられたものの、
職場に3人という日もあって、
通常通りの業務をこなすのに、毎日くたくた。
疲れがたまったのか、上司もわたしも多少体調も崩し、
ブログもアップ出来なくてごめんなさい。
週末をこれほどありがたいと思ったことも
久しぶりだったかも。
それはでも、恵まれてるということなのかもしれない。
おかげで週末はのんびりの上にものんびり。
お天気に恵まれたこともあって、
体はまだだるいものの、気分転換に岡本に出かけ、
お気に入りのレストラン、カサブランカ・フランセーズで
今回は、殆どフルコースのランチで至福のひととき。
帰りには、近くにある小さなバラ園で休憩。
さまざまな色や形のバラが、今まさに満開で、
美しい彩りや香りが、疲れた体のすみずみに沁みこむよう。
インターンさんの大学がまだ休校ということもあって
来週も引き続き、全員お休みしてもらうため、
引き続き大変だけど、また頑張れそうな気分になれました。