ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

御堂筋は黄金色

2008年11月30日 18時17分48秒 | 花・自然
午前中で佐渡練が終わったので、
午後は御堂筋へ足を延ばしました。
御堂筋は銀杏並木が黄金に色づき、
街全体が黄金色に染まっていました。



下から見上げると
生命力あふれる立派な太い枝から
黄金色の光がふりそそいでくるみたい。



足元を見ると、銀杏がいっぱい。
今年から市が銀杏をいっせいに落とすのをやめたから
自然にぽろぽろと落ちてくるのでしょう。
鳥が拾って食べたりするのかしら。



お腹がすいたので、適当に横道に入ると
こんな素敵なオーガニックレストランを発見。
陽射しが差し込む窓辺で
素材ひとつひとつの味を大切に調理された
ヘルシーなランチを頂きました。



でも、お腹がいっぱいになって
幸せな気分でお店を出たとたん、
いきなり地面にべしゃっと腹ばいになるように
派手にこけた、というおまけ付き。
わたしって何故こうもよく転ぶのかは、謎。

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佐渡裕さんのレッスン

2008年11月30日 17時50分25秒 | 音楽・アート
今日は待ちに待った佐渡裕さん直々のレッスンの日。
レッスンは10時からだというのに
少しでも佐渡さんの近くの席を取ろうと
9時10分にはレッスン会場に到着したのに
先客が少なくなく、すでに5-6列目。
それでも体育館はびっしり900人の参加者で埋まったため、
十分かぶりつきでレッスンを受けられたので、
気合を入れた甲斐があったというもの。

これまでに歌詞を覚え、メロディーを覚え、
フォルテやピアニシモ、クレッシェンドで
曲に表情をつけることを覚え、
ひと通り歌えるようになったつもりでいましたが、
佐渡さんがひとたび指揮を執り、指導を始めると、
わたしたちの合唱にみるみる生命が吹き込まれていく感じ。

「ここは生命が脈動するように」
「ここは闇の中で手探りで探しているように」
「ここはやっと見つけた!と、音を抱きしめるように」、
「ここは歌うのではなく、祈るように」
「もっと上から神々しい光が差してくるように」
「ここは歓喜が一気に爆発するように」

曲の意味は十分分かっていたつもりだったけど
佐渡さんの説明で、どんどん目の前が開けていく。

今まで合唱の部分しか見てこなかったけれど、
なぜ直前のオーケストラがそういうメロディーなのか、
なぜ直後のオーケストラがそういう音になるのか、
考えもしなかった、曲全体の意味が
少しずつ少しずつ、見え始めてきたみたい。



「ベートーヴェンはこの長い交響曲を、
"FREUDE(歓喜)"という唯ひとつのことを言うために
伝えるために、書いたんやと思う。」

この世でバラバラに存在している全てのものが
宇宙の真理(佐渡さんによる「神」の解釈)のもとでは、
すべてひとつにつながっている、
それを知り得た歓喜を全世界に響かせよう、
それがこの、4楽章から成る交響曲なのだと。

今日の900人の合唱だけでも
ビリビリ来るような、ものすごいパワーに満ちていたけど
当日はこの11倍と思うだけで、圧倒されそう。

1時間半のレッスンはあっという間に過ぎ、
いよいよ来週、総合リハーサルと本番。
今日教えて頂いたことを心と体に沁みこませて
来週、いざ歓喜の舞台へ。

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容疑者

2008年11月27日 21時34分03秒 | ねこ
それで、こちらが昨日の容疑者。
この容疑者はクリスマスツリーに悪さをするのみならず
このところ毎朝、明け方になると
6kgの体重でわたしを踏み越えて
ゴロゴロ喉を鳴らしながら
わたしの顔の辺りから勝手に布団に不法侵入。



ひげや鼻先がくすぐったいのと
勝手に腕枕させられて寝返りも打てないのとで
目が醒めるわたしを尻目に熟睡。

しかもこの容疑者、
わたしが再び、うとうとし始めた頃に
暑くなるのか、布団から勝手に抜け出し、
今度はわたしを足蹴にして去って行くという
きわめて非情な犯行の手口。

そしてアレルゲンを抱きながら
寝る羽目になっているわたしの猫アレルギーは、
無論治る見込みなどあるはずもなく。

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クリスマス気分

2008年11月27日 09時51分48秒 | 生活
秋はまだまだ恋しいけれど
クリスマスの頃の華やぎも好きなわたしは
自宅にも、早くも少しだけクリスマス気分を。

玄関には昨年買ったばかりの大きなリース。
手作りされている方から安く譲って頂いたのだけど
本物の白樺の樹皮や松ぼっくりや木の実など
秋のめぐみの重みが、ずっしり。



玄関を入ったところのニッチには
いつもはお友達からいただいた
造花のアレンジを飾っているのですけれど
この期間だけはクリスマス仕様。



でもこういう珍しいものを飾ると
それを目ざとく見つけ、
虎視眈々と狙っている、あやしい猫影。

1mくらいの高さがあるところなのに
昨年も、ジャンプ一発飛び乗って
ツリーの横に、ちんまり座っていたところを
現行犯逮捕された、前科一犯。

昨夜も帰ってきたら、なぜか床に散らばる
金色の木の実のかけら。
今年もすでに犯行に及んだ形跡?

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琴の大合唱

2008年11月25日 22時01分24秒 | 花・自然
暦の上では小雪(しょうせつ)も過ぎ、
朝晩の冷え込みが厳しさを増してきたおかげで
木々は晩秋へと一気にいろどりを深め、
見慣れたはずの通勤路も、時に
朝の光にふと足を止めたくなるような美しさ。



「この明るさのなかへ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美くしさに耐えかね
琴はしずかに鳴りいだすだろう」

大好きな八木重吉の作品の中でも
とりわけ大好きなこの「素朴な琴」という詩が
こんなありふれた景色にさえ、思わず心に浮かぶ朝。
街中でも、公園でも、山でも、里でも、
耳を澄ませば、いたるところで琴の音が響いてきそう。
こんな朝が一日でも長く、続くといいな。

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