ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

メタボなフランス語

2018年12月09日 20時51分00秒 | フランス語
フランスつながりで小ネタをひとつ。
Facebookで回っていたものなんだけど
分厚い左の本が「フランス語の小説」。
でもって、その隣の薄っぺらな本は
「発音しない文字を抜いた同じ小説」。



もちろんかなり誇張されてはいるけど
確かにフランス語には発音しない文字が多い。
giletsも「ジレ」で語尾のtsは発音しないし
Nous ne nous sommes pas vusに至っては
発音は「ヌ ヌ ヌ ソン パ ヴュ」で
全編にわたって読まない語尾だらけ。
(私たちはしばらく会ってなかった、の意)

だからディクテーションが難しくて
いつもフランス語学習者を悩ませる。
発音しない文字のない日本語で育つと
英語でもたいがいだと思ったけれど
フランス語に比べたらまだムダがない方。
思わず吹き出した「仏語あるある」でした。
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Gilets Jaunes

2018年12月05日 21時25分00秒 | フランス語
このところフランスを騒がせている
gilets jaune(イエローベスト)のデモ。
ついに増税を凍結させるところまで。
暴徒化するのはいただけないとしても
この民衆のパワーには圧倒される。

これをフランス人の知人と話していたら
逆にこっちが聞かれてしまった。
「なぜ日本人は怒らないの?」って。
法人税を下げて、消費税を上げれば
庶民に確実にツケが回ってくるから、
フランスだったらきっとデモになる、って。

(画像はAFPからお借りしました)

国民性の違いもあるだろうけど、
「民主主義」の歴史の違いもあるのかも。
フランスでは民衆が革命を通じて
自ら勝ち取ってきたものであるのに対し、
日本では「お上」から「与えられたもの」。
60年安保だって、原発反対だって、
民衆のデモでは政治は変えられなかった。

実際わたし自身、街でデモがあっても
それで何かが変えられると思えない。
増税は嫌だけど仕方ないか、と
戦う前から諦めてしまっている感じ。
とてもフランス人のように寒い中、
毎日デモに参加して声を上げるだけの
パワーは持ち合わせていないなあ。

日本人の従順さも美徳かもしれないけど
けっして諦めない民衆の力もすごい。
どっちがいいか、悪いかはさておき、
政治が政治家だけのものではない国の
底力のようなものを垣間見た気がします。
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花占い

2017年09月14日 22時14分00秒 | フランス語
フランスつながりで、今日も一つ。
少女の頃に花びらを摘みながら、
「スキ・・・キライ・・・スキ・・・」を
やったことがあるかと思いますが、
フランス人の友人から聞いたんだけど
フランスでは、すごいのよ、これが。

花占いは基本はマーガレットらしく、
effeuiller la marguerite(マーガレット摘み)。
そして1つ花びらを摘むごとに言うのが、
il/elle m'aime un peu(少し愛してる)
il/elle beaucoup(とっても)
il/elle passionément(情熱的に)
il/elle à la folie(狂おしいほどに)
il/elle pas du tout(愛してない)
80%の確率で愛されてるとのこの自信。
さすが、フランス。脅威の恋愛体質。
ポジティブ志向にもほどがある。



正反対に、スーパーネガティブなのがロシア。
Любит (好き)
не любит (嫌い)
плюнет (ツバを吐く)
поцелует (キスをする)
к сердцу прижмет (抱きしめる)
к черту пошлет(地獄へ送る)

「ツバを吐く」、「地獄へ送る」って・・・
これ、本当に少女がやる花占いかしら。
浮気したダンナを疑う鬼嫁じゃなく?
好きな人が、自分にツバを吐くかも、
自分を地獄に送ろうとするかも、なんて
ふつう疑うか、恋するうら若き乙女が。
フランスの能天気さも天井知らずだけど、
ロシアの闇は底なしに深い・・・かも。
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再チャレンジに向けて

2015年07月10日 21時35分00秒 | フランス語
仏検1級の結果が昨日届いて、
思ったとおり結果は「不合格」。
合格基準点88点のところ82点。
惜しいような、惜しくないような
くやしいような、くやしくないような。

一生懸命に準備してなかったから
くやしさまで不完全燃焼のまま。
だめだなあ、情けないなあ。
本当は一生懸命やって、ダメなら
心の底からくやしがるべきなのに。

(みみにゃんはまったく関心なし)

でも、10点差だった去年と比べて、
6点差に詰められたのがうれしいかも。
ダラダラとやる気のないままだったから
実力は落ちたかも、と心配してたけど
続けてさえいれば進歩するみたい。
ダラダラの私には、じゅうぶんなご褒美。

わたしの弱点はやはり、ディクテと作文。
特に、つまらない綴りミスが多すぎ。
英検1級と違って、なぜか仏検1級は
試験対策用の問題集はほとんどないけど
ディクテの精度を上げることなら出来そう。

ダラダラ学習のフランス語だけど
自分史上最高レベルなのは間違いない。
これを逃したら生涯合格できないだろうから
「こうなったら来年こそ!」の誓いを新たに
ディクテと仏作文強化に努めてみよう。
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付け焼刃、はずれる

2015年06月21日 23時07分00秒 | フランス語
今日は実は仏検1級受けてきました。
このところ何ヶ月もスランプ続きで
フランス語やる気になれないまま
5日間だけの付け焼刃で臨んだ試験。
結果は「付け焼刃」こっぱみじん。

(受験会場の関大キャンパスの美しい緑)

去年もそうだったんだけど
仏検1級って手ごたえが分からない。
内容的にはそんなに難しくなくて
手ごたえあった感じはするのに、
でもそこ聞く?というような問題で
ちまちま細かいミスを乱発。
結果的に大破、というパターン。
今回も、そんな感じみたい。

大体、語彙問題で「戒厳令」って。
martial lowとかcurfewしか浮かばなくて
無理やりcurpheuなんて綴ってみたけど
模範解答によるとl'état de siègeだって。
見たことも覚えたこともなかったかも。
前置詞問題も予想通り、全滅。

帰り道、1年ぶりに知り合いに会って
「1年後にまた会いましょう」と
にこやかに挨拶しながら帰りました。
来年、またがんばります。
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