ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

気がついたこと

2008年07月30日 15時40分43秒 | 自分自身
数日前にすごい雷雨に見舞われたものの
また夏空が戻ってきました。

実は、以前読んだ本の中に
「本当の愛は、相手に何も望まず、何も求めないこと」とあって、
その時は、どうしても
そこだけが理解できなかったんだけど、
昨日「父にどうなってもらいたいとは願わない。」と書いた後で、
あ、これなのかも、と。



ただ父でいてくれたらそれでいい、
どんな父でもいい、
その思いだったんだけど、
それが「相手に何も望まず、何も求めないこと」
ということに通じる気がして。

それはつまり、相手のすべてを
ありのまま受け入れるということ。
その人がその人であるだけで、
幸せを感じられるということ。
極論すれば、傍にいても、いなくても、
自分を愛していようと、いまいと。

どうしても人は求めたり、
期待したりしてしまって
わたしの愛する人たちみんなに同じ思いを抱くには、
まだかなり時間がかかりそうだけど
何かちょっとだけ、つかめたような。

これは、父と、父の病に、
またひとつ教えられたこと。
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色んなことがあった週末

2008年07月29日 17時20分48秒 | 健康・癒し
この週末、本当にいろんなことがありすぎて
ブログをアップすることも出来ませんでした。

いつものように父のお見舞いに岐阜に帰ったその翌々日には、
なんとわたし自身が救急車のお世話に。

以前も患ったことのある結石だったのですが、
何度やっても、あの痛みと言ったら。
最初10時間は断続的に痛み、
最後10時間はぶっ通しで、
しかも痛みは増す一方。
あまりの痛さにのたうちまくっていたので
もう少しで大蛇か竜に変身するところでした。
あぶない、あぶない。

痛みが治まったら
今度は痛み止めを3段階にきつくして使ったせいで
ぐるんぐるん目は回るし、嘔吐はするし、
あの時ばかりは天動説を確信したかも。

でも何とか日帰りで帰ってきて
仕事にも早速復帰しました。
やれやれ、でした。



それからそんなことしている間に
父は今までお世話になった市民病院の近くの
老健施設に転院しました。

どんなところかわたしはまだ見ていないし
そういう施設自体初めてなのだけど
ただただ、父が満足して暮らせるといいな。
父にどうなってもらいたいとは、願わない。
ただ父の心が安らかなら、それで十分。

これからもいろんなことがあるだろうけど
これからも、わたしが願うのはただそれだけ。
父と、そして母が
それなりに安らかになれますように。

それを願いつつ、
また父の様子を見に行くことにします。

わたしが無事に復帰出来たこと、
父が無事に転院出来たこと、
これらを喜びに変えて、
また明日から頑張りましょう。

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やる気なし

2008年07月24日 13時52分41秒 | ねこ
このところの厳しい暑さで
みみにゃんは玄関の人造大理石の上が
ひんやりして気持ちがいいらしく
すっかり占領して、涼んでいる毎日。

ごはんを食べておなかがふくれると
ほら、この通り。
床じゃなくて、玄関なんです、これ。



たま~に目を覚ましてても
やっぱり、この通り。
まったくもって、やる気なし。

あ、みみにゃんがやる気を出したことなんて
四季を通じても、ないんだった。



おかげでしょっちゅう玄関のたたきまで
雑巾がけしなきゃいけなし、
そんなに広い玄関じゃないんだから
はっきり言って、おじゃまなんですけど・・・

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父と娘の時間

2008年07月21日 16時31分26秒 | 家族
このところの暑さは本当にすごい。
日中外に出るには、ちょっと気合がいりますね。
うちはまわりに木が多いせいか
朝のせみの大合唱は、もはや暴力的な勢いです。

でも、今日は南からの風があるだけ
昨日よりは、よほど過ごしやすく感じられました。
明日はもう、大暑。



このところ父は会うたびに
小さくなっていくみたい。
それが、何だかさみしくて。

それでも父と二人向かい合って
爪を切ったり、顔を拭いたり
ヒゲをそったり、
いろんなことを話しながら
過ごす時間があることを
わたしはとても感謝しています。

独立心旺盛なわたしは
高校卒業と同時に家を出て、
それからは年に数回しか帰らず、
この年まで「父と娘の時間」を
ちゃんと持ってこなかったから。

あのまま父が逝ってしまっていたら
きっとそのことを後悔しただろう。
二人きりで話したこともなかったこと、
父の体をさすってあげたこともなかったこと、
ただ父と娘としてのありふれた時間を持ってこなかったこと、
きっと、後悔したに違いない。

今まで過ごしてこなかった、
そんな「父と娘の時間」を
今取り戻させてもらえている気がして。

今あるこの時間は神さまからの贈りもの。
これまで伝えられなかったことを伝える時間、
これまで出来なかったことを出来る時間。

でも、誰かとの別れの前にいつも
こんな時間を与えられるとは限らないから
これからは、自分のまわりにいてくれる人たちに
伝えたいことは、ちゃんと都度伝えなきゃ、
出来ることは、ちゃんと都度やらなきゃ、
そんなこともまた、教えられている気がするのでした。

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隠し子

2008年07月19日 23時01分16秒 | 出会い
今日は各地で35度を超える猛暑。
写真は、おしろいでもはたいたかのような
不思議な風情の、半夏生(はんげしょう)という草花。
夏らしい名前ですね。



今日わたしは、2人の子どもに手紙を書きました。
実はわたしには、2人の隠し子が。

1人はインドネシアにいる7歳の男の子、
もう1人はケニアに8歳の女の子。
もう2年ほど前から、
わたしはこの2人の第2のお母さん。

まだ2人とも幼くて、
返事は絵だったり、
お母さんからだったりするのだけど
写真が送られてくるたびに
びっくりするくらい大きくなっていることが
本当にうれしい。

子供が当たり前に成長できる国では
なんでもないことなのだけれど
世界にはそれが当たり前でない国が
まだまだ本当にたくさんあって。

そんな国に生まれた子どもたちは
世界に何十万人も、何百万人もいて
わたしが手を差し伸べられるのは、
たった2人に過ぎないのだけれど。

2つの小さな笑顔が輝くことを願いつつ
小さな文房具も同封しました。

さあ、明日はわたし自身娘に戻って
父に会いに行ってきます。

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