17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
この週末は近所の商店街の夏祭り。
駅前の商店街が歩行者天国になって
それぞれのお店が露店を出して。
学校は夏休みだし、お天気も良く、
親子連れもいっぱい来ていました。
風船釣りやくじびきなどのアトラクション、
ビールやお好み焼きなどの飲食店、
それにジャズバンドのライブ演奏も。
地元のバンドなのか、プロなのか、
素人にはじゅうぶん楽しめました。
お稲荷さんの小さな祠の前では
女学生さんたちのアンサンブル。
お稲荷さんも喜んだことでしょう。
いきなりの暑さで体は大変だけど
各地でこうしたローカルな催しもあって
「夏休み感」を味わえる季節。
小さな商店街もイキイキと活気に満ちて
そこにいる誰もが幸せそうで、
なんだか自分まで嬉しくなる。
夏の魔法なのかもしれません。
この週末は、兵庫県立美術館の
「印象派からその先へ」展へ。
最終日でしかも日曜日だったけど、
混んでなくてゆっくり見られました。
わたしは印象派も嫌いじゃないけど
意外にカンディンスキーのような
純粋抽象画が好きなことを発見。
見てると音楽が聞こえてくるようで
楽しくなってきてしまって。
ランチは再度山の
GIANCALDOで。
神戸を一望できるリストランテ。
飛行機が次々と右手から飛んできて
生駒山で右に旋回すれば関空に着陸。
左に旋回すれば、伊丹空港に着陸。
まっすぐだと神戸空港にも着陸。
それを飽くことなく、眺めながら。
前菜とスープの次の生パスタは
すりおろしたレモンの皮が爽やかで
もっちもちの触感がたまらない。
メインは鴨のローストをチョイス。
小さなポーションに見えるけど
結構分厚くて、食べ応えある。
バルサミコソースと相性ばっちり。
デザートはティラミスの
マスカルポーネチーズ添え。
3皿くらいおかわりしたかった。
外の展望台ではウグイスが鳴き、
さわさわと木々が揺れて涼やか。
いよいよ関西の梅雨明けも間近。
先頃、無事に父の三回忌を終えました。
田舎の実家で、部屋を三間ぶちぬいて、
お坊さんや親戚に来てもらうような
昔ながらの法要だから、いろいろ大変。
わたしは相変わらず役には立たず、
ひたすら茶坊主とパシリを務めました。

<精進落としの涼やかなお刺身>
最近では、通夜や告別式など
宗教行事を行わない「直葬」や
お骨すら拾わない「ゼロ葬」もあり
日本人の死生観が大きく揺らいでいる。
人の死を即物的にとらえるか、
それ以上のものととらえるか、
一人一人が選び取る時代のよう。

<鮎の塩焼きも頂きました>
死後の命や死後の世界があるかどうか
それは死んでみないと分からないけど
もしあるなら供養していれば安心だし
なくても「ちっ、余計なことした」と
悔しがる意識すらなくなるから損はない。
何より葬礼を大切に思う母が安心するし
親族が集うのも大切な喪の作業。
それだけでも十分意味あることかもと
わたしには思えた三回忌でした。
梅雨空が続いている中での
わずかな晴れ間がうれしい。
何だかもう夏が来たようで。
相変わらず仕事もプライベートも
バタバタが続いているだけに。
間もなくこの業界に来て25年。
よくここまで仕事を続けたなあ。
リストラや人員削減の嵐が
断続的に吹き荒れる職場で、
体が弱く、体力も根性もないのに
ここまで来られたのは運とご縁。
またいつ事務所が閉鎖になったり
契約解除になるか分からないし
気力がどこまで続くかも怪しいから
半年単位位でしか考えられないけど
もう少しだけ流れのままに、と
誕生日を過ぎて思うのでした。
近頃、ACジャパンが流してる、
猫の適正な飼育を促すコマーシャル、
「にゃんぱく宣言」がすてき。
最後がやっぱり泣かせるなあ。
でもって、ポスター版はこちら。
はい、謹んで承りました。
至らぬ点もあるかと思いますが
全力で任務を全う致しまする。