ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

私のテーマ

2018年12月28日 18時32分00秒 | 自分自身
早いもので今年ももう間もなく大晦日。
今年は頑張った1年だったというよりは
どうにかここまで来させて頂いた1年。
いろんな方の助けや出会いに支えられて
「やっとたどり着いた」感がいっぱい。

若いころは若気の至りと自信過剰で
自力で切り抜けてきたつもりでいたけど
それは単に周囲が見えていなかっただけ。
見えないところ、気づかないところで
今思えばどれだけ支えられてきたか。



「運が良かった!」と思うようなことも
実は誰かが裏で取り計らってくれたり
気を配ってくれたおかげだったりする。
それを気づきもせずに自分の運の良さを
自慢げに話してきたりしなかったかしら。

年齢とともに肉眼は衰えていくけれど
逆にこうして今まで見えなかったものが
見えたり、気づいたりし始める。
だから、ありふれた陳腐な言葉だけれど
今後ますます「謙虚さ」と「感謝」が
わたしの大切なテーマになりそうです。
そして皆さんもどうぞ良いお年を!
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ボヘンミアンラプソディ

2018年12月22日 21時28分00秒 | 趣味
窓もベランダも換気扇も掃除し、
クリスマスカードも年賀状も発送済。
読み終えた本も古本屋に送り、
たまった書類もひととおりは処分。
わたしはもともと体力がなく
一度に一気にやるのが苦手だから
年末の準備はちまちまと進行中。



その合間を縫って観てきたのが
噂の「ボヘンミアンラプソディー」。
わたしはモロにクイーン世代だけど
あのマッチョな曲調と見た目が苦手で
知ってはいたけどファンじゃなかった。
それでもやっぱり最後の20分には
圧倒的されて泣いちゃったなあ。



いくつか事実と時系列が違っていたり
映画的な演出も多少あったけれど
それを補って余りある映画だったかも。
しばらくはフレディ・マーキュリーの
ハイトーンボイスがこびりついてしまって
頭から追い出すのに苦労したほど。
胸に刺さる彼の深い孤独とともに。

ただ、大音量と激しい光の明滅で
片頭痛が起こることが多いわたしには
感情面だけでなく肉体面でも限界ギリギリの
「これ以上はムリ!」な映画でした。
片頭痛持ちの方は覚悟の上ご鑑賞を。
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三姉妹

2018年12月14日 20時50分00秒 | 家族
わたしは三姉妹のまんなかだけど
ある意味、いちばん芸がない。
姉は料理上手で、手際がいい。
手芸でいろいろ作ってもくれる。

妹はフェレットとか犬とか猫とか
いろんな生き物の刺繍グッズをつくる
自称「生き物刺繍家」として
ネットショップで売ってたりする。



これなんて下の写真を元に作ってくれたもの。
どうやって作るんだか、我が妹ながら器用な奴。
もう1年以上、うちの棚に飾っていたから
フレームの蝶が丸まってきちゃってるけど
刺繍になったみいみも私にはとてもかわいい。



自宅でずっと洋裁の仕事をしていて
私たちの服はすべて手作りしていた母。
その血は姉と妹にぜんぶ受け継がれ、
わたしをスルーしてしまったようです。
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メタボなフランス語

2018年12月09日 20時51分00秒 | フランス語
フランスつながりで小ネタをひとつ。
Facebookで回っていたものなんだけど
分厚い左の本が「フランス語の小説」。
でもって、その隣の薄っぺらな本は
「発音しない文字を抜いた同じ小説」。



もちろんかなり誇張されてはいるけど
確かにフランス語には発音しない文字が多い。
giletsも「ジレ」で語尾のtsは発音しないし
Nous ne nous sommes pas vusに至っては
発音は「ヌ ヌ ヌ ソン パ ヴュ」で
全編にわたって読まない語尾だらけ。
(私たちはしばらく会ってなかった、の意)

だからディクテーションが難しくて
いつもフランス語学習者を悩ませる。
発音しない文字のない日本語で育つと
英語でもたいがいだと思ったけれど
フランス語に比べたらまだムダがない方。
思わず吹き出した「仏語あるある」でした。
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Gilets Jaunes

2018年12月05日 21時25分00秒 | フランス語
このところフランスを騒がせている
gilets jaune(イエローベスト)のデモ。
ついに増税を凍結させるところまで。
暴徒化するのはいただけないとしても
この民衆のパワーには圧倒される。

これをフランス人の知人と話していたら
逆にこっちが聞かれてしまった。
「なぜ日本人は怒らないの?」って。
法人税を下げて、消費税を上げれば
庶民に確実にツケが回ってくるから、
フランスだったらきっとデモになる、って。

(画像はAFPからお借りしました)

国民性の違いもあるだろうけど、
「民主主義」の歴史の違いもあるのかも。
フランスでは民衆が革命を通じて
自ら勝ち取ってきたものであるのに対し、
日本では「お上」から「与えられたもの」。
60年安保だって、原発反対だって、
民衆のデモでは政治は変えられなかった。

実際わたし自身、街でデモがあっても
それで何かが変えられると思えない。
増税は嫌だけど仕方ないか、と
戦う前から諦めてしまっている感じ。
とてもフランス人のように寒い中、
毎日デモに参加して声を上げるだけの
パワーは持ち合わせていないなあ。

日本人の従順さも美徳かもしれないけど
けっして諦めない民衆の力もすごい。
どっちがいいか、悪いかはさておき、
政治が政治家だけのものではない国の
底力のようなものを垣間見た気がします。
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