17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
助手席の夫のナビ&指導付きなら
どうにか街中の広い駐車場の路面店や
郊外のスーパーにも行けるようになったけど
駐車とスピードが求められる幹線道路は
私にはまだまだハードルが高いなあ。
<免許を取れたお祝いがてら行ったケーキ屋さん>
みんな「あとは慣れだよ」というけれど、
なんせ還暦過ぎての初心者ドライバーだから
慣れる頃には免許返納しなきゃいけないかも。
特にスピード出すのが怖くて仕方がなくて
夫に「もっとスピード出さないと迷惑!」と
ずーっと言い続けられて、もう泣きそう。
<そこで頂いた美味しいケーキ>
でも交通規則を学んで分かったんだけど
街の車の多くが規則守ってないじゃーん。
ウィンカーも直前に出したり、
ひどいときは出さなかったりもするし、
制限速度守ってる車なんて、ほとんどない。
夫も「制限速度より周囲の車の流れに乗る方を
優先させないと危険」だなんて言うし。
フランス語の先生も来日して驚いたらしい。
パリジャンの運転は荒いと言われてるけど
歩行者がいれば停まるのが普通だそう。
日本人は一般的には几帳面で真面目だけど
運転だけは別だと感じてるんですって。
それでもこのあたりの人の運転は
関西に比べると格段に丁寧で優しい。
信号のない横断歩道に人が立ってたら
車は停車しなきゃいけないなんて、
関西にいた時は思ってもみなかった。
適切な車間距離取れば入られるし、
ぼやぼやしてたらクラクション鳴らされる。
私は免許取ったのがここで良かったと
しみじみと思うのでした。
免許を取れたとはいうものの
教習車とは大きさも仕様も違いすぎる、
夫の車を運転する勇気はないので
教習者に似たレンタカーを借りては
夫を無理やり助手席に乗せて練習中。
そもそもまだ駐車も出来ないし・・・
<虎渓山永保寺では紅葉が始まりました>
なんせ、逆走という概念すら知らず、
長年自転車でアナーキーに走り回っていた私は
自動車は左側走行という基本さえ身についておらず、
右折の際、反対車線に突っこみそうになったり
右折車線に車線変更するのを忘れて
直進車線のまま右折しようとしたりする始末。
教官が隣に乗っていなかったら、
周囲のドライバーを震撼させたに違いない。
教官の寿命も相当縮めてしまったかも。
<中国人の団体も観光に訪れていました>
買い替えたばかりの夫の車を廃車にする前に
まずは一人でスーパーに行って、
駐車できるようになることを目標に
レンタカーでもっともっと練習しなくては。
先週のんきに温泉巡りなどしてたけど
実はそんなことしてる場合じゃなかったの。
というのも、先月から自動車学校に通っていて、
旅行の頃がちょうど本免の実技試験目前。
それがやっと合格となって本日学科試験を受け、
めでたく念願の自動車免許が取れたました!
大学生の若い子たちの中では悪目立ちし、
教官には「免停ですか?」と聞かれる始末。
この辺じゃこの年で免許持ってないなんて
まず考えられないことみたい。
でも高校出た頃の私には免許取る余裕はなくて。
実家は裕福ではなかったのに親に無理を言って、
家から通えない私立の四大に行かせて貰ったから
学費を出してもらうのが精いっぱい。
生活費は奨学金とバイトで全て賄ってたから
とても免許を取るお金なんかなかったし、
社会人になったらその時間もなかった。
還暦過ぎて免許を取るのは簡単じゃないし
致命的に運転センスがなくて苦労したけど
1か月ちょっとで、どうにか合格できました。
これは地方都市で生きていくための覚悟かな。
一人でも動ける翼を手に入れると同時に
夫に何かあった時のバックアップになれるよう。
とは言え、まだまだへっぽこドライバー。
嫌がる夫を無理やり助手席に乗せて
スーパーくらい車で行けるようになるよう
勇気を出して練習しようと思います。
3日目は朝から出雲大社で参拝。
ちょうど神在祭の期間だから
ぜひ一度この期間に参拝したくて
計画したのが今回の旅の始まり。
相変わらず素晴らしい青空に恵まれ、
久しぶりの、しかも神在祭の参拝なだけに
もううれしくって、うれしくって。
全国の神様方がいらっしゃるということで
これまでと今あることの幸せに感謝し、
ご祈祷も受けさせて頂きました。
普通では入れないご本殿での参拝させて頂き、
お札やお守りのほか、神在餅も頂きました。
参拝後は、一路ぴゅーんと神戸まで戻って、
その夜は懐かしい有馬温泉で宿泊。
金泉、銀泉に浸かって、御馳走を頂いて
ここまでの旅の疲れをいやしました。
最終日は大神神社と長谷寺で参拝。
大神神社は前回参拝時の祈願が叶ったから、
そのお礼参りを兼ねて伺いました。
一の鳥居をくぐったところから
清々しい神聖な雰囲気に包まれていて
ここは何度でも伺いたい大好きな神社。
長谷寺は今年の初めに駐車場まで来たけど
半端ない土砂降りに見舞われて諦め、
今回ようやく参拝させて頂けました。
ここのご本尊は大きな観音さまなのだけど
たまたま秋期特別拝観の時期だったから
普段立ち入り禁止の国宝の本堂に入り、
直接観音様のおみ足に触れてお参り出来ました。
しかもちょうど結婚式もされていて
何だかありがたいこと尽くし。
特別御朱印も頂いて、無事岐路につきました。
ただ楽しかったばかりではなく
願いが叶った、とてもありがたい旅でした。
先日、車で3泊4日の旅をしてきました。
初日はまずは夫の希望で舞鶴に立ち寄り、
ユネスコの世界記憶遺産に登録された、
「岸壁の母」の舞台になった桟橋や
その近くにある引揚記念館を見学。
戦争というものの愚かしさ、残酷さ、
あまりの不条理さに言葉を失いながら。
<ロシアの強制収容所での暮らしを再現した展示>
気を取り直して、夜は湯村温泉。
「夢千代日記」の舞台となった、
紅葉が始まった山あいの温泉街で
ゆっくり温泉に浸つかれるのも
平和あってのことだなあとしみじみ。
<源泉のそばに建つ夢千代の像>
2日目は鳥取砂丘と足立美術館へ。
とにかくお天気に恵まれて、
青空の下、白くてさらさらの
パウダースノーのような砂の砂丘は
歩くたびに足が吸い込まれるような感じ。
砂の城なんて言葉では聞いたことあるけど
実際にはそんなの出来っこないと思っていたら
砂の美術館には砂で出来たこんな大作が。
今年は「フランス」がテーマということで
ノートルダム寺院やナポレオンの戴冠シーン等が
どれも砂で作られていて、びっくり。
フランス大使館とタイアップして、
主にフランスの作家が来日して作ったのだそう。
湿らせて固めるとこんな作品が出来るなんて。
その後行ったのは足立美術館。
日本画の巨匠たちの作品も見事だったけど
米国の日本庭園専門雑誌で
21年連続日本一を誇る日本庭園は圧巻。
どこから見ても絵のような美しさでした。
夜はびゅんと玉造温泉まで足をのばし、
日本最大の混浴露天風呂のある長楽園へ。
20代の頃にも友達と来たことがあるけど
昭和天皇もお泊りになった格式ある旅館で
当時は日帰り入浴が精一杯でした。
(現在では日帰り入浴はやってないそう)
今は混浴露天風呂も入浴着着用となっていて
夫と一緒に月や星を眺めながら
のんびり露天風呂を楽しむことが出来ました。