ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

静かなこころ

2009年09月30日 21時40分00秒 | 生活
今日で9月もおしまいだというのに
ここ数日の蒸し暑さと言ったら。
それでも秋はひたひたとやって来ているらしく
わたしの住んでいるあたりでも
ちょっと自転車をこいで郊外に行くと、
こんな風景に出会えて、思わずはっとする。



仕事や勉強や、歌の練習や友達との約束や
あわただしい毎日だけど、ふと立ち止まれば、
周りはいつの間にか、実りの秋。
あっちでばたばた、こっちでおろおろの私と比べたら
自然の営みは、なんて静かで、ゆるぎないことか。

わたしも、おかげさまでサングラスは元通りになり、
擦り傷もほぼきれいに治り、痛みもなくなったから、
10月は、もう少し心も体も落ち着いて、
忙しくても、元気で、そして何より静かなこころで、
実り豊かな秋にすることが出来るといいな。

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めがねまでもが

2009年09月27日 22時42分00秒 | 自分自身
昨日、京都からの帰りに
駅前のめがね屋さんに寄って、
先日自転車で転倒したときに緩んでしまった
サングラスの修理をお願いしてきました。

今年作ったばかりのお気に入りのサングラスは、
ツルとレンズを結ぶ金具の角度が
転倒の衝撃で、大きく外側に開いてしまったのだけれど
一日ほどかければ、たぶん問題なく直せるとのこと。



その時に、めがね屋さんのおじさんがぽつりと、
「ここまで金具が曲がるくらいの衝撃だったのに
顔に大したお怪我もされなかったということは、
このサングラスが、かばってくれたんですねえ。」

まさか、めがねまでもが守ってくれていたとは。
犠牲にさせてしまって、ごめんなさい。
そして治してもらったら、大切に大切にしよう。

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古くて新しい場所

2009年09月26日 22時04分00秒 | 友人・仲間
今日は、第九のレッスンをお休みして、
京都の蹴上にある、ウェスティン都ホテルへ。
かつての職場の同僚だったAちゃんが
わざわざマカオから家族ともども来日して、
息子さんの3才の誕生日パーティーをするのに招かれて。

鴨川沿いを北に上がり、南座から八坂神社へ向かい、
そして平安神宮の鳥居の前を通って、東山へと。
東山は少し色づき始め、秋へと衣替えしつつある風情。

抜けるような秋空の下、その東山を一望しながら
おいしいフレンチにいちいち感動しつつ、
Aちゃんや、懐かしい友だちと旧交を温めあえた、
にぎやかで楽しい、心温まるひととき。
Aちゃんは息子さんのパーティを口実に、
ともすれば時の流れとともに途切れてしまいがちな
わたしたちの縁を、つなぐ役割をしてくれている。
ありがとうね、Aちゃん、行って良かった。
この縁が、これからもずっと続いていけますように。


(色も素敵な栞付きのブックカバー、右下藤柄がカードケース)

その帰り、ルーブル美術館展は45分待ちだったので諦め、
久しぶりに再会したCさんと一緒に
三条まで和小物のお店を巡りながら、そぞろ歩き。
Cさんは、10年来お茶をやっていて、
着物や、着物の織、柄などにも詳しく、
お店の人とも、かなり通な話に花が咲いて
わたしも勉強させて頂きながら、ちゃっかり
正絹の訪問着の生地と、振袖の生地で出来た
ブックカバーや、カードケースを買いました。
柄ゆきだけでなく、裏地にまで心を配られた品は、
小物と言えども、品があってとても美しくて。

かつて住んでいた京都だけれど、
わたしにとっても、ここは古くて新しい場所。
懐かしい友だちとの縁を結んでくれる場所みたい。

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預かりものとして

2009年09月25日 22時15分00秒 | 生活
近所の桜並木の下を流れる小さな川には、
今年も鴨のカップルが、元気に流れを行ったり来たり。
それとも、今年育ったヒナなのかしら。
小さな生命と一緒に生きているのが、なんだかうれしい。



わたしもあちこちに青あざや絆創膏を貼って、
いてて、いてて、と言いながらも
電車に乗り遅れそうになれば、元気に走ったり、
性懲りもなく自転車で買い物に行ったりしています。

ブログを読んで下さってる方からは、
きっとご先祖様のお守りの賜物ですよ、と
優しく諭すようなメールを頂きました。

そういえば以前、職場で「守護霊」が話題になった時に、
わたしの守護霊にだけはなりたくない、
なんて言われてしまったことがあったっけ。
どうやら、前後左右を全く見ずに歩いたり、
運動神経もわきまえず、無茶するように見られるらしく、
かなりの人数が総動員でヘトヘトになりながら
守護するハメになっているに違いないから、と。

それはあながち、冗談と笑い飛ばしてはいけないことかも。
確かに、自分の物のように扱っているこの体は
親から、ひいてはご先祖さまからの預りもの。
無茶をして、怪我や病気ばかりさせるのではなく、
いつかお返しする時に、後悔することのないよう、
もっと価値あることに、大切に使わせて頂かなければ。
この痛みは、すぐ調子に乗る自分への戒めとしよう。

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路上でダイブ

2009年09月23日 20時24分00秒 | 健康・癒し
世間ではシルバーウィーク最終日の今日、
わたしはガラガラの電車で、さみしく出勤。
しかも、全身が痛くて不自由な状態。

実はおととい、自転車で気持ちよく疾走中、
車道から歩道へ移ろうとしたまでは覚えてるのだけど、
次の瞬間にはなぜか、両手両足を見事に伸ばした状態で
地面に突っ伏しながら、自転車の下敷きに。
どうやら段差を上りきれなくてタイヤを取られ、
わたしだけが歩道にダイブしたらしいのだけど。

一緒にいた友達が、急ぎ助けに来てくれたものの、
見事に全身を強打して、そこら中が痛くて起き上がれず、
バンザイした状態で地面に伸びたまま、「痛~~~っ」。

(ぽっかり浮かんだ、面白い形の雲・・・リスみたいかも)

目の上や、ひじ、ひざもすりむいて血がにじみ、
腕や肩や腰や足や、もう全部が痛いのなんの。
何とか血を流しながら自転車こいで家にたどり着き、
ホラー映画のごとく叫びながらシャワーで流したら
案外傷は大したことはなく、絆創膏2枚でおしまいだったけど、
打ち身なのか、捻挫なのか、スジを違えたのか、
筋肉痛は、時間が経つごとに徐々にやってきて。
昨日は全身湿布に包まれて、まるでフランケン。
でも今日は何とか、普通のOLに変身。

両方の腕や肩や脇や背中が筋肉痛ということからすると、
とっさにどちらかの手や足をつくなどという姑息なことはせず、
見事に全身で、歩道にダイビングしたみたい。
実に潔く、思い切った転びっぷりだったらしく、
友達からも、ああいう転び方はどれだけ真似しようとしても
到底出来るものじゃない、と妙に感心されたくらい。

その筋肉痛も、今では殆ど気にならなくなってきたけど
でもいい年をして、小学生みたいに
膝やひじに、絆創膏貼っているのもどうかと思うので
これからはもう少し気をつけなくては。
それにしてもどうしてわたしは、こんなによく転ぶのかな。

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