ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

龍馬に会いに

2010年05月31日 15時23分00秒 | 趣味
「龍馬伝」にどっぷりはまったわたしは
ミーハー全開で、龍馬のふるさと高知へ行ってきました。
お天気に恵まれ、きらきら輝く海を瀬戸大橋で渡ると
そこはもう、わたしが生まれて初めて足を踏み入れる四国。



高知に着いたら「土佐・龍馬・であい博」のメイン会場、
「高知・龍馬ろまん社中」へまっしぐら。
会場内には、龍馬伝の撮影に使われた撮影衣装や、
そこでしか見られない、ドラマのメイキング映像、
そして龍馬の生きた時代や、彼の生涯などが紹介されていて
どきどきわくわくしながら、結構勉強にもなって。

筆まめだった龍馬の、現存する数多くの手紙の中には
「エヘンエヘン」と得意気に書いているものもあったりして
何とも茶目っ気のある人柄だったと知り、更に身近な存在に。



一方、ドラマで近藤正臣演じる「怪物・容堂公」は
50代後半くらいの、いかにも老獪な人物を想像していたら
思いのほか目鼻立ちの整った、聡明な感じの人物で、
龍馬より9つ、武市半平太より2つ年上なだけで、
わずか46歳で、死去していたとは。

土佐勤王党に暗殺された吉田東洋も、
ドラマでは70近い古老の重鎮風だったけれど
実際には龍馬より20年上とはいえ、享年わずか47歳。
当然のことだけど、ドラマはあくまでもドラマで、
史実とのギャップが、驚きでもあり、面白くもあり。



そしてここが、龍馬伝のオープニングでも名高い、桂浜。
瀬戸内海の波とは全然違って、怖いくらいに迫力ある白波。
高台には、その大海原を眺めるようにして立つ有名な龍馬像。
この海を見ながら何を考えたのかと、感慨に耽ってみたりして。



ここは、山内容堂公の居城だった高知城。
山内容堂って、「功名が辻」の山内一豊とお千代の
15代目の子孫だったって、恥ずかしながら知らなかった。
山内容堂の頃は、それは立派なお城だったみたい。



すぐ近くの文学館では「土佐山内家宝物資料館」特別展が開催。
お酒と女性、水墨画や漢詩などの芸術を愛した人だったとか。
なかなかにユーモアもある人だったようで、
手紙には「コリャタマラン」とか「僕もシカラレル」なんて言葉も。



そして、ここが武市瑞山こと武市半平太、終焉の地。
前々回の、涙を誘った奥方との別れのあさげの後、
投獄されて1年半後、ここで切腹して果てたのだとか。
今は市場が目の前にある、賑やかな通りの一角でした。

尋ねて行った場所はどこも、つわものどもが夢のあと。
その夢のあとをほんの少しだけ辿る旅も、ここでおしまい。
この思い出を胸に、今後の「龍馬伝」の行く末を見届けよう。

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口蹄疫禍に思う

2010年05月26日 21時42分00秒 | 社会
宮崎での口蹄疫禍のニュースは見るたびに
なんとも耐え難く、いたたまれない思いになる。
大切に育ててきた牛や豚を殺処分される
畜産農家の方々のご心情は言うに及ばず、
処分されてしまう牛や豚の姿の痛々しさに。

処分された家畜を埋める、大きな、大きな穴、
あれはまさに、mass graveそのもの。
非人道的で身勝手な大量殺戮の、罪の碑。



牛や豚も、等しく「生命」としてこの世にあるものを
人間の身勝手で「食料」として大量に繁殖させ、
ひとたび、こうした不都合な事態になれば、
生ゴミのように積み上げて処分するという、理不尽。
人間ってそんなことをしても許される存在なのかな。

わたしは専門家ではないから何も言えないし、
ただ、感傷的過ぎるのかもしれないけれど
それでも、もう少し何か他の方法はなかったのかと
ニュースを見るたび、思わずにはいられなくて。

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続・プロのお仕事3

2010年05月22日 17時58分00秒 | 生活
昨年11月に、業者さんにやって頂いた、
フローリングのコーティング、実はその続きが。

前回、わたしとしては十分満足だったのに
業者さんとしては、少し手直ししたい箇所があると。
ただコーティング剤の性格上、2ヶ月以上経たないと
手直しが出来ないから、再度来るので
都合のいい時に連絡がほしい、と言われていて。

半年もたった今になって、ふと思い出し、
連絡をしたら、すぐに来てくれました。
ちょこちょこっと手直しするだけかと思ったら、
半年の間に、みみにゃんが情け容赦なくつけてくれた
傷跡の目立つところまで広範囲にやり直しましょう、と。
しかも前回より更に硬くて、値段も倍近くする、
スーパーハードでのコーティングを、全くの無償で。

(山ほど身に覚えがあるはずの、犯人)

そこまでしていただいてすみません、と言うと
「お金を頂いた以上、当然ですから」と。
でもそこまでいくと、当然、の域を超えているような。

いくら2割ほど値切ったとは云え
私には確かにお安くはない料金だったけれど
この徹底したプロ意識とアフターサービスからすると
決して高くはなかったかもしれない。

このプロのお仕事に敬意を表して、
みみにゃん頼むから、これ以上傷をつけないでおくれね。

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エールの交換

2010年05月19日 17時48分00秒 | 友人・仲間
昨日、カナダから一時帰国している友だちと
食事しながら、ゆっくりと話をしました。
まったく違う環境に暮らしながら、
分かち合える部分が多く、話は尽きなくて。

わたしは、こうして友だちと話すことで、
気持ちの整理がつくってこと、多いみたい。
殆どは、頭では分かっていることの再確認だけど
言葉にして再確認することは、少なからぬ効果があって。

(名前は知らないけれど、満開のかわいい小花)

それぞれに答の出ない問題を抱えながらも、
その時々に、精一杯、出来るだけのことをして
出来なかったことについては、言い訳をせず、
覚悟して、背負っていくしかないんだな。
そしてこれほどの幸せを受け取っている以上、
その裏に付いてくる、悩みや苦しみも受け取らなきゃ。

別れる時、わたしが思わず彼女の頑張りに感動して
ハグハグしたい気持ちで、頭を撫でたら、
彼女も同じように、わたしの頭を撫でてくれた。
人通りの多い通路での、精一杯のエールの交換。
がんばろう、がんばろう、より大きな幸せのために。

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5月の風に

2010年05月17日 21時57分00秒 | 花・自然
初夏を思わせる、さわやかな陽気の週末、
甲子園浜あたりまでママチャリをこいで
ちょっとしたサイクリングに行ってきました。

木々の輝くばかりの新緑の美しさ。
わたしが自身が「青春」だった頃には
こうした美しさに気付くことはなかったけれど。
そう思うと、歳を重ねるのもいいものだな。



疲れてひと休みした公園の木陰では
お菓子のかけらで、スズメと仲良しに。
次第に馴れて、ねだるように見上げるさまが
なんとも愛らしく、かわいらしいこと。



帰り道、甲子園球場の脇に差し掛かったら、
時まさに、色とりどりの無数の風船が
風に乗って、いっせいに舞い上がった瞬間。
あまりにきれいで、うわあっと声が出たくらい。
風に流された風船で、道路まで色とりどり。
あらま、お掃除するのは大変そう。

運動不足の身には、ちょっと疲れたけれど
5月の風を満喫した一日でした。

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