17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
先日は多治見の修道院に
足を延ばしてきました。
90年以上前にカトリック神言修道会の
宣教師モール神父によって設立された
歴史ある修道院なのだとか。
前庭には一面のシロツメクサ。
色とりどりの小花も咲いていて、
大きな木の木陰では
親子連れが憩っていました。
礼拝堂の中は明るく清らかで美しく、
厳かというより親しみやすい雰囲気。
写真撮影が禁止のため、
お見せ出来ないのがとても残念。
ミサは日本語だけではなく、
タガログ語やポルトガル語、
ベトナム語でも立てられているらしい。
ここは様々な国から来た人々の祈りを
包んできたんだろうなあ。
礼拝堂のあちこちに百合などの花が飾られ
庭ではフィリピン人の青年たちが
明るく笑いながら草刈りをしていました。
私はクリスチャンではないけれど
自分ではどうしようもなくなったりしたら、
また来て祈らせていただこうと思うような
温かな雰囲気に包まれた教会でした。
このたびは、一度ゆっくり伺いたかった、
名古屋の熱田神宮に参拝してきました。
平日だったせいか、混雑もなく、
したたるような緑に包まれるよう。
どこか荘厳な雰囲気の静けさのなか、
広々した境内を歩くのも心地良い。
千年を超えるといわれる巨木もあって
街中にあるとは思えない雰囲気。
これは桶狭間の闘いの戦勝祈願をした
織田信長が奉納したと言われる「信長塀」。
ここには数百年の時と祈りが
しずかに息づいているんだなあ。
境内の一角にはお食事の出来るテラスもあって、
もちもち触感のおいしいきしめんと、
デザートにはあんみつも頂きました。
ダイエットは明日からと言うことにして。
晴れ渡る五月の青空の下、
ゆっくり、のんびり、お参りすることが出来、
良い時間を過ごさせていただきました。
近頃散歩に行くとよく見かける
このきれいな白い花の咲く木、
スマホのアプリで調べてみたら
なんじゃもんじゃの木と言うらしい。
別名というか正式名はヒトツバタゴ。
このあたりでは一歩郊外に出ると
ウグイスの声がして楽しい。
今朝はマンションの室内からも
ウグイスの声が聞こえました。
この年になると物欲はずいぶん減って
食欲にばかり集中しがち。
朝ののんびりしたお散歩もいいけれど、
それだけでは脂肪は減ってくれないので
今日はジムの見学に行こうと思っています。
昨日やっと二人して
実家のお墓参りに行ってきました。
お墓掃除をして手を合わせて、
引っ越しや入籍の報告もして。
これでやっと双方のご先祖様にも報告出来、
少しほっとしたような気分。
帰りには、関ケ原古戦場記念館。
初めて入ったけれど、
映像は臨場感と迫力に満ち、
合戦の全貌が良く分かりました。
上階の展示も興味深かったけれど、
最上階の展望室からは
360度、古戦場が一望でき、
緑豊かな美しい景色を眺めながら
戦国時代に思いを馳せるひとときでした。
その後、以前姉夫婦が連れて行ってくれた
眺めのいいカフェでひと息。
ちょっと道に迷ったけれど、
自然豊かな広々した眺めに心癒される。
前に来た時には、母も一緒だったな。
美しい景色の中に父母との思い出を偲びつつ
おいしいお茶をいただきました。
最後に元実家を訪ねてみたけれど、
もう既に人手に渡ってしまっているから
庭や玄関の様子がずいぶん変わっていました。
父や母が守ってきたものを
守り継いでいけなかったことに胸を痛めつつ
そっとお別れをしてきたのでした。
これまでみいみのお骨は
ずっと手元供養してきたけれど
今日やっと地元のペット供養のお寺に
納骨し、法要をしてもらってきました。
胸に抱いたお骨壺を託すときは
ちょっと寂しさがこみあげたけれど
お位牌も作って頂いたから
これからいつでもお参りにいける。
ああ、これでやっと、みいみの魂だけでなく、
お骨も天にお返しすることができたなあ。
犬や猫に法要が必要かどうかは分からないけど
今のようなマンション暮らしでは
土に還してやることも出来ないから。
みいみの面影を抱きしめるようにして
改めて16年8ヶ月の幸せに感謝しながら、
静かに手を合わせて祈っていると、
みいみがまとわりついてくるような感覚。
悲しいよりも、幸せな満たされた時間でした。