ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ダニ・フリーな夏

2015年08月30日 18時24分00秒 | 健康・癒し
先月ダニについてのテレビ番組を見て以来、
自分の家の中の状態が気になってしまって。
そういえば、去年やおととしの夏は
家で何かに刺されて、かゆくなったことも。

床は毎朝掃除機がけし、シーツも頻繁に洗うけど
ベッドパッドやマットレスは
数ヶ月に1回くらいしか掃除機かけてなかった。
しかもダニは日光に干しても、洗濯しても死なず、
掃除機でも吸い取れないほどしぶといのだとか。

(ノミはいないのでみみにゃんは無実)

その番組に登場していた「ダニハンター」は
私が住んでいる、ここ西宮市の職員の方で
しかも西宮は無料でダニ検査をしてくれる。
ならば一度検査してもらわねば、と意を決して、
築11年にして初めて検査してもらいました。

ベッドのマットレスもベッドパッドも
部屋ごとのフローリングも、ラグも、
1つ1つを1平米あたり20秒かけて
ゆっくりゆっくり掃除機をかけて
その都度取れたごみを袋に入れるのは
猛暑の最中には、汗だくの大仕事。

でも結果は1平米あたり、LDKは約0.5匹。
ベッドのマットレスは約29匹。
望ましい数値が1平米あたり100匹以下なので
数値上は問題なく、人を噛むツメダニは0。
おかげでダニ疑惑は一応晴れたのでした。

それでも1平米当たり30匹弱いるかと思うと
やっぱりなんだか落ち着かなくて、
この夏は時間さえあれば、毎日のように
ベッドのマットレスに掃除機を掛けました。
0にするのは無理でも、少しでも減らせればと。
ダニは熱でしか死なないというから、
布団乾燥機も動員して、大量虐殺も敢行。

そんなバトルを繰り広げていたら
いつの間にかすっかり涼しくなって。
この夏だけに終わることなく、
これからもダニ・フリーな日々を
過ごせるようにがんばります。
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六本木歌舞伎

2015年08月23日 20時36分00秒 | 音楽・アート
先週、久しぶりに歌舞伎を観ました。
市川海老蔵と中村獅童の
六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」。
中村官九郎が脚本だから
どんな歌舞伎になるかと思ったら・・・



思いっきり「かぶいて」ました。
「かぶき」まくってました。
ちょうちん型のUFOは出てくるは
エイリアンは出てくるは
本当に奇想天外で、荒唐無稽。
二人のアドリブでの掛け合いは
サービス精神旺盛で、大爆笑。
歌舞伎ということも忘れて楽しみました。

(ホールに飾ってあったお花)

最初のアドリブシーンで海老蔵が
「進撃の巨人も○○も(←忘れました)
とどのつまりは、歌舞伎じゃね?」
って言っていたのが、印象的で。
なるほど、荒唐無稽なアクションモノも
確かに、歌舞伎の荒事に通じるかも。
そういう思いで生まれた舞台なんだなあ。

古典もいいけど、創作も楽しい。
古典モノも大ガマが出てきたり
怨霊が出てきたり、結構荒唐無稽だから
UFOが出てきたって、確かに歌舞伎。
艶のある声と華のある演技だけじゃなく
海老蔵がこれから何をやるのかも
楽しみのひとつになりそうです。
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母と戦争

2015年08月16日 17時56分00秒 | ねこ
終戦の日に実家のお墓参りしたあと、
母に改めて戦時中の話を聞きました。
前にもざくっと聞いたことはあったけれど
9歳で終戦を迎えた母の暮らしが知りたくて。

ところが、母の実家は専業農家で、
母親(私の祖母)の実家は
おせんべいなど焼いて売るお菓子屋さん。
戦時中も、麦を混ぜたとはいえ、
白いお米のご飯やおせんべいを食べ、
ひもじい思いをしたことはないのだとか。

(鎮魂の思いをこめて)

だいたい母の実家は「ド」が付く田舎で
B29が飛んでも、素通りするばかり。
山の向こうの、私の高校のあった街が
空襲にあって空が真っ赤に染まるのを
遠くの花火を見るように眺めたという。

一番上のお兄さんが出征したり、
隣の小学校が兵隊さんでいっぱいになり
校庭が畑になったりはしたものの
末っ子の母にとって「戦争」は
それくらい遠くのものだったのだろう。
少女らしい少女時代を過ごせただけでも
かなり恵まれたことだったのだろうな。

今、わたしの住む西宮や神戸は
野阪昭如の「火垂るの墓」の舞台。
激しい空襲で節子ちゃんのような、
多くのいのちが失われたところ。
同じ戦争でも、こんなにも違うとは。
その西宮に住むわたしとしては、
それはそれで結構胸に迫るものがある。

8月はテレビも戦争特集が多くて、
戦争について考える機会が増えるけど
だからと言って、「飽きる」ことなく
またかとばかりに「流す」ことなく、
やっぱり戦争について考えてゆきたい。
ちょっと拍子抜けするような
のんきな母の戦争体験も聞けて良かった。
ただ、父の話が聞けなかったことが
今となっては、心残りだけれど。
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淀川花火大会

2015年08月09日 15時44分00秒 | 生活
お盆が近づき、このあたりでも毎週のように
どこかで花火大会が開催される季節となり
昨日は淀川花火大会に行ってきました。
久しぶりの有料席で、間近で堪能しようと。

いよいよ会場に向かう頃、雷雨があって、
落雷の影響で電車が乱れたりしたけど
日暮れ前には雨もやんで、気温も涼しくなり
川辺の土手のパノラマ席でお弁当食べながら
風に吹かれて待つのは、意外に楽しい。



日も落ち、いよいよ始まった花火大会。
目の前で見られるから、迫力がすごい。



シャッタースピードの変更の仕方も忘れた、
へっぽこすぎるカメラマンなわたしが、
ファインダーをのぞきもせずに
適当にシャッター押して撮影した写真は
どれもまあ、残念極まりない出来ばかり。
これらは数少ない、ピントが合っていたもの。



だって、ファインダーを覗く一瞬が惜しいくらい
本物は華麗で壮大な、大スペクタクル。
良い写真を撮るよりも、しっかり見ていたくて。
帰りは退場制限があって、大変だったけど
たまにはこうして気合い入れて行くのもいいかも。
壮麗な美しさも花火の醍醐味なら、
帰りの混雑や疲れも、セットのようなもの。
全部まとめて夏を楽しんだ一日でした。
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動物と話せたら

2015年08月02日 15時06分00秒 | ねこ
昨日テレビで、動物と話せる女性が出てきて
犬や猿、象やペンギンとコミュニケーションしていた。
英米ではアニマル・コミュニケーターといって
動物と意思疎通をはかる人が数多くいるのだとか。
興味を持ってネットで調べてみたら
どうやら専門の養成学校まであるみたい。

猫はしゃべらないからかわいい、と思っていたけど
みみにゃんの気持ちをもっと理解できたらいいなあ。
さみしいとか、もっと遊んでほしいとか、
わたしが気付かずにいることがいっぱいありそうで。
わたしが「大切」「愛しい」と思っている気持ちは
みみにゃんに、ちゃんと伝わっているかしら。
みみにゃんも同じように大好きでいてくれるかしら。

(左手奥にあるのが、大らかな(?)クスノキ)

そういえば、先日読んだ本の中には
樹木とコミュニケーションする人が登場していた。
なんでも伊勢神宮の境内にある杉の木たちは
ご神木だからなのか、人間の体温が苦手で、
多くの参拝者が触ることにイライラしてるのだとか。
お伊勢さんを参拝する時は、気をつけなくちゃ。
私が普段ウォーキングする河川敷の見事なクスノキは
おおらかな性格の気がするんだけど、どうかしら。

石や木にさえ魂が宿ると信じてきた日本人の末裔として
たとえ、象やペンギンや意思疎通できなくても
大切にいつくしみ、尊重する気持ちを忘れないでいたい。
生きとし生けるものには魂があるかもしれないと思えば
人はおそらく、もっと謙虚に、優しくなれるはず。
・・・なんて思う、暑い夏の昼下がりでした。
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