ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ゆづの回復を祈って2

2014年12月30日 18時16分00秒 | フィギュアスケート
日本選手権の後、ショック続き。
スケートは大学を卒業したらやめる、と
以前から言っていた町田君の引退宣言。
いつか来るとは思ってはいたけれど
このタイミングとは思ってもなくて。
潔いけれど、やっぱり残念でさみしい。

そしてゆづの入院と手術のニュース。
少し疲れてるのかなとは感じていたけど
尿膜管遺残症という病気で手術を受け、
2週間の入院と1ヶ月の安静が必要とは。
そんな状態で日本選手権に出てたとは。



聞いたことのない病気だったから
気になってググって調べてしまった。
胎児の頃の尿膜管が、閉鎖せずに残って
炎症を起こしたりするレアな病気みたい。
おそらく開腹手術になったのだろうな。

世界選手権の出場は微妙とのことだけど
きっと、今度こそゆっくり休むようにと
神さまがおっしゃっているのでしょう。
紅白にビデオ出演してくれるというだけで
ファンとしては十分ハッピーなので
無理せず治療に専念してくれるといいな。

新しい年が皆さまにとってもゆづにとっても
健やかで明るいものとなりますように!
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魅力的なファントム

2014年12月28日 10時27分00秒 | フィギュアスケート
昨夜の全日本選手権は見ごたえたっぷり。
あんなに小さかった宇野昌麿君が立派になって
2位に食い込む躍進を見せたのもさることながら
久しぶりに小塚君の端整で冴えた演技が復活。
誰が表彰台に上がるか、最後まで目が離せなくて。

そんな中、ゆづの演技はやっぱり、別次元。
「王者」の肩書きがすっかり板について
スケーティングも演技も、格段にうまくなり
従来からの体のキレやジャンプの芯の細さ、
しなやかさや華麗さに磨きがかかったみたい。

町田君の演技を「演劇的」とするなら、
ゆづの演技は、限りなく「音楽的」。
すべての動きが音楽に「乗って」というより、
音楽に「溶けて」、或いは「一体となって」
ゆづ自体が音楽を「奏でて」いるように滑る。
特に終盤の「マスカレード」は圧巻。



そしてゆづは、むしろ最初に転んだ時の方が
その後の演技が安定するから不思議。
逆境好きだから、転ぶことで追い込まれると
いつも以上の力が出るのだとは思うけれど
こっちはハラハラさせられて心臓に悪いったら。

それにしても、今季は名プログラムだなあ。
SPなんて、立ち姿がすでにレベル4だし、
フィナーレも、ずるいくらい美しすぎる。
FSも、私が好きでDVDも持っている、
映画「オペラ座の怪人」を使っている上、
その曲の編集が、抜群にセンスがいい。
それにゆづにしか出来ない高難度の構成と
華麗な振り付けが織り込まれているものだから。

どう見てもゆづは、クリスティーヌの恋人、
「貴公子ラウル」タイプなんだけど、
このプロでは、美しく魅力的なファントムに変身。
こんなファントムだったら、クリスティーヌは
ラウルを捨ててファントムに走ってしまうかも。
そんなファントムの完成型は2015年の楽しみにして、
世界選手権代表の発表を待つことにしよう。
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JAZZYなクリスマス

2014年12月23日 17時00分00秒 | 音楽・アート
クリスマスを前に、芸文センターで
クリスマスジャズフェスティバルの一つ、
山下洋輔スペシャル・ビッグバンドの
パフォーマンスを楽しんできました。

ジャズを大きなコンサートホールで聴くのも、
15人の大編成ジャズバンドを聴くのも初めて。
神がかった、超絶技巧の山下洋輔さんのピアノ、
艶のある4人のトランペットの競演に
うねるようなドラムやサックス、トロンボーン。
迫力もテクニックも、圧倒されるばかり。

(芸文センターのイリュミネーションもきれい)

ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」や
ドヴォルザークの「新世界より」も
彼らの手にかかると、見事なジャズナンバー。
何の曲だか忘れるくらいのすごいアレンジを
演奏者の方々が、心から楽しそうに
言葉を交わすように演奏するものだから
見ている私まで、とにかく楽しくて。

音楽ってつくづく「響き」だなあ。
びりびりしびれるような音の渦を漂い、
体で感じる快感は家ではなかなか味わえない。
お酒が飲みたくなるような素敵な演奏に
JAZZYなクリスマスを堪能したのでした。
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フランス語まみれの一日

2014年12月18日 22時10分00秒 | フランス語
今日は本当に寒くて、温暖なこのあたりでも
時折風の中に、雪の細かなかけらがキラキラ。
同じく寒かった先頃、フランス留学フェアがあり
わたしもフランス語通訳としてお手伝い。
学んでいるアンスティチュからの紹介だけど
フランス語での書類選考や電話面接もあって、
なにもかもが初めてとあって、ドキドキ。

各ブースに1人ずつ通訳がつく形で、
私の隣のブースの通訳をされていたのは
フランスに7年滞在して、博士号も取って、
今大学で非常勤で教えているという方で、
反対側のブースは、プロの通訳ガイドさん。
その向こうは、日本滞在歴の長いフランス人。
うーん、フランス滞在歴ゼロのわたしが
一体何を間違って来てしまったんだろう、と
あまりの「場違い」感に冷や汗たらたら。


(会場の外で開催されていたクリスマスマーケット)

でもどうにか無事に務めることができたのは
担当したフランス人が良い人だったからかも。
それに学生さんだけでなく、社会人の方など
さまざまな理由でフランス留学を目指す方々と
お話出来て結構楽しかったし、刺激にもなって。

最後に、「私も更に上達するためにいつか行きたい」
(pour se perfectionner en français) と言ったら
「そんな必要ないから、楽しむためにいらっしゃい」
(C'est pas nécessaire. Venez pour profiter.)
と言ってもらえたのが、うれしくて。
フランス語まみれの一日は、良い経験になりました。
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おかえり、羽生選手

2014年12月14日 22時09分00秒 | フィギュアスケート
昨夜といい今夜といい、とにかく幸せ。
グランプリファイナルでやっと、待ちに待った、
ゆづの素晴らしい演技を見ることが出来て。
優勝したことよりも、今季世界最高の点数よりも
とにかくSPもFSもこの素敵なプログラムを
ほぼノーミスで演じて見せてくれたこと、
ゆづらしい演技が戻ってきたことがうれしくて。

繊細で美しい旋律が、ステップやスピン、
指先からこぼれるような、流れるようなSP。
また、物狂おしさと切なさが入り混じり、
透明感のある独特のファントムを演じたFS。
スタミナ不足で最後に転ぶのも相変わらずだけど
ゆづが演じたかったのは、きっとこんな演技。
そして、わたしが見たかったのもこんな演技。



本当に色々なことがあって、色々言われたけど
技術面でも、表現力でも、メンタルでも、
ものすごく成長して、別次元に到達した感じ。
あの演技を見たら、もう誰も何も言えないはず。
これで本来の予定通り、後半にクアド入れたら
前人未到のプログラムになってしまうに違いない。

町田選手も無良選手も、ちょっと残念だったけど
日本男子フィギュア層は厚く、まだまだ楽しみ。
切磋琢磨して、さらに高みをめざしてくれるといいな。
そしてこの先も、ゆづにしか到達できない世界へ
わたしたちを連れて行ってくれるといいな。
選挙速報もどこへやら、素晴らしい演技の余韻に、
いつまでも浸っていたい至福の夜となりました。
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