ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

夏祭り

2013年07月28日 22時59分00秒 | 生活
このところ毎年言ってる気がするけど
でもこの夏の暑さは半端じゃない。
暑い、というのもおこがましいくらいで
もう普通に生活するので精一杯。

そんな中、祇園祭、天神祭が終わり
今日は地元の商店街で小さなお祭。
今年は阿波踊りが来るというので
ランチがてら出かけてきました。



若い娘さんたちがきゅっと髪を結い上げて
紅い組み紐で編み笠を留めている後ろ姿は
さわやかな色気と愛らしさがあって
思わずほれぼれと見とれてしまいました。



阿波踊りを生で見たのは初めてだけど
こんなに素敵なものとは知らなかった。
紅い裾をひるがえして踊る女踊りも
力強くエキサイティングな男踊りも
どきどきわくわく、心躍るものでした。
これは一度本場に行ってみなくては。
また一つ将来の楽しみが増えました。
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引き受けて考える社会

2013年07月21日 23時45分00秒 | 社会
今回は最後まで誰に投票するか迷いつつ
それでも投票はしてきたけれど、
選挙速報はつけた途端にがっかりして
10秒もたたずにテレビを消してしまった。
選挙結果にも、投票率の低さにも。

どういう訳か私が入れた政党や候補者は
ここずっと、勝った試しがなくて。
こうなる、とは分かっていたことだけど
どれだけ死に票になってもやっぱり私は
私がいいと思う人・政党に入れたいから。

社会学者の宮台真司氏が以前、
「日本は引き受けて考える社会ではなく、
任せて文句を言う社会」と書いていたけど
選挙には行かずに後で文句だけ言うのって、
まさにそういうことのような気がして。



以前フランス人と増税や原発の話をしていて
なぜ日本人は政治に不満や怒りがあるなら
街へ出て、デモをしないのかと言われ
いろいろ議論した時に感じたのは
民衆のデモで革命を起こし建国した国との
政治や国に対するオーナーシップの違い。
フランス人は自分たちには変える力があると
諦めることなく信じているところがあって。

日本は敗戦後も「政治はお上」体制が続き
60年安保デモですら、政治を動かせなかった国。
政治は自分たちのものではなく、政治家のもの、
国を動かすのは自分たちではなく、官僚、
国民が何を言い、何をしたところで
政治は変えられない、という諦念のようなものが
「任せて文句を言う社会」にしたのかも。

なんだかそれって、残念すぎるから
どれだけがっかりしても、絶望しても
わたしは投票に行くのをやめないでいよう。
それが自らが「引き受けて考える」社会への
小さな一歩になる気がするから。
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フランス絵画とロココの香り

2013年07月18日 22時36分00秒 | 音楽・アート
先日、展覧会をハシゴしました。
最初は、印象派を中心とした
ルノワールとフランス絵画傑作展
審美眼と潤沢な資金の両方を供えた
クラーク夫妻のコレクションなのだそう。
印象派大好き派ではない私でも
ルノワールやモネなど有名どころの
絵画の幸福な色合いは、目に心地良い。

その後、マリーアントワネット物語展
彼女にまつわる絵画や書簡だけでなく
彼女のポートレートに描かれたドレスが
王室御用達のテーラーやアトリエによって
繊細なレースまで緻密に再現されていて、
ベルバラ世代の私は一気に少女に戻って
華麗なロココの香りに、うっとり。



さらに楽しかったのは、あの時代に
マリーアントワネットが流行させた
ベル・プルと呼ばれる過剰に装飾的な
髪型の一つがカツラで再現されていて
それをかぶる体験がさせて貰えること。

頭の上に1m近い帆船の模型が乗っかった
巨大なカツラを人前でかぶるなんてこと、
いい年をして出来る訳がない・・・ことはない。
ここまできたらかぶらなければ、と
恥ずかしながらかぶりました、ほんの2度ほど。

(これは目元を画像修正した、私の前の方)

軽量化されたカツラでも殆ど首が動かせないから
さぞマリーアントワネットも肩がこったのでは。
心は少女に戻りながらも、体は現実に引き戻され
肩こり症の私にはマリーアントワネットは無理。
頭に帆船乗っけなくても仕事に行ける、
今の時代がやっぱりいいなあと思ったのでした。
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合掌

2013年07月15日 22時02分00秒 | ねこ
昨日友人の愛猫が天寿を全うして
友人と家族に見守られながら帰天。
16年と11ヶ月のしあわせな年月を
与えてくれた大切な家族を失う、
喪失感を思うと胸が締め付けられる。

愛されて、かわいがられて
いまわの際も家族に看取られて
きっと何も思い残すことない、
幸せな一生だったことは間違いない。
彼女も、悲しみや喪失感の奥で
それを誇りに思っていることを願う。



その日はいずれみみにゃんにも訪れる、
そう思うだけで涙が出てしまうけれど
その日が来ても後悔しないくらい、
毎日毎日、いっぱい愛おしんで、
慈しんで、かわいがって、抱きしめて
この幸せを存分にかみしめなくては。

愛し、愛された一つの小さな生命が
いなくなったこの世界はどこか寂しい。
でもその小さな生命が伝えてくれたものは
その寂しさよりも、うんとうんと大きい。
合掌。
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ああ勘違い

2013年07月11日 23時39分00秒 | 生活
仕事帰り、信号待ちをしていたら
向かいのLEXUSのショールームの前に
きっちりとスーツに身を固めた人々が5-6人
暑い中、一斉にこちらを向いて立っていて。

信号待ちをしていたのはわたし一人。
周囲に人影もなく、何事?と思っていたら
信号が青になって交差点を渡り出した途端
待ってましたとばかりに、スーツ軍団が
一斉に私に向かって深々とお辞儀をするから
事情がのみこめず、たじろいでしまって。

知らない間に偉くなったのでないとしたら
今日来店予約をしている上客の誰かと
わたしを間違えているに違いない、などと
考えながら交差点を渡っている間も
スーツ軍団は、ずっと頭を下げたまま。
ええ、もう、どうしたらいいのやら。

(緑陰が恋しい季節になりました)

交差点を渡ったら軍団は目の前だから
これは勘違いを解かねば、と覚悟して
交差点を渡りきって、声を出しかけた時
スーツ軍団がなぜか一斉に頭を上げ、
何事もなかったかのように、店内へ。

え?と思わず振り返ると、そこには
私が渡るのを待って右折して行った、
ピカピカの紫(!)のLEXUSの後姿が。
何のことはない、あのスーツ軍団は
悪趣味な色のLEXUSを買った金持客を
見送っていただけだったのでした。

自分が車を運転しないせいか、
車を見送るとは思ってもみなくて。
暑さボケもほどほどにしないと
1人で焦って、妙な汗をかいたのでした。

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