ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

DELF B2 が終わって

2010年10月30日 22時56分00秒 | フランス語
色々あったけれど何とか受けた、DELF B2。
筆記試験は正直なところ、感触はかなり厳しいかも。
これまでにやった練習問題よりも難しく感じられ、
時間もギリギリで、焦ってしまって。
話すのが苦手なだけに、筆記で稼ぐつもりが
あまり稼げなかった気がして、がっくり。

最初の聞き取り試験も、大部屋でやったせいか
ヘッドフォンで聞いたり、小部屋で聞くのとは
どうも勝手が違って、更に聞き取りにくくて。
2問目などは、問題文が2ページあることに
聞き取り試験が終わって、初めて気付くという
呆れるほど大マヌケな失敗までやらかしてしまって。
読解が始まってから大慌てで2ページ目も埋めたけど
どんな時も必ず何かやらかす私って、ある意味スゴイ。

読解は、そのせいで時間がますます足りず
焦りに更に拍車をかけ、自分を追い込むハメに。
そのせいなのか、それとも問題が難しかったのか、
本当はこれが一番得意で、点の稼ぎどころだったのに
自信を持って答えられた問題の方が少なかったような。
何度読んでも、意味が分からない問題すらあって、
直感と本能と連想を、総動員して埋めたという情けなさ。

最後の作文は、クレームの手紙を書けというもの。
これは普通に「不良品だからお金返せ」というだけだと
100語もあれば、十分終わってしまうから
それを何とか、ああだ、こうだと余計なことを付け加えて
250語前後に膨らませることに苦労し、結局時間ギリギリ。
とりあえず全部書き終えはしたけれど、見直す時間もなく
後から次々とスペルミスの数々に気付いて、あちゃー。

DELFは問題用紙も取り上げられてしまうから
自己採点も出来ないけれど、気分は地下500mに埋没。



先週の口答試験は、普段ならもっと緊張するのだけど
筆記が悪すぎて、半ばヤケになっていたのと
それどころじゃない状況の中で受けたのとで
思いのほか落ち着いて、しかも思ったより話せたかも。
2つのスジェ(お題)の中から、わたしが選んだのは
”Alter-Vacance”という新タイプの休暇について。
規定の約10分間のプレゼンも、その後の質疑応答も
わたしにしては、十分健闘出来たような。

その間に、職場の仏語習熟度検定も受けたのだけれど、
これは、夕方6時過ぎに始まって、終了は夜9時過ぎ、
トイレ休憩も、夕食も抜きという、過酷なもの。
これも筆記は、DELFに輪をかけて悲惨で
語彙問題などは、本当にフランス語の試験かと
何度もページをめくって確認したくらい。
何せ一度も目にしたことすらない語彙が、ずらー。
時間はギリギリだし、訳分からない問題の連続だし、
こっぱみじんにされたというか、ふっ飛ばされたというか。
それなのにこれも、どういう訳か口答試験だけは
結構いい感じの手ごたえだったから、本当に不思議。

どちらの試験も、得意の筆記試験で撃沈し、
なぜか苦手な口答試験で一太刀返せた、という印象。
でもそれは、あくまでわたしの主観的な感触だから
試験結果を見てみないと、分からないのだけれど。
結果がどうあれ、それが今の私の実力。
謙虚に、諦めずに、前へ進むことだけ考えよう。
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重なる時には・・・

2010年10月25日 20時57分00秒 | 生活
全然アップ出来なかったにもかかわらず
心配して覗きに来て下さった方が、
こんなにもいらしたことに、心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
おかげさまで、やっと一息つき
こうして、ブログも再開出来そうな気配に。

実は先週、わたし自身が体調を崩して熱を出し、
食事もまともにとれない状態でいたところに、
入院中の父が一時、危篤状態に陥り、
いつどうなるか分からない、という緊急事態が。
その上、なぜかみみにゃんまで急に体調を崩し
これまた病院で検査し、治療しなければならなくなり、
更にその間を縫うように受けた、3連続の仏語試験。
重なる時には重なるもの、と言うけれど、
さすがに精神的にも、肉体的にも、ぎりぎりで。

万一の事態を覚悟して、いざという時のものも
一通りすべて実家に持って行ったりしたものの、
幸い父はどうにか、最悪の状態から持ち直してくれて。
ただいつどうなるか分からないことに変わりはないから
万一に備えて、伝えておきたいことは全部、
眠り続ける父の枕元で、ちゃんと話してきました。

(父の病院の傍に咲く、雨の中の秋桜)

みみにゃんは、毛玉ですら滅多に吐かない子なのに
急に、食べて吐き、飲んで吐き、何もしないでも吐き、
ついには食餌もとらずに、ぐったりしてしまって。
動物病院で、尿・血液検査、X線にエコー検査など
あらゆる検査の結果、深刻な病気ではないとの診断。
点滴と投薬の結果、ようやく食欲が戻ってきたところ。

試験については、また改めて報告しますね。
とにかくそんなこんなで、自分の体調のことなど
構っちゃいられない状態で過ごしていたら、
さすがに体重は少し落ちてしまったけれど
気がつけばいつの間にか、体調は復活したみたい。

職場のみなさんにもご迷惑をおかけしてしまい、
そしてまた、かけてしまうかもしれないけれど、
とにかく、この1週間を持ちこたえたことに
ちょっぴり自分を誉めてやりたい気持ちと共に、
改めて感謝の思いを深くする、冷たい秋雨の夜でした。
コメント (2)
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非常事態宣言

2010年10月10日 22時47分00秒 | フランス語
いよいよ1週間後、DELF B2の筆記試験。
なか2日おいて、職場の仏語習熟試験があり
その後なか3日おいて、B2の口答試験。
恐怖の試験ウィークが目前となりました。

とても元気にしていますが、本気でやばい状態のため、
ブログもしばし、お休みさせて頂きますね。
これまでもなかなかアップ出来なくて、
覗きに来て下さった方、本当にごめんなさい。

(そんなことには何の関心もない、みみにゃん)

ああ試験、本当に怖いよー。
考えただけでも、お腹痛くなりそう。
何でこんな苦しいことしてるんだろう、と
思わず、後悔してしまうほどだけれど、
思えば、自分が好きでやってるのでした。
だから玉砕するにしても、せめて一太刀返せるよう
最後の最後まで、悪あがきしてみます。
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ただ一人の人間として

2010年10月06日 20時15分00秒 | 友人・仲間
最近の尖閣諸島関係のニュースを見ていると
中国の対応につい、何だかなーと思うとが多く
中国って・・・とまで、思ってしまうことも。

でも目の前にいる、インターンの中国人のJちゃんは
素直で、勤勉で、チャーミングな、本当にいい子。
職場の同僚が、あの問題についてどう思う?と聞いたら
どちらの気持ちも分かるから、何も言えない、って。

(ベランダのガーデンテーブルの影がきれい)

実は、あの問題で一番胸を痛めているのは、
日本が好きで日本にいる、中国の人たちなのかも。
わたしたちは、日本の外交下手を棚に挙げて
好き勝手に、他人事として言っていれば済むけれど
彼女たちは、板ばさみになってしまっているみたい。

一部の感情的な反応ばかりを取り上げて
それがすべての国民の総意であるかのように
誤解するのは、危険だし、悲しいこと。
政治のことは、政治のこととして、
わたしたち個人個人は、どこの国の人であれ
目の前にいる一人一人と、ただ一人の人間として
向かい合うことが大切だなあ、と思うのでした。
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秋空の下

2010年10月01日 22時59分00秒 | 生活
職場では、次々と共に過ごした仲間を見送り、
櫛の歯が抜けていくような、淋しさ。
そしてその淋しさにひたる間もなく
人手不足という現実に、追いまくられる日々。

職場は今、大きなうねりの中にあって
わたしもいずれ、否応なく巻き込まれていく。
いろんな感情が、指先からこぼれ落ちて
とっ散らかったままの心を、持て余しながら。



家に帰ったら帰ったで、家事とみみにゃんの世話と
遅々として進まないフランス語に追われて。
10回覚えても、10回忘れるもどかしさとの格闘で
夜が更けるのなんて、本当にあっという間。
1日が24時間では、全然足りないなあ。
したいことの半分も出来ない、もどかしさばかり。

こんなとっ散らかった日々に、自分でもあきれつつ、
今年の年初に、神さまから頂いた言葉
このような日々のためにあったんだなぁ、としみじみ。
いつの間にか、ひつじ雲でいっぱいになった秋空の下で。
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