ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

言霊の幸はふ国

2015年12月27日 18時41分00秒 | 生活
仕事納めに、フランス語納め、
昨夜はちょっと残念な「ゆづ」納めなど
これからしばらくは○○納め続き。
今年も残すところあと4日となり、
「良いお年を」と言葉を交わす日々。

昨日はたまたま大阪の街で
見知らぬ方に駅までの道を聞かれ
私も行くところだったのでご一緒し、
大阪駅で別れる際にも、お礼とともに。
「どこかでまたお目にかかれますよう。
どうぞ良いお年をお迎えください。」

若い頃には、こういう言葉は
儀礼的で空虚な言葉と思っていたけど
今では、言霊のちからを感じられる。
言ってもらえて、とても嬉しかったし、
自分も言って、幸せな気分になれたから。
それがたった5-10分ほどの短い時間
言葉を交わしただけの人であっても。

(雪うさぎのケーキ)

年賀状もそうだけど
人の幸せを祈ることば、
人に感謝を伝えることば、
人の幸福を喜ぶことばには、
きっと特別な力があるにちがいない。

音楽がバイブレーションであるように
言葉も空気を震わせ、響きとなって伝わる。
美しい言霊は美しいエネルギーを生み、
幸せな言霊は幸せなエネルギーを生むのかも。

来年はもっと、美しく幸せな言霊で
美しく幸せなエネルギーを溢れさせる人になろう。
人を判断せず、批判せず、愚痴を言わず、
ネガティブエネルギーを出さないように。
このブログが発するエネルギーも
どうか美しく幸せなものとなりますように。

みなさま、今年一年ありがとうございました。
みなさまにとっても良い一年となりますよう。
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贖罪の時間

2015年12月22日 20時51分00秒 | 生活
大掃除にクリスマスカードの発送、
年賀状書きに、年越しのしたくと、
年の瀬はとにかくあわただしい。

それでも同時に年の瀬は
昔なつかしい友人や知人、
かつてお世話になった方々に
思いをいたす季節でもあって。



今年はとりわけ、わたしの周りでは
身内にご不幸が多かったようで
喪中葉書が、例年になく多い。
いつも出す宛先の2割近くが喪中。
また、友人が命にかかわる病で
闘病中であることを知らされたり。

日頃、自分と自分と親しい人のことだけで
いっぱいいっぱいになっていたから
届く喪中葉書や、出す予定の賀状に向かい、
日頃ご無沙汰している人々のことを思う、
この時間は、せめて大切にしたい。

そんなこととは知らずにいて、ごめんなさい。
大変な時にそばにいないで、ごめんなさい。
連絡も取らずにいて、ごめんなさい。
きっと、わたしには必要な贖罪の時間。
一人一人の幸せをそっと祈りながら。
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新時代の幕開け?

2015年12月19日 23時58分00秒 | フィギュアスケート
今年はこれまで12月と思えないほど
暖かな陽気が続いていたけれど
昨日からこのあたりも師走らしい冷え込み。
仕事でも年末の締めに追われ、
押し寄せる年の瀬を感じる時期。

フィギュアスケートでも大きなニュース。
NHK杯とGPファイナルでのゆづの演技を受けて
国際スケート連盟が採点システムを見直すのだとか。
あの300点超えが一発限りの奇跡ではなくて
新時代の幕開けだと認めざるを得なくなった今
現行のシステムのままでは、
彼がこの先どれだけ演技をレベルアップしていっても
満点が出た時点で点数は頭打ちになってしまうから。
「採点システムがこっぱみじん」という言葉は
誇張でもなんでもなかったみたい。

(クリスマスには日本選手権開幕)

まだ協議中で未定らしいけれど
有力な選択肢として挙がっているのは
現行の-3から+3までの7段階のGOEを
-5から+5に拡大するという案なのだとか。
これだと、基礎点5.3の3回転フリップが
出来次第では限りなくゼロの0.3にもなり、
4回転トウループと同じ10.3にもなるってこと。
「いちかばちか」な採点システムだなぁ。

でもこれはゆづにとっては
さらに点数を伸ばせる可能性が増えるということ。
単純計算でいけば、エレメントが13あるから
同じ演技でも最大26点アップが可能。
これはつまり350点も視野に入ることになるかも。
取らぬタヌキの皮算用で、興奮してしまう。

それはさておき、楽しみなのは日本選手権。
宇野昌麿くんも、今後に期待が持てる。
17歳の時のゆづより、はるかに安定してて
ジャンプもうまいし、体力もある。
フラフラになりながらも渾身の演技で
魂をわしづかみにするタイプのゆづとは
ひと味違う、男性的な力強さが持ち味。
でもユーロスポーツだかが言っていたように
「彼はfuture(未来のスター)。
今を制しているのは、羽生結弦。」
そんな演技をまたまた期待しています。
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どこまで行く?

2015年12月13日 22時43分00秒 | フィギュアスケート
ゆづが、ゆづの演技が凄すぎて
もう言葉が出ない。
まさかあの奇跡のようなNHK杯を
わずか2週間で超えてくるなんて。



パトリック・チャンだって、昌麿くんだって
限りなくベストの演技をしたし、
ハビだって、多少のミスはあったけど
すばらしい演技だったし、
実際すばらしい点数だったのに、
それらすべてを突き放すような
別次元というか異空間のスコア。

演技に入った時から
「憑き物」が憑いているというか
「降臨」しているというか
「憑依」されているようだった。
世界最高点が出てしばらくして
嬉しさがこみあげたのか、ほっとしたのか、
手で顔を覆って泣き出した時に
やっといつものゆづに戻ったみたい。

去年の受難に次ぐ受難は
ゆづにとっての禊だったのかも。
本当に、苦しい苦しい1年は
この素晴らしいゆづになるための
産みの苦しみだったのかも。

とにかく今夜は何を書いていいのか
何て言ったらいいのか分からない。
ただ、おめでとう、ありがとう!

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旧甲子園ホテルの秋

2015年12月06日 21時09分00秒 | 花・自然
先日、武庫川女子大のキャンパスにある、
旧甲子園ホテルのライトアップに行きました。
戦前の阪神モダニズム建築の中でも有名で、
「西の帝国ホテル」とまで言われた歴史ある建物。
もっくんが昭和天皇を演じた映画、
「日本の一番長い日」のロケ地にもなった場所。
家からは自転車で、わずか10分ほどの距離。



行ってみると、ライトアップもさることながら
思いがけず、きれいな紅葉にめぐり会えて。
庭園の池越しにライトアップされた建物が
なんとも瀟洒なたたずまいでした。
設計はフランク・ロイド・ライトの弟子の
遠藤新によるものなのだとか。



そして鏡のような池に映る紅葉もきれい。
かつて高円宮両殿下や、島崎藤村、
外国の王室や、国家元首が宿泊し、
大晦日には仮面舞踏会が開かれたことも。
そんなことに思いを馳せながら、
ライトアップされた美しい庭園を
楽しんできた夜でした。
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