17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
仕事納めに、フランス語納め、
昨夜はちょっと残念な「ゆづ」納めなど
これからしばらくは○○納め続き。
今年も残すところあと4日となり、
「良いお年を」と言葉を交わす日々。
昨日はたまたま大阪の街で
見知らぬ方に駅までの道を聞かれ
私も行くところだったのでご一緒し、
大阪駅で別れる際にも、お礼とともに。
「どこかでまたお目にかかれますよう。
どうぞ良いお年をお迎えください。」
若い頃には、こういう言葉は
儀礼的で空虚な言葉と思っていたけど
今では、言霊のちからを感じられる。
言ってもらえて、とても嬉しかったし、
自分も言って、幸せな気分になれたから。
それがたった5-10分ほどの短い時間
言葉を交わしただけの人であっても。
(雪うさぎのケーキ)
年賀状もそうだけど
人の幸せを祈ることば、
人に感謝を伝えることば、
人の幸福を喜ぶことばには、
きっと特別な力があるにちがいない。
音楽がバイブレーションであるように
言葉も空気を震わせ、響きとなって伝わる。
美しい言霊は美しいエネルギーを生み、
幸せな言霊は幸せなエネルギーを生むのかも。
来年はもっと、美しく幸せな言霊で
美しく幸せなエネルギーを溢れさせる人になろう。
人を判断せず、批判せず、愚痴を言わず、
ネガティブエネルギーを出さないように。
このブログが発するエネルギーも
どうか美しく幸せなものとなりますように。
みなさま、今年一年ありがとうございました。
みなさまにとっても良い一年となりますよう。
大掃除にクリスマスカードの発送、
年賀状書きに、年越しのしたくと、
年の瀬はとにかくあわただしい。
それでも同時に年の瀬は
昔なつかしい友人や知人、
かつてお世話になった方々に
思いをいたす季節でもあって。
今年はとりわけ、わたしの周りでは
身内にご不幸が多かったようで
喪中葉書が、例年になく多い。
いつも出す宛先の2割近くが喪中。
また、友人が命にかかわる病で
闘病中であることを知らされたり。
日頃、自分と自分と親しい人のことだけで
いっぱいいっぱいになっていたから
届く喪中葉書や、出す予定の賀状に向かい、
日頃ご無沙汰している人々のことを思う、
この時間は、せめて大切にしたい。
そんなこととは知らずにいて、ごめんなさい。
大変な時にそばにいないで、ごめんなさい。
連絡も取らずにいて、ごめんなさい。
きっと、わたしには必要な贖罪の時間。
一人一人の幸せをそっと祈りながら。
今年はこれまで12月と思えないほど
暖かな陽気が続いていたけれど
昨日からこのあたりも師走らしい冷え込み。
仕事でも年末の締めに追われ、
押し寄せる年の瀬を感じる時期。
フィギュアスケートでも大きなニュース。
NHK杯とGPファイナルでのゆづの演技を受けて
国際スケート連盟が採点システムを見直すのだとか。
あの300点超えが一発限りの奇跡ではなくて
新時代の幕開けだと認めざるを得なくなった今
現行のシステムのままでは、
彼がこの先どれだけ演技をレベルアップしていっても
満点が出た時点で点数は頭打ちになってしまうから。
「採点システムがこっぱみじん」という言葉は
誇張でもなんでもなかったみたい。
(クリスマスには日本選手権開幕)
まだ協議中で未定らしいけれど
有力な選択肢として挙がっているのは
現行の-3から+3までの7段階のGOEを
-5から+5に拡大するという案なのだとか。
これだと、基礎点5.3の3回転フリップが
出来次第では限りなくゼロの0.3にもなり、
4回転トウループと同じ10.3にもなるってこと。
「いちかばちか」な採点システムだなぁ。
でもこれはゆづにとっては
さらに点数を伸ばせる可能性が増えるということ。
単純計算でいけば、エレメントが13あるから
同じ演技でも最大26点アップが可能。
これはつまり350点も視野に入ることになるかも。
取らぬタヌキの皮算用で、興奮してしまう。
それはさておき、楽しみなのは日本選手権。
宇野昌麿くんも、今後に期待が持てる。
17歳の時のゆづより、はるかに安定してて
ジャンプもうまいし、体力もある。
フラフラになりながらも渾身の演技で
魂をわしづかみにするタイプのゆづとは
ひと味違う、男性的な力強さが持ち味。
でもユーロスポーツだかが言っていたように
「彼はfuture(未来のスター)。
今を制しているのは、羽生結弦。」
そんな演技をまたまた期待しています。
ゆづが、ゆづの演技が凄すぎて
もう言葉が出ない。
まさかあの奇跡のようなNHK杯を
わずか2週間で超えてくるなんて。
パトリック・チャンだって、昌麿くんだって
限りなくベストの演技をしたし、
ハビだって、多少のミスはあったけど
すばらしい演技だったし、
実際すばらしい点数だったのに、
それらすべてを突き放すような
別次元というか異空間のスコア。
演技に入った時から
「憑き物」が憑いているというか
「降臨」しているというか
「憑依」されているようだった。
世界最高点が出てしばらくして
嬉しさがこみあげたのか、ほっとしたのか、
手で顔を覆って泣き出した時に
やっといつものゆづに戻ったみたい。
去年の受難に次ぐ受難は
ゆづにとっての禊だったのかも。
本当に、苦しい苦しい1年は
この素晴らしいゆづになるための
産みの苦しみだったのかも。
とにかく今夜は何を書いていいのか
何て言ったらいいのか分からない。
ただ、おめでとう、ありがとう!
先日、武庫川女子大のキャンパスにある、
旧甲子園ホテルのライトアップに行きました。
戦前の阪神モダニズム建築の中でも有名で、
「西の帝国ホテル」とまで言われた歴史ある建物。
もっくんが昭和天皇を演じた映画、
「日本の一番長い日」のロケ地にもなった場所。
家からは自転車で、わずか10分ほどの距離。
行ってみると、ライトアップもさることながら
思いがけず、きれいな紅葉にめぐり会えて。
庭園の池越しにライトアップされた建物が
なんとも瀟洒なたたずまいでした。
設計はフランク・ロイド・ライトの弟子の
遠藤新によるものなのだとか。
そして鏡のような池に映る紅葉もきれい。
かつて高円宮両殿下や、島崎藤村、
外国の王室や、国家元首が宿泊し、
大晦日には仮面舞踏会が開かれたことも。
そんなことに思いを馳せながら、
ライトアップされた美しい庭園を
楽しんできた夜でした。