ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ぽかぽか陽気に誘われて

2010年04月29日 20時37分00秒 | ねこ
世間はゴールデンウィークが始まったみたいだけれど
わたしの職場は今日も通常通り、お仕事。
それでも、まさにしたたるような新緑の道を
ひとり占めしながら歩くのは、気持ちのいいもの。
こんな季節には、あちこちに楽しい発見がいっぱいで。



昨日仕事帰りに摂津本山に寄ったら
小川の石垣の上にも隙間にも、咲き乱れる花、花、花。



そしてその小川とつながっている水路の入り口には
なんと、大きなイノシシがゆったりとお散歩。
このあたりは山も近くて、珍しい光景ではないけれど
山に彼らの居場所が、減りつつあるのかなあ。



そしてそのすぐ先の民家の物置の上には、
のんびりとくつろぐ、猫ちゃん2匹を発見。



なかなか凛々しい白黒のハンサムさんと
くつろぎきった、キジトラののんびりさん。



やっとこの時期らしいうららかな陽気が戻り、
みんな、思い思いの春を楽しんでいるみたい。
わたしも、日々表情を変えるこの美しい季節を
両腕いっぱいに抱き締めながら過ごしていこう。

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春の庭とあっちむいてホイ

2010年04月25日 14時30分00秒 | 家族
昨日は電車に揺られて実家へ行ってきました。
新緑の山のかしこに、山桜がほんのりと桃色を灯し、
土手沿いの菜の花は、暖かな黄色を揺らして。

いつものように父の入院している病院に行くと、
父はますます色白になって、顔は薄桃色。
地面を踏むことをやめた足は、ほっそりと痩せ、
手も足も、ますます幼子のように柔らかになって。

このところ、わたしはなぜだかよく父の夢を見る。
目の前の父は、めっきり口数も減り、
少しずつ少しずつ離れて行ってしまう感じがするのに
夢の中では、父はますます身近で威勢がいい。
つい先日も、父との「あっちむいてホイ」の熱戦の最中を
目覚まし時計にたたき起こされ、中断したばかり。

(父の病院の玄関には、チューリップが満開)

その威勢の良かった父に替わって、
裏庭の土おこしをし、野菜の苗をいくつか植えました。
農家の末娘なのに農作業が苦手な母は、
畑仕事をしていると、通りすがりの人が見かねて、
やってやろうかと言われてしまうほどらしいけれど、
その母が見かねるくらい、わたしもへっぴり腰らしい。
口に出すのも疎まれる、例のミOズが出てくるたび、
ぎゃーぎゃー叫んで、逃げ回ってばかりで。

でも次行く頃には、一回り大きくなっているといいな。
それまで、父とはまた夢の中で
「あっちむいてホイ」の続きでもしよう。

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謎なフランス語

2010年04月22日 21時26分00秒 | フランス語
Google翻訳は、仏英や英仏はいいけれど
仏和や和仏は使えないどころか、笑えることが多くて。

le passage du tarif de la consultation 
des médecins généralistes
というのを、確認のために翻訳させてみたら
「GPS用相談料の通路」・・・???
一般医の診療報酬に関する議決の話の筈なのに
こうなるともういったい、何の話なんだか・・・

(この時期の柔らかな色の新緑は、本当に大好き)

訳がわからないといえば、先日の授業も負けてないかも。
フランス北西部を襲った暴風雨で防波堤が決壊し、
多数の被害が出た記事についての設問だったのだけれど、
「日本にも防波堤はあるか」とかはともかく
最後の質問はどういうわけか、「防波堤は好きか?」
(Aimez-vous les digues?)
思わず「・・・は?」と、聞き返してしまったら
先生は、分からんか?とでも言うように、ゆっくりと、
「だからぁ、防波堤ね、防波堤は好き、か?」

・・・フランス人の考えることは、時々わけが分からない。


コメント (4)
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母からの手紙

2010年04月19日 16時32分00秒 | 家族
先日、母と電話で話していた時に、ふとある日耳にして
「娘たちにもきいてもらいたい」と思った歌があるのだとか。
樋口了一さんという歌手が歌う、
「手紙~親愛なる子供たちへ~」という歌。

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ネットで探して聞いてみたら、思わず涙があふれてきた。
これは、母がわたしたち娘に伝えたい想いなのだろうな。

「介護とは、親が命がけでする最後の子育てである」
これもつい先日、ふと目にした言葉だけれど、
この歌と同じくらい、深く心にしみてきて。
そうか、そうだったんだ。そういうことだったんだ。

父が今、命がけで最後の子育てをしてくれているならば
わたしも、精一杯向かい合ってちゃんと成長しなければ。
母がこの歌に託した想いも、心にきちんと受け止めて。

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春を悼む

2010年04月17日 22時06分00秒 | 花・自然
今朝リビングのカーテンを開けたら
その一瞬、雪と見間違うくらいに
窓の外一面に、桜の花びらが風に舞っていて
うわぁ、と声が出るくらいに美しかった桜色の風。

(散り敷いた桜に埋もれるように咲く、たんぽぽ)

わたしの実家から駅に続く道にも
かつては見事な桜が並んでいたなあ。
枯れたのか切られたのか、今は一本も残っていないけれど。

そして私が住んでいるマンションの斜め北側にも
かつては某銀行寮として使われていた
モダニズム建築のレトロな洋館があって
わたしがここに越してきた頃には立派な桜があったのに
マンションに建て替えらると同時に、姿を消してしまって。

今は無き、思い出の桜をしのびつつ、
行く春を悼む、花冷えの午後でした。

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