ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

発音矯正月間

2012年05月30日 21時43分00秒 | フランス語
C1合格以来長らく続いた腑抜け状態も
ようやく抜け始め、そろそろ次の目標へ。
一緒に合格した方も一人はハイチへ旅立ち、
もう一人もこの夏、フランスに行くのだとか。
もう60を過ぎてらっしゃるのに、
リヨンで2ヶ月のサマースクールなんて素敵。

さてわたしは、ということで
今はまず、発音矯正に取り組み中。
フランス語の分かる誰と話しても
英語訛りを指摘されてしまっていたから
実はその都度、ちょっぴり凹んでいた。
凹んでいるくらいならなんとかしようと、
これから1ヶ月は発音強化月間。



幸いフランス生まれのフランス育ちで
仏語教えるのが大好きという日本人の方に
先生をしてもらって特訓を開始したところ。
細かい質問は日本語で聞くことも出来るし、
効果的な勉強法のアドバイスももらえて、
おかげで俄然やる気が出てきたかも。

やれどもやれども先は遠くなるばかり。
道はまだまだ長く、果てしないけれど
フランスのサマースクールに行く日を
楽しみにしながら、まずは早口言葉から。
Fruits frais, fruits frits, fruits cuits, fruits crus.
(新鮮な果物 揚げた果物 煮えた果物 生の果物)
喉の奥で暴走族がエンジンふかしてるみたい・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悲しい瓦礫

2012年05月26日 18時58分00秒 | 社会

わたしには子供がいるわけでもないし、
農業に携わっているわけでもないから
物を言うべきではないかもしれないけれど
瓦礫受入れに反対する住民の座り込み等の
ニュースを見ると、悲しい気持ちになる。

今「瓦礫」と呼ばれているものは
かつて誰かの大切な家や思い出だったもの。
粉々になったそれらの残骸を見ながら
明日を思い描くのは簡単なことじゃないはず。
瓦礫の処理は心の復興にも必要なこと。
家も生活も失った上に、出た瓦礫の拒否にあう
被災地の人はどんな気持ちだろうか、と。



福島原発周辺の瓦礫というならともかく
福島の瓦礫は、広域処理の対象外。
放射能や風評被害の心配は分かるけれど
過剰反応は、逆に国内外での風評被害を
助長することにはならないかしら。

先月、兵庫県の西宮の市長は、
阪神大震災の時に出た瓦礫の2割弱の処理を
他の市町村にやってもらった恩返しに
瓦礫受け入れを前向きに検討すると表明。
あくまで一市民の感想にすぎないけれど、
わたしはそれを誇りに思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間違いなく素敵な夏

2012年05月24日 22時37分00秒 | 音楽・アート
この夏も楽しいことが目白押し。
中でも楽しみにしているのが7月の
毎年恒例、佐渡裕の夏のオペラ、
今年はプッチーニの「トスカ」
「古都ローマを舞台に繰り広げられる、
愛憎渦巻く緊迫のドラマティックオペラ」
と聞くだけで、なんだかワクワク。
ああ、夏が来るのが待ち遠しいなあ。


それから同じく7月末には初めてのアイスショー、
「THE ICE 真夏の氷上祭典2012」にも。
羽生結弦君、真央ちゃんをはじめ、
佳菜子ちゃんも小塚君も出るとあっては
もうこれは行かずにはおられなくて。
今も重症のゆづ熱にやられている私としては
ロミオとジュリエットのプログラムが
もう一回観られるかもと思うだけでドキドキ。
ああ、早く夏にならないかしら。

(これは去年のオープニング)

これだけ楽しみが待っているのだから
その前にいろいろなこと頑張らなくちゃ。
仕事でも大忙しになることが決定済だけど、
この夏は間違いなく素敵な夏になりそう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・続・幸福の感度

2012年05月20日 18時59分00秒 | 出会い
今回のタイ出張で出会ったのは
これまでにないくらい、いろいろな国の人々。
欧米だけでなく、アフリカや中・南米、
アジアも、中央アジアや、中近東の国々。

ふと気がつくと、紛争や貧困があって
厳しい状況にある国の人たちほど
いつもにこにこ笑顔で陽気だったかも。
それぞれのお国の大変な状況を話す時には
一瞬影がさすものの、またすぐに温かな笑顔。
ディナークルーズでも音楽がかかれば
心から楽しそうに歌い、踊っていた。
彼らの中にいると、先進国組が
何だか仏頂面に見えてしまうくらい。



あれはお国柄、国民性なのかしら。
それとも日常に不条理や困難が多いから
僅かなことでも精一杯楽しもうとするのかしら。
彼らの「幸福の感度」はとても高くて
人生を楽しむ達人のように思えてしまって。
平和も経済的豊かさも享受しながら
幸福度の低い国に暮らす者の一人として
じんわり感動してしまう笑顔でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絶好の映画タイム

2012年05月17日 21時39分00秒 | 趣味
16日から、カンヌ映画祭が開幕したので
わたしも飛行機で観た映画の話を少し。
まずは本年度アカデミー賞作品賞を授賞した
白黒のサイレント映画、「アーティスト」。

効果音や音楽でのごまかしが横行する中、
丁寧に作られた、新鮮で小粋な映画という印象。
ストーリー自体はありふれたものなのだけれど
音や言葉に頼らない表現の細やかさが、
なんとも味わい深い作品に仕上がっていて。

(タイを象徴する色-仏様へのお供えのお花)

もう一つはその対極にある映画、
ハリウッド版「ドラゴンタトゥーの女」。
彼女が天才的なハッキングの才能を駆使して
秘密を解き明かしていくあたりは痛快なんだけど
暴かれた過去の連続殺人事件の秘密の重さと、
主人公のリスベットの抱えるものの重さが
なんとも痛々しくて、やるせなくて。
でも彼女の救いが見たくて全3作観てしまいそう。

最後に、メリル・ストリープ主演の
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」。
これはメリル・ストリープの圧巻の演技に加え、
サッチャーという1人の女性の生き方を
まっすぐに描いた、文句なしに秀逸な作品。
特に「鉄の女」後の、晩年の人生の描き方には
人生や老いという普遍的なテーマも感じられて。

普段なかなか映画を観る時間がないけれど
仕事からも解放された出張帰りの飛行機の中は
わたしにとっては絶好の映画タイムでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする