17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
暖かかったこの週末は
近所の公園をお散歩しました。
ここは大きな木がいっぱいあって
ヨーロッパの森のような風情。
きっとロシアの侵攻前にはウクライナにも
こんな美しい公園が街のあちこちにあって、
人々が穏やかな暮らしを営んでいたんだろうな。
犬を散歩させたり、ベンチで本を読んだり、
子どもたちを遊ばせたり。
突如としてここにミサイルが飛んで来たら、
そんなことを想像していたら、
胸がぎゅーっと苦しくなってしまった。
やっぱり、どんな大義があろうと
戦争や暴力行為は、絶対に絶対に嫌。
大切な人たちと穏やかに暮らせる、
ただそれだけで幸せだったろうな。
ただそれだけを望んでいるだろうな。
本当なら新緑と花に包まれていたはずの
ウクライナの街には、瓦礫。
一日も早く平和が戻りますように。
このところ初夏のような陽気。
桜は満開を過ぎたけれど
風が吹くたびに花びらが舞い散り、
なんて美しいんだろうと
飽きることなく見てしまう。
<最後のお花見はよみうりCC>
週末は久しぶりに帰省し、
一人暮らしの母に会ってきました。
母はまた少し小さくなって
足元もますますおぼつかない。
だからこそ、なおのこと、
一緒にごはんを食べ、お茶をのみ、
ただ、うん、うんと母の話を聞く時間が
かけがえのないものになってゆく。
自転車をこいで、汗だくになって、
町はずれのお墓掃除&お参りにも行き、
ご先祖様にもご挨拶すると同時に
いろいろお願いしてきました。
今はとにかく出来ることをして、
その時々を大切にすること。
そう自分に言い聞かせて、
実家を後にしたのでした。
このあたりでは桜はどこも満開となり、
この週末は、まさに春たけなわ。
風が吹くたびに花びらが舞い散って
ため息が出るような美しさでした。
桜は何度見ても感動してしまう。
こんなに日本人が桜を愛するのも
きっと冬があるからだろうな。
数ヶ月続く、寒く暗い季節を耐え、
やっと訪れる春だからこその喜び。
命の芽吹きを祝うように咲く桜が
命の賛歌そのもののように感じられて。
もう数日で散ってしまうだろうけれど
散り透いてしまうその時まで
しっかり目と心に焼き付けておこう。
この切ないくらい美しい季節を
再び迎えられた幸せを感じながら。