ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ありえないシーズン終幕

2015年04月19日 23時49分00秒 | フィギュアスケート
東京での世界国別対抗戦が終わり、
日本は残念ながら3位だったけど
ゆづの見事な演技が見られたのは
何だかんだ言っても、やっぱり幸せ。

華麗で壮大な冒頭の4回転サルコーは
GPファイナルを上回るGOEをたたき出し、
次のトゥループが3回転になったけれど、
冷静に後半の3A+3Tをダブルにして
最後の3Lzのキックアウトを回避し、
結果的に7.4ポイントをしっかりゲット。

4Tの失敗で6.2もの基礎点を失い、
3A+2Tにしたことで更に3.13を失っても
その他のジャンプで高いGOEを稼いだ上、
演技構成点はすべて9点台を確保して、
結果的にGPファイナルとわずか1.77点差。
ゆづの体調が悪いことも忘れて
言葉もなく、感動してしまった。



彼の素晴らしさは負けないことではなく、
負けを負けのままで終わらないところ。
世界選手権でハビに負けたことで
ゆづはさらに強くなった気がする。
今シーズンの最後の最後に、
こんな素晴らしい演技を見られた幸福。

ありえないようなシーズンを乗り越え、
ゆづはこの先、どこまで行くのだろう。
寂しいような、怖いような、楽しみなような。
どれだけ、ハラハラどきどきさせられても
最後の最後まで見守ってゆかなければ。

生まれてきて良かったと思えるくらいの喜びに
人生でそう幾つも出会えるものではないけれど
私にとってゆづの演技は間違いなくその1つ。
そんな幸運に感謝して、今シーズンを終えよう。
神さま、ゆづ、本当にありがとうございました。
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