ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

街角の祈り

2018年04月21日 22時14分00秒 | 花・自然
初夏を思わせる陽気が続いて
うぐいすの音が響く中を
せわしなく飛び交うツバメ。
家々の軒先では色とりどりの花が
競うように一斉に咲き誇り
街角にもあふれるいのちの輝き。
本当に美しい季節だなあ。



つい先日まで、ひな飾りだったのに
街を歩くと、あちこちの軒先には
いつの間にか、もう鯉のぼり。
「あのお宅には男の子がいるんだな」
そう思いながら眺めていたら
ふいに心に湧き上がった思い。
「世界は美しい祈りで溢れてる」



お正月の門松にせよ雛人形にせよ、
端午の節句の鯉のぼりにせよ、
どれもみな、家族の無病息災や
子供の成長を願う祈りのかたち。
かなり商業化されたとはいえ
そうしたささやかな人間の営みが
とても愛おしいもののように思えて。

だとすれば花々や鳥のさえずりは
そんな人々の祈りに対する
大自然からの祝福かもしれないな。
この世界はやっぱり美しいな。
そんなことを思いながら歩く
うららかな春の散歩道でした。
コメント
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