ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

悼む

2016年09月15日 22時22分00秒 | 友人・仲間
伯母に続いて、知人までもが他界。
伯母は90歳を越えた大往生だったけど
知人は20歳も年下の女性で
しかも第一子の出産がきっかけ。
赤ちゃんが無事に誕生したのがせめても。

経過は順調で、出産真近と聞いていたのに
飛び込んできたのは、思いもかけない訃報。
どうすることもできず、言葉もなく、
仕事中にもふとした拍子に涙がこぼれたり、
以来、なんだかすっかり情緒不安定。



つきあって11年になるおしどり夫婦で、
妊娠初期に中東赴任が決まった彼女を支えるため
だんなさまは、仕事を辞めて同行したほど。
だんなさまの心情を思うと、胸がさらに痛む。

ああ、「悼む」とは「痛む」ことなんだ。
彼女のことを思うとき、こんなに心が痛む。
彼女と一緒に仕事をしたのは2-3ヶ月程だったけど
私のどこかに彼女の存在が確かに刻まれていて
そこがキリキリと締めつけられるように痛む。

「魂の永遠」を信じているわたしでも
「肉体の死」がこんなにもつらいなんて。
本当の「死」の意味を分かっていなかったと
今さらながらに思い知りながら、
ただただ、彼女の冥福を祈るしかなく。
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