ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ミクロの攻防戦

2012年09月06日 21時40分00秒 | 健康・癒し
新聞記事で知ったことなのだけれど
健康な人でも一日平均5000個くらいの
がん細胞が生まれているのだとか。
それでも健康なら、免疫力のおかげで
5000個のガン細胞は全滅するのだけれど
免疫力が弱ると生き残るものが出るらしい。

ガン細胞は、例外的に突然変異として
生まれるものだと思っていただけに
日常的に生まれていたとは、驚きで。
そしてそんな危ういバランスの上に
わたしたちの健康が保たれていたとは。



そして更に先日、がんの専門医が
テレビでこんなことを言っていた。
ガンの末期で、どれだけ医者が諦めても
患者自身ですら、諦めてしまっても、
細胞の中にあるマクロファージだけは
何があっても決して諦めることなく
死の瞬間まで戦い続けている、と。

なんだか、感動してしまった。
体という神秘のシステムの中に
そんな奇跡が繰り広げられていたとは。
日々ガン細胞との攻防戦を続ける免疫力や
生きることを諦めないマクロファージ。
彼らを強化するような生活をすることで
彼らの存在に感謝しなければ、と
何だかそんなことを思ったのでした。
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Bon voyage !

2012年09月03日 21時48分00秒 | フランス語
1ヶ月ぶりにフランス語のクラスが再開。
楽しみにして行ったら、驚きのニュースが
2つも立て続けに待っていました。

1つは先生が博士論文に集中するため
あと4週を残した今期いっぱいで
しばらく無期休業されるとのお知らせ。
とても教え上手で熱心で、知識豊富な先生で
この先生でなければC1合格出来なかったから
ずっとついて行こうと思っていたのに。

もう残念を通り越して、大ショック。
わいわい大騒ぎしながらランチに行き、
授業に欠席したクラスメイトと合流したら
彼女の口からは更なる驚きのニュースが。



今まで働いていた会社を先週で辞めて
今週半ばには、在外公館の職員派遣で
ハイチに3年間、行くことにしたって。
いやあ、あまりにびっくりしすぎて、
先生の無期休業のニュースがブッ飛んじゃった。
若さの持つ突破力はすごいなあ。

彼女は一緒にC1合格した4人組の一人。
もう一人の男性はハイチの仕事を終え、
先日転職して、今はスーダンで勤務。
もう一人は今リヨンに行っているから
C1合格仲間で日本に残るのは、あら私だけ?
しばらくはバラバラになるC1合格仲間が
いつか集まる日を楽しみに、Bon voyage !
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諦めることなく

2012年09月01日 03時51分00秒 | 生活
今日は9月1日、防災の日。
先日地震体験車が来ていたので
阪神大震災の時の揺れと
東日本大震災の時の揺れの
ダイジェスト版を体験しました。
その恐ろしかったことと言ったら。

地震が来たら机の下にもぐれと言うけれど
とてもそんな余裕はなかった。
立ち上がれもせず、動けもせず、
固定されたテーブルにしがみついて
飛ばされずにいるのが精一杯。
実際にはテーブルも一緒に動くから
家具ごと左右に振り回されるのだろう。

(津波の瓦礫の中から見つかったクマのぬいぐるみ)

こんな大きな自然の力の前では
人間はなんと無力なことか。
これでは家庭で出来る程度の
生半可な防災対策では歯が立たない。
先日発表された南海トラフ巨大地震の
死者最悪32万人という数字を前に
無力感にとらわれそうになりつつも。

自然の力に立ち向かうことは無理でも
生きる可能性を1%でも2%でも
上げる努力をすることは出来るはず。
諦めることはいつでも出来るから
最後まで決して諦めずにいよう。
それが2つの震災で犠牲になった人々、
生きたくても生きられなかった人々への
供養というか、礼儀のような気がして。
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