ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

まだちょっと・・・京都の紅葉ニュース。今年は、少し遅れているよう・・・。

2011-11-15 | 京都
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11月も半ばになり、そろそろ紅葉見物に訪れる観光客も目立つようになった京都。
ミモロの家の近所の桜の木も、すっかり赤くなって、気が付くと枝の葉もまばらに…。

「そろそろ紅葉を見に行かないと、終わっちゃうんじゃないの?」と、心配になるミモロです。
そこで今日は、近所の紅葉をチェックに出掛けることに。


京都の中ほどに位置する岡崎エリア、「京都市美術館」の脇を流れる疎水沿いの桜並木は、もうすっかり赤くなっていました。桜の紅葉は、今が見ごろ。

いつものお散歩コースのひとつ、ミモロがお気に入りの美術館の裏庭の小路は、すっかり秋の彩りに。

「なんかロマンチックな雰囲気…ヨーロッパの小路みたい…」


落ち葉の上を歩くと、サクサクと音が。ミモロは、わざわざ落ち葉が溜まった場所を歩いては、秋ならではの音を楽しみます。

「ほら、素敵な帽子…」と、キレイに紅葉した葉っぱを頭に飾って、嬉しそう。


町をトコトコ歩くと、至る所に色づいた木が。

「やっぱり、秋はいいねー。お散歩しててもウキウキしちゃう」

今日は、いつものお散歩コースから、ちょっと足を伸ばして、紅葉の名所のひとつ、「真如堂」へ。
すでに大型観光バスが、ぞくぞく到着していて、門のそばには、車の整理をする係の人も待機しています。
「あのー、もう紅葉は見られますか?」と係の人に尋ねるミモロ。

「今年は、遅いみたいですよ。去年は、今ごろ、もう楓が紅葉してたんですが、今年は、まだ先の方だけ…。全体が紅葉するには、まだ1週間以上は、かかるんと違うかなぁー」と。

その言葉どおり、境内の楓は、まだ赤さも薄く、緑の葉の方が目立つ状態。
「でも、これはこれでキレイだよー」とミモロ。そうね。これも素敵な風情…。
日々変わる景色に、秋が日増しに近づいている感じがします。

紅葉の名所として有名な「真如堂」は、約1000年前、比叡山の改算上人が、阿弥陀如来をこの地に移し安置したのが、はじまり。特に女性を守ってくださる阿弥陀如来として、多くの女性たちの信仰を集めてきました。また、境内には、桜、つつじ、藤をはじめ、四季を彩る花々が、1年を通じ見られ、散策には、おすすめの場所。紅葉の時期は、特に楓の美しさが際立ち、訪れる人の心を癒します。

本堂の前に行ったミモロ。なにやら長い綱が、本堂から続いています。
「これ、なんだろ?」と、興味津々で引っ張ってみることに。 

これは、「縁の綱」。本尊の阿弥陀如来の右手に結ばれている綱で、ご本尊と直接、縁を結び、亡き人の回向や自分の心の平安などを念じるもの。
「どうぞ、みんなが心安らかに過ごせますように…ヨイショ」。そうつぶやきながら、いっそう気持ちを込めて、綱を引くミモロです。


本堂に参拝し、ほっとしながら、お庭を眺めると、幾分色づいた楓の枝が。
「もう少したったら、また来よう…」。
京都の本格的な紅葉の季節は、もう少しおあずけです。

*「真如堂」の詳しい情報は、ホームページからご覧ください。

全体に楓の紅葉は、まだで、おそらく11月下旬になりそう。朝晩は、結構冷え込みますが、日中は、汗ばむほどの暑さ。木の種類によっては、すでに落葉したものの。紅葉の盛りでなくても、ミモロがいうように、「これはこれでキレイ」。ぜひ、京都に、日本の秋を楽しみにおいでください。


コメント
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