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山口の旅も、いよいよ終わりに近づきました。ミモロが、行った時、実は、台風が接近していて、天候は不安定な状態。
ミモロも朝、目覚めると、天気がとても気ががりに。
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ホテルの前の海は、大荒れ。大きな波が海岸に打ち寄せています。
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空はどんより、今にも雨が降りそうです。
迎えに来てくれたお友達。
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「まだ雨は、なんとかもちそう。せっかくだから、行ってみましょう」と向かったのは、笠山椿群生林です。
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萩城の北東方向に位置し、萩港に付きだした島のような笠山は、藩時代、樹木の伐採や狩猟が禁止されたいわば聖域。そのため、全山が原生林に覆われていたそう。明治に入り、雑木の伐採も許され、さらに昭和45年ごろから、自生していた椿の積極的な保護に力を注ぎ、現在は、10ヘクタールの場所に、約60種、およそ2万5000本ほどの藪椿(ヤブツバキ)が自生する椿の名所になっています。ちなみに萩の町の花も椿です。
展望台からは、眼下に椿の群生林が広がり、さらに日本海に浮かぶ島々を眺めることができます。
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「冬のお天気の日に来たら、さぞや素晴らしい景色だろうね。キャーすごい風・・・」台風が接近する風に、吹き飛ばされそうなミモロです。
椿の開花は、12月から3月下旬。これからがシーズンです。ぜひ行ってみてはいかがでしょう。開花期間中は、椿の見どころ案内人というガイドさん(要予約、有料)がいて群生林内を解説しながら案内してくれます。
さて、椿が茂る笠山は、実は、8800年前にできた火山で、標高112mの東洋一小さな活火山といわれるところ。でも活動はほとんどしてない火山なので、近くまで散策が楽しめます。
「え?ここが噴火口なの?」お友達に案内された場所には、なにやら奥の方の地面に穴が。
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周囲の土も赤く、ザラザラして他とは違う感じです。
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「いくら活動していないとはいえ、ちょっとドキドキしちゃうね・・」
「あ、雨が降ってきた・・・しばらく雨宿りしよう・・・」と入ったのは、車でほど近い「萩ガラス工房」。
お店の中には、美しいガラスの器などがいろいろ。「ここは、おみやげを探すのにいいかも・・・」
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一角には、ガラス作りが体験できるコーナーも。「あ、これキレイ!」と、ガラスの指輪を見つけ、指ではなく、腕に。
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やがて雨も上がり、旅の締めくくりにと、訪れたのは「松陰神社」と「松下村塾」です。
「やっぱり初めて萩に来たなら、ここは見逃せないでしょう…」とミモロ。
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この神社は、明治23年(1890)に吉田松陰の実家、杉家旧宅に、彼の御霊をお祀りする土蔵造りのほこらが建立したのがはじまり。ご祭神は、もちろん松陰先生です。
さて、同じ敷地内にあるのが、有名な「松下村塾」。
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ここの部屋では、講義が行われました。現在は、床の間には、松陰の姿を描いた掛け軸。その脇には、像が飾られています。
「松下村塾」は、実は、吉田松陰が始めたものではなく、彼の叔父である玉木文の之進が、自宅に開いた私塾で、のちに松陰が、実家の杉家の納屋を改造して、2年ほど主宰しました。彼の教えを受けた門下生には、高杉晋作をはじめ、伊藤博文、山県有朋など、そうそうたる人物が名を連ねます。身分の区別なく学問を志す若者を指導し、農家出身の伊藤博文も、そんなひとりでした。
敷地内には、大きな石碑が。
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「親思うこころにまさる親ごころ けふの音ずれ何ときくらん」。
安政6年、安政の大獄で、江戸へと送られた吉田松陰が、家族に宛てた遺言の中に書いた和歌です。
親思いの松陰が、自分の身にこれから起こることを、親はどんなに悲しむことだろうと、自分を思う大きな親の愛を思い、深い感謝を奉げている歌。
「やさしい人だね。なんか胸に迫ってくる歌ー」とミモロもしみじみ。
ちなみに、江戸で処刑された吉田松陰。その墓は、東京の世田谷、松陰神社にあります。享年30歳。
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「ミモロちゃん、山口の旅は楽しかった?また遊びにいらっしゃいね」と、お茶を飲みながらひと休み。
「すごーく、いろいろ体験しちゃった。山口って、見どころも多いし、いいところだね」とミモロは、旅を思い返します。
さぁ、いよいよお友達ともお別れ。東萩駅からバスに乗って、新山口駅を目指します。
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「バイバイ、またねー」と大きく手を振り、お友達とお別れ。
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「あー楽しかったー」と言いながらも、京都に向かう新幹線で、どこかしんみりしているミモロです。
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山口で過ごした時間は、またミモロの大切な思い出になりました。
*今日、登場した場所などに関する詳しい情報は、「萩市観光協会」のホームページでご覧ください。