ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

紅葉見物で味わう大津の名物「しじみ釜めし」。石山寺門前「志じみ茶屋 湖舟」でひと休み

2011-11-26 | グルメ
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滋賀県大津の「石山寺」に紅葉狩りに出かけたミモロ。
「キレイな紅葉を見て歩いたら、お腹が空いちゃった…。この辺りの名物ってなぁに?」。
石山寺があるのは、琵琶湖から流れる瀬田川の畔。
近江と呼ばれるこの地域の名物は、アユ、もろこ、鮒など琵琶湖の魚介類を使った料理です。

石山寺の門前近くには、湖からの恵みが味わえる食事処がいろいろ。

そんな店の暖簾や看板に、「しじみめし」の文字を見つけたミモロ。
「なんか美味しそう…」と、食いしん坊の鋭い勘が働きます。

実は、石山寺の付近の土地は、縄文時代の貝塚だったそう。、大昔から、しじみの産地で、人々がすでに味わっていたことに。

ミモロが入ったお店は、「志じみ茶屋 湖舟(こしゅう)」。
昭和36年の創業で、しじみめしを開発したお店です。

平成2年に現在のお店に。落ち着いた雰囲気の店内に、ミモロもゆったり。

もちろん注文したのは、名物のしじみめし。ここでは、お客様の注文を受けてから、小さな釜で炊き上げる釜飯のスタイル。15分ほどかかり、ミモロの前に炊き立てのしじみ釜めしが運ばれました。

蓋をあけると、湯気と共に、しじみのいい香りが、ミモロの鼻をくすぐります。
「わー美味しそう。しじみがいっぱいご飯の上にのってる…」おしゃもじで、御飯としじみを混ぜていただきます。



ミモロがいただいたのは、釜飯に、ゴマ豆腐や湯葉の刺身、しじみ赤だし汁のほか、近江のおばんさいとして、近江牛と赤こんにゃくのしぐれ煮、棒だらと里芋のコロッケなどがセットされた、盛りだくさんの内容の「近江富士」コース2000円。
「しじみって、体にいいんだよね」と、いいながらペロリ。

「お味は、いかがでしたか?」とお店の方。「とても美味しくいただきました。どれもいいお味でした。ごちそうさま」とミモロ。

石山寺に行ったら、ぜひ味わいたい料理です。

*「志じみ茶屋 湖舟」石山寺の門前脇。電話077-537-0127 営業時間:10:00~17:00 不定休 釜飯と近江のおばんさい5品、しじみの赤だし汁のコース1200円から。持ち帰り用の釜飯800円も(石山寺参拝の前に予約しておくのをおすすめ)。

お腹がいっぱいになったはずのミモロですが、「やはり食後のデザートも食べよう!」と、トコトコと石山寺の門前を横切り、川沿いの道を進みます。
向かったのは、釜めしを食べたお店の姉妹店「茶丈藤村(さじょうとうそん)」。
和菓子や甘味が味わえるお店です。

「秋の風情が感じられる上品な感じの和菓子だねー」。

土間や土壁など、庵のような雰囲気の店内。店の名からもわかるように、かつて島崎藤村が石山寺に逗留した坊のイメージを漂わせた造りです。

今のおすすめは、秋のお菓子。
「鹿跳(ししとび)」という名の和菓子は、大きな栗を丸ごと蒸羊羹に入れ、竹皮で包み蒸上げたもの。
ほんのりとした甘さの羊羹と、栗のお味が調和する美味しさ。


ミモロが、注文したのは、「石山の秋月」という、お月様が付いた三笠焼。
「フワフワした皮が、つぶあんとマッチして美味しいねぇ」と、これもペロリ。

「もっと食べたいから、おみやげに買って行こうよー」と。いうほどの美味しさでした。

店内の雰囲気も素敵で、お茶をいただくスペースからは、瀬田川の景色も眺められます。
石山寺の参拝で、ぜひ、ひと休みしたいおすすめのお店です。

*「茶丈藤村」電話077-533-3900 営業時間:9:00~18:00 火曜休み 和菓子は、お取り寄せも可能です。ホームページからも注文できます。

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