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今は、文化の秋のまっただ中。全国各地で、いろいろな展覧会が開催されています。
ミモロも、いろいろな展覧会を見て回っています。
「ねぇ、ミモロちゃん、滋賀県の『MIHO MUSEUM』に行ったことある?」とお友達に言われたミモロ。
「すごくりっぱな建物だっていう評判は聞いたことがあるけど、まだー。一度行ってみたなぁー」
そこで、お友達の運転で、秋のある日、美術館へと出かけることになりました。
その日は、まさにドライブ日和。京都から、車で約1時間。秋の景色を眺めながら、快適なドライブを楽しみます。久しぶりのドライブに、ミモロは、次々に現れる秋の景色に、夢中です。
ミモロが向かった、滋賀県信楽の「MIHO MUSEUM」では、9月から12月11日にかけて「神仏います近江」展という、初期の仏教文化をテーマにした企画展が、滋賀県立近代美術館(11月20日まで)、大津市歴史博物館(11月23日まで)との3館連携で行われました。
「うわー、また出遅れちゃったー」、間に合うのは、「MIHO MUSEUM」だけに。
到着した美術館の駐車場からは、ゴルフカートのような車で、展示物のある建物へと向かいます。
途中、長いトンネルを通ったり、谷にかかる橋を越えたり、なかなか楽しい感じ。美術館への期待が膨らむひとときです。「うわー気持ちいいー」秋の爽やかな風が、ミモロの体を吹き抜けます。
「あそこまで、行くんだねー」。身を乗り出すミモロは、今にも落ちそう…。
カートが到着したのは、広々としたスペース。
そこから階段を上がって建物へと進みます。「急がなきゃ…ヨイショヨイショ」
ミモロの後ろからも、次々に来館者が訪れます。
展示が行われている建物は、モダンにデザインされて「こんな山の中に…」と思うほど、別の世界がそこに。
天井や窓から、外光を十分に取り入れ、明るさにあふれたロビーに立つと、目の前には、信楽の自然が、パノラマのように広がっています。「ダイナミックな景色だねぇー」と、ミモロもしばし眺めます。
さて、建物の設計は、中国、広東州生まれで、アメリカのマサチューセッツ工科大学を卒業したIMペイ氏が担当。ワシントン・ナショナルギャラリー東館、香港の中國銀行、グラン・ルーブルなど、世界の各地のランドマーク的な建造物を設計している建築家です。「MIHO MUSEUM」は、自然との同化をコンセプトに設計されたもの。周囲の自然の景観を考慮して、建物を山の斜面に埋設させています。建築容積のなんと約80%が、地下に埋まっているんです。そのため、建物の全景を見ることはできません。
「なんかいい感じー」。温かな雰囲気のロビー周辺。ミモロもついのんびりと…。
「さぁ、展示室に行きますよー」とのお友達の声に、慌ててトコトコと後を追うミモロです。
さて、展示は、近江伝来の仏像、仏画、経典などを中心に、奈良、平安、鎌倉時代の仏教文化に触れるもの。
穏やかな微笑みを浮かべた百済寺に伝わる奈良時代の「弥勒菩薩半跏思惟像」をはじめ、心が和むさまざまな仏像に出会えます。
「いろいろな仏様がいらしたねー。なんか心が清らかになったような気がする…」と、ミモロ。
「さぁ、仏様にお目にかかったし、そろそろ下界にもどりましょう」と、お友達。来るときは、カートで通ったトンネルを歩くことに。
本当に、別の世界に行くような感覚になる長いトンネルです。「先の光が下界だねぇ」とトコトコと。
清浄な仏像が並ぶ世界から、下界に戻ったミモロ。
「急にお腹が空いたの思い出しちゃった…」と、近くの「信楽陶舗 大小屋」という信楽焼がたくさん揃ったお店の食事処へ。そこの人気メニューの「近江牛カレー」1680円を注文したミモロ。
運ばれたカレーは、想像以上にダイナミック。
「わー大きなお肉がのってるー」と、お皿からはみ出すほどの大きなお肉にビックリして目が点に。
仏様に出会っても、決して無欲になれず、食欲旺盛なミモロです。
*「MIHO MUSEUM」の詳しい情報は、ホームページから、どうぞ…。